戦いの前の準備。照準は目の前の教会にピッタリ合わせられています
明るいうちにロケット花火の照準を教会に合わせます。双方で合計68000発のロケット花火が飛び交います。祭りの準備に追われるワクワクゾクゾクする準備風景です。
実はロケット花火の準備段階ですでに戦いの火花は切られています。双方の陣営に備えられたスピーカーで自分たちのロケット花火を自慢しあいます。ギリシャ神話の戦いの神「アテナ」と「アルス」の対決を思い起こさせます。
休息時間前の最後のロケット花火が流れ星のように糸を引いています
花火戦争には15分ほどの途中休憩があります。爆音と光の花束が消えた後の幻想的な光景です。普段通りのヴロンダトス村が煙の中に浮かび上がります。
ロケット花火祭りの始まりを待つ子供たちの表情です
年に一度のロケット花火を待ち望んでいる子供たちの笑顔がとても微笑ましいです。大人になったら絶対撃ちてになるよとの決意の表情です。
まとめ
ギリシャ、ヒオス島、ヴロンダトス村(Vrontados)に120年続く伝統行事、ロケット花火祭りはイースター前夜のお祝いの行事です。世界一危険な花火行事とも云われます。復活祭を祝う二つの教会の祈りの深さをロケット花火に置き換えて神を讃える行事です。潔さと清々しさが祭りの根底にあります。