皆さんはフィンランドを訪れた経験がありますか?大自然が魅力の国・フィンランドは、幻想的なオーロラやサンタクロース、自然と調和したサウナ発祥の地としても知られています。
観光はもちろん楽しみだけど、やっぱり旅といえばグルメも欠かせません。フィンランドの食事は、美味しい素材を活かした素朴な料理が多いのが特徴で、大自然の恵みを受けた木の実やキノコ、また魚介類を使った料理もよく見られます。
今回は、そんな魅力溢れるフィンランドの代表的な料理とスイーツを27選ご紹介いたします。
*編集部追記
2017年4月の記事に追記しました。(2017/09/05)
フィンランド料理のレシピを追加しました。(2018/01/29)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。
フィンランドの食事事情
photo by shutterstock
さて、北欧の国らしく物価がなかなか高いフィンランド。特に外食は高くつくので、フィンランド人であっても普段は外食せず、自炊する人が多いです。
マクドナルドなどのファーストフード店は比較的値段が安く、4~8ユーロほどで食べられます。また移民がオープンしているピザやケバブレストランも安価で、7ユーロほどでお腹いっぱい食べられます。予算を抑えめに旅したいという方は、民泊をして自炊したり、これらのファーストフード店などを利用して食費を浮かせましょう。
さらにフィンランドは、実はちょっと珍しいグルメの宝庫です。トナカイ肉や世界一マズイと評判(?)のサルミアッキなど、他の国ではなかなかお目にかかれない食べ物に挑戦できます。私は初めてサルミアッキを口にした時、味が衝撃すぎて食べられませんでした…。
ベストフード
私が是非おすすめしたいのは、他の国ではあまり食べられないトナカイのお肉を使ったシチューです。シチューといっても、私たちが想像するものとは違い、マッシュポテトの上にトナカイの肉の煮込みがドーンとのっています(ボリューミー!)。
しかしながらトナカイの肉は高タンパクで低カロリーなので、いっぱい食べても安心!私もはじめは慣れませんでしたが、食べているうちにどんどん好きになりました。
フィンランドの代表料理!ロヒ・ピーラッカ(鮭とごはんのパイ包み焼き)のレシピ
フィンランド料理が気になる方へ、「全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ」の本山尚義シェフが考案した「ロヒ・ピーラッカ(鮭とごはんのパイ包み焼き)」のレシピをご紹介します。
見た目のとおり、鮭ごはんのパイ包み焼き。日本人からすると驚きの組み合わせですが、バターライスの甘みが鮭にもパイにも合うんです。
ロヒ・ピーラッカ(鮭とごはんのパイ包み焼き)の材料(2人分)
ごはん(茶碗1杯分)、バター(20g)、サーモン(塩鮭・2切れ)、オリーブオイル(大さじ1)、塩・胡椒(少々)、冷凍パイシート(400g)、溶き卵(1個分)
ロヒ・ピーラッカ(鮭とごはんのパイ包み焼き)の作り方
1.バターライスをつくる。ごはんにバターを混ぜ、冷ましておく。
2.サーモンの皮と骨を取り除き、塩・胡椒を振る。フライパンに油を熱し、中火でサーモンを表裏5分ずつ焼く。
3.パイシートを麺棒で5mmに伸ばし、2枚に切る。1枚にサーモンとバターライスをのせて上からもう1枚を被せて包む。
4.パイに溶き卵を塗り、200度のオーブンで40分焼く。
キャセロール
photo by shutterstock
クリスマス料理の定番!キャセロールは、炒めたニンジンとご飯にバターと砂糖を入れて、オーブンでこんがりと焼きあげたものです。香ばしい匂いが食欲をそそります。
カーリラーティッコ
photo by shutterstock
キャベツ、ひき肉、ご飯をオーブンで焼き、シロップや生クリームで甘く味付けして食します。またこれらの他に、北欧でポピュラーなコケモモのジャムを添えることもあるそうです。
ニシンの酢漬け
油で揚げたニシンを、ニンジン、タマネギなどの野菜とともに酢漬けしたものです。フィンランドの夏の定番メニューで、酢漬けしたものをマスタードソースに絡めていただきます。
ロヒケイット
photo by shutterstock
ジャガイモ、ニンジンなどの野菜とサーモンをミルクで煮込んだフィンランドの伝統料理です。とろ〜り口の中でとろけるサーモンがおいしい!野菜もたっぷり食べられるので、健康にも良いですよ。
レイパユースト
牛のミルクから作られたマイルドな味のチーズです。また牛だけでなく、トナカイやヤギのミルクを使用することもあるそう。フィンランドの朝食には欠かせないもので、目玉焼きと一緒に食べます。ベリージャムや生クリームを添えて、スイーツ感覚で食べることもあるそう。
リハプッラ
photo by shutterstock
ホワイトソースをかけて食べるミートボールです。マッシュポテトや甘酸っぱい紫キャベツのピクルスなどと一緒に食べます。非常にポピュラーなメニューなので、ぜひお試しあれ◎
カーリカーリュレート
フィンランド風!コケモモのジャムをかけて食べる甘いロールキャベツです。日本では、ロールキャベツといえばトマトやコンソメで煮込みますが、フィンランドではバターとシロップをかけてグリルで焼きます。
一口にロールキャベツといっても、日本のものとは全く味が違いますよ。
カレリアンピーラッカ
photo by shutterstock
ライ麦で作ったパイ生地でミルク粥やジャガイモなどを包み、焼き上げた料理です。ミルク粥の代わりに、マッシュポテトや、ゆで玉子を刻んでバターを混ぜたものなどを挟むこともあるそう。
トナカイのシチュー
北欧ではトナカイのお肉はとてもポピュラーで、高タンパクで低カロリー、さらにビタミンやミネラルも豊富に含まれているそう。シチューという名前ですが、実際は汁気のあまりない薄切り肉の煮込みで、マッシュポテトとともにいただきます。
キノコシチュー
様々な種類のキノコをホワイトソースで煮込んだ料理です。ヤマドリタケ、アミガサタケなど、日本ではあまり馴染みのない珍しいキノコを使うことも多いです。茹でたジャガイモとともに食します。
カルヤランパイスティ
photo by shutterstock
フィンランド・カリヤラ地方発祥の伝統的家庭料理です。牛肉を野菜とともに煮込みオーブンで焼いたもので、クリスマスやパーティーなどお祝いごとがあるときに食べられる定番メニューです。