ライター
Yuri フォトグラファー

大阪在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信中。フォトグラファー・ライターとして、メディア取材や地方自治体との観光PR、ウエディング/家族写真の撮影やイベント登壇などを行う。

サントリーニ島の物価について

photo by Yuri

気になる物価についてですが、サントリーニ島は意外と高くはありません。ヨーロッパの人気リゾート地なので、「安い」と言えるほどではないのですが、「日本とさほど変わらない」と言えばわかりやすいでしょうか。

水は500mlで約1ユーロ(約120円)、お土産として人気のマグネットは2ユーロ~4ユーロ(約240円~480円)ぐらい。私はサントリーニ島に行く前にフランスに行っていたのですが、フランスのカフェで買ったミネラルウォーターは2.5ユーロ(約300円)、マグネットは5~6ユーロ(600円~720円)前後でした。

行く場所やお店によって異なりますが、個人的な印象では、ギリシャは意外とリーズナブル。

photo by Yuri

景色が素敵な人気レストランでの食事も1品1,000円~2,500円ほどであり、こちらも日本のある程度のレベルのレストランで食事することを考えると、そんなに高いと感じませんでした(レストランやメニューにもよります)。

 

もちろん、バックパッカーなど節約旅行をされる方に「物価が安い」とは言えませんが、新婚旅行として「プチ贅沢をしたい」と考えている方にとっては「意外と安い」と感じると思います。

ホテルはイア地区を選ぶと値段が倍以上高くなるので、節約派ならフィラ地区に泊まるべきなのですが、新婚旅行で行くのであれば、1泊でもいいのでイアに宿泊することを強く勧めます(理由は後述します)。

 

新婚旅行先として、サントリーニ島を選んで良かった理由

一生の思い出となる新婚旅行。観光や食事や治安など、気になる点はたくさんありますよね。サントリーニ島はそんな押さえておきたいポイントもきちんとクリアしている、総合力の高さが誇れる場所。

その理由について詳しく説明します。

 

食事が日本人好みでおいしい

photo by Yuri

サントリーニ島のレストランに行って驚いたことが、料理が想像以上においしいこと。「ギリシャ料理」に「おいしい」というイメージをあまり持っていない方が多いのですが、全体的に味付けが日本人好みで、「味が合わない」といったことが一切ありませんでした。

私は正直海外の料理があまり得意ではなく、他のヨーロッパの料理も「おいしい」と心から感じることはあまりないのですが、ギリシャの料理は何を食べてもおいしかったです。現地で出会った他の日本人観光客の方も、口をそろえて料理の魅力を語っていたほど。

photo by Yuri

ギリシャ料理の中で、特に食べてほしいものが「海鮮パスタ」と「カラマリ」。

エビや貝などの新鮮な旨味がたっぷり入った、本格的なパスタは格別です。ギリシャの郷土料理である「カラマリ」はイカフライのことで、こちらもプリプリのイカをからっと揚げた食感と軽く塩が効いた味付けが絶妙で、何度も食べてしまいました。

 

治安が良いので安心して動ける

photo by Yuri

せっかくの新婚旅行は、治安が良い場所で安全に旅したいですよね。

「ギリシャ危機」と呼ばれる経済危機が起こっていたことから、ギリシャは「治安が良くない」というイメージを持つ人が少なくないのですが、実際はそんなに悪くありません。

特に、サントリーニ島はリゾート地であることから観光客が非常に多くで、「治安が悪い」なんて感じることもありませんでした。昼はもちろん、夜も多くの店が開いていて、人通りも多く、大通りであれば安心して出かけられます。

 

一生の思い出だからこそ!高級ホテルに泊まることができる

photo by Yuri

サントリーニ島は、大きく分けてフィラ地区とイア地区の2つに分かれています。フィラとイアはバスで30分ほどの距離。夕日ポイントやブルードームが並ぶ景色など、サントリーニ島の定番スポットはほとんどイアに集中しています。

観光するたびにイアまで行かなければいけないのが面倒なので、サントリーニ島を満喫するにはイアでの宿泊がベストなのですが、先述した通り、イア地区のホテルはフィラ地区のホテルと比べて平均価格が倍ほど違います。

