旅先で気を付けることといえば、タクシーのぼったくりや、お釣りの間違いなど。日本でいる時はあまり意識しませんが、海外では身の回りに危険が潜んでいることがあります。
今回はその中でもよくある、スリについて、フランスのベルサイユ宮殿であった実際の手口・対処法・対策についてご紹介します!
ベルサイユ宮殿で本当にあったスリの話
photo by pixta
友人と二人で卒業旅行に行った時のことです。私たちは二人とも留学経験があり、海外の治安への警戒心もしっかりあると思っていました。 卒業旅行でヨーロッパ周遊中も、荷物は必ず体の前で持ち、ポケットには何も入れないように、と徹底していました。
お金の確認や、周りに近づいてくる人もスリではないかと注意しすぎるくらい、と自分たちでは考えていたのです。
そのかいもあってか、フランスに入るまでは一度も騙されたり、危険な目に合いませんでした。
一瞬の気の緩み…
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ベルサイユ宮殿を訪れた時、私たちは一眼カメラを前に持ち、携帯は鞄の中のチャック付ポケットに入れていました。入場チケット券売機でチケットを購入しようとしたところ、友人の使った機械に不具合があり、少し近くのソファで待たされました。
ホテルから宮殿まで電車と徒歩できた私たちは疲れていて、その3、4分の間だけ、友人は旅行に来て初めてポケットに携帯を入れてしまったのです。
気付いたときには…
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その後無事チケットも受け取り、荷物検査を受け美術館の中に入りました。そして建物の外観を一眼で写し、携帯でも撮ろうとしたところ、気付いたのです。
急いで荷物検査、チケット売り場を探しましたが見つかりませんでした。本当に一瞬の出来事でした。
携帯をスラれてしまったらどうしたら良いの?
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まずすべきは携帯をストップすることです。今回は宮殿の敷地内で盗られたので、まずはスタッフの人に一応紛失物として探してもらうよう頼みました。
その後、日本にいる家族に連絡し、携帯が悪用されないよう、契約を止めました。次に警察で「盗難届け」をもらいます。これは海外旅行保険を適用するために有効な資料なので必ずもらいましょう。警察署へ行き、事情を話せば作成してくれます。