道路番号の桁が大きくなるほどに利用者が少ない道路なので、砂利道や雪道、細い道となります。首都レイキャビクからゴールデンサークルに向かうルートも、近道をしようとすると3桁番号の道路をちょこちょこ通ることになります。
3桁番号の道は通れないという訳ではありませんが、運転に自信がなかったり天候が不安定な場合は、迂回してでも2桁以下の道の方が良いかもしれません。
馬の大移動に注意
アイスランドでドライブ中に、馬の群れと並走したww
まじで前後左右馬だらけで怖かったww#ぜんぶアイスランドのせいだ pic.twitter.com/EZp2ZSmzU1
— 旅する自転車 ロイ🚲TABIPPO (@roy_world81) 2019年1月25日
南アイスランドから、首都レイキャビクに向かう道。16時過ぎぐらい。そろそろホテルにチェックインしようと車を走らせていたら、急に渋滞に遭遇しました。人口が35万人しかいないアイスランドですので、渋滞なんてありません。何だろう?と思っていると30頭以上の馬が道路全面に広がって僕たちと同じ方向に向かって走っています。
渋滞の中に先頭集団にはパトカーも走っていて、もしかしたら馬たちを誘導していたのかもしれません。ただ、何か特別なことはしていなかったです。途中で停車して、僕たちの車に先に行くように促しました。もしかしたら、後続車に向けて道を一時的に閉鎖していたのかもしれません。
馬に囲まれながら車を走らせるのはビビることでして、車の四方を馬が走っているために停車することもできません。馬のスピードに合わせて、走り続けるしかない。前方を空けてくれれば抜いていきますが、そんな思いが野生の馬に通じるはずもなく。10〜15分くらいは馬と一緒に走って、ようやくできた隙に馬の集団を抜けられました。
何のための移動だったのか?野生の馬なのか?よくあることなのか?詳細は分かりません。
ガソリンスタンド注意
アイスランドに限らず海外レンタカーあるある(アメリカ横断も同じ)ですが、首都レイキャビク郊外になるとガソリンスタンドがかなり減ります。100キロから200キロに1軒くらい。Google Mapで「gas station」などと検索すれば、営業中のガソリンスタンドを検索できるので、ゆとりを持って給油してください。
なお、僻地に行くほど無人のガソリンスタンドが増えますが、クレジットカードしか使えない場合があるので、こちらも合わせて注意です。
トンネルの温暖差に注意
アイスランド旅行で一番死にかけたのが、レイキャビク方面から西アイスランド方面へ向かう時に通った「Hvalfjörður tunnel (アイスランド語でHvalfjarðargöng=鯨のフィヨルドのトンネル)」でした。メンバーにとって初めての体験でしたが、トンネルに入った瞬間にフロントガラスが真っ白に曇り、前が全く見えなくなりました。外気と車内の温度差によって曇るアレです。
ただ、いつもと違うのはフロントガラスをこすっても、室内の温度を下げても曇りが減りません。実は車内ではなく、外が曇っていたのです。理屈としては、トンネルの中が比較的暖かく、車内がそこそこ冷えていたために、逆の現象が起こっていたということでした。
その時はいきなり目の前が真っ白になって、対向車がいつ来るか分からない状態だったので騒然となりましたが、ドライバーをしていