ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

ベルリーナー(Berliner Pfannkuchen)

photo by Yu Villegas
ベルリン発祥の、「ベルリーナー・プファンクーヘン(Berliner Pfannkuchen)」は、ジャムの詰まった揚げ菓子。略して「ベルリーナー」と呼ばれることが多いです。

年間を通じてみかけますが、とくに2月のカーニバルシーズンによく食べられているお菓子。この時期になると、カラフルなトッピングや中身がチョコやバニラクリームの変化球バージョンが出てくるので、食べ比べるのも楽しいですよ。

バラエティー豊かな地域ごとのケーキも♪

photo by Yu Villegas
日本と同様、四季のあるドイツ。季節ごとの旬の食材が多く、もちろんケーキにも”旬の味”があります。ケーキ屋さんのショーケースを眺めるだけで季節の移り変わりを感じられるほどなんですよ。

以下は代表的な季節感あふれるドイツのケーキです。このほかにも、旬のフルーツを使ったケーキや季節イベントごとのケーキなどたくさん。旅行の道中ではケーキの味から季節を楽しんでみるのも良いですね。

ルバーブのケーキ(Rhabarberkuchen)

photo by Yu Villegas
日本ではあまり馴染みのない野菜「ルバーブ」を使った春の風物詩的なケーキ。

4~6月が旬で、この期間ケーキ屋さんではルバーブを使ったケーキがずらり!春の訪れを感じさせてくれる存在です。

ルバーブは、生のままだと酸味が強すぎるのでジャムやお菓子作りに使われることがほとんど。火を通すことでまろやかな食感になり、砂糖の甘味と酸味とのバランスが絶妙になります。

 シュトーレン

photo by Shutterstock

ドイツの代表的なクリスマスのお菓子「シュトーレン」。日本でも人気があり、新たなクリスマスの定番お菓子になりつつあると聞きます。

中世からの長い歴史があり、たっぷりのドライフルーツやナッツ、スパイスが使われていて、日にちがたつにつれて味がなじんでいく日持ちのするお菓子です。

クリスマスまでの4週間の間、薄くスライスして少しずつ食べるのが本場の伝統的な食べ方。

また、シュトーレン発祥地と言われるドレスデンでは、毎年12月に「シュトーレン祭り」も開催されます。4トンもの巨大シュトーレンが街を練り歩くさまは、一見の価値ありですよ!

ケーキを通して、ドイツを知ろう!

見た目も味も、素朴なドイツのケーキですが、はるか昔からドイツ人の生活に欠かせない大切な存在。

そんな日常生活の一部であるドイツのケーキから、季節感や伝統、文化や習慣などを感じてみるのはいかがでしょうか。

ドイツに訪れた際には、地域の個性あふれるケーキにもぜひトライしてみてくださいね♪

ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

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