そのため、通常の旅行であれば余程お金に余裕がないと、イア地区に泊まることは難しいです。

photo by Yuri

一方、「ハネムーン」という理由付けがあると、少し背伸びしてイア地区のホテルを選ぶことができるはず。サントリーニ島ならではの洞窟タイプの部屋や、インフィニティプール、街並みを優雅に見渡せるバルコニーなど、イアには島を満喫できる素敵なホテルがたくさんあります。

photo by Yuri

新婚旅行でないと泊まることが難しい値段なので、一生に一度の機会にサントリーニ島を選ぶのがおすすめです。

 

お土産の種類が豊富

photo by Yuri

新婚旅行で大切なポイントの1つであるお土産。職場や家族・友人など、快く送り出してくださった方に、素敵なお土産を渡したいですよね。サントリーニ島ではハチミツやオリーブオイル、石鹸やナッツなど、幅広い方に喜んでもらえるお土産が豊富です。

物価もそんなに高くないので、たくさん購入してもお財布を圧迫しません。ブルードームやかわいい建物をモチーフにしたマグネットや置物もたくさん売っているので、お土産の種類が多すぎて逆に悩んでしまうほど。

 

見どころが多い

photo by Yuri

新婚旅行でリゾート地を選ぶ人は少なくないと思うのですが、「海ばかりで観光スポットが無く、飽きてしまった」という意見もよく聞きます。

サントリーニ島はエーゲ海を眺めながらまったりすることもできる反面、世界一の夕日やブルードームが並ぶ建物など、観光できるポイントもたくさんあります。

かわいい家やカラフルな建物など、見ているだけでときめくスポットもたくさんあり、飽きることなく楽しむことができました。

 

半強制的にのんびりできる

photo by Yuri

これは旅人気質の方は、普段「できる限りの国・都市を巡りたい」と考えて、あまりゆっくり旅をする習慣が付いていないという人も多いと思います。

私はそのタイプで、限られた時間の中で、たくさん観光スポットを巡るための方法を考えながら旅をしているため、朝から晩まで行動していることが多いです。

しかし、せっかくの新婚旅行は、2人でのんびりする時間も必要。私は新婚旅行前半で南フランスを3日間旅していたのですが、1日中移動をし続けた結果、新婚旅行ということを忘れかけていました。

photo by Yuri

地続きのヨーロッパであれば電車などですぐに他のスポットに行けてしまうのですが、島でのステイになると、その島から出て観光することは基本的に難しいです。そうなると、半強制的に時間を贅沢に過ごすしかないんですよね。

朝はホテルでしっかり朝食を食べ、プールに入り、街を気ままに散策するなんて、これまでの旅では考えられませんでしたが、存分にリフレッシュできました。

 

観光とリゾートどちらも欲張れるハネムーン

photo by Yuri

エーゲ海を見下ろすテラスで食べる朝食や、心地いい潮風を感じながら眺める美しい街並み、シャンパンのグラス越しにみた夕日。サントリーニ島で過ごす非日常的な時間は、新婚旅行の思い出を鮮やかに彩ってくれました。

せっかくサントリーニ島に行くのであれば、イア地区に泊まっておいしいごはんを食べて魅力を堪能してほしいところ。節約旅行ではなく、新婚旅行のようにある程度お金を使えるタイミングで行くことをおすすめします。

島自体は2日~3日ほどで十分楽しめるので、他の国や島と組み合わせてプランを作ることも可能。

これから新婚旅行の計画を立てる方は、サントリーニ島をぜひ候補に入れていただけるとうれしいです。

■詳細情報
・名称:イア
・住所:ギリシャ 〒847 02 イア
・地図:
・アクセス:フィラからバスで約30分
・所要時間:観光だけならば約2時間から3時間、夕日鑑賞・食事まで楽しむなら最低1泊2日
・オススメの時期:5月から9月
ライター
Yuri フォトグラファー

大阪在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信中。フォトグラファー・ライターとして、メディア取材や地方自治体との観光PR、ウエディング/家族写真の撮影やイベント登壇などを行う。

RELATED

関連記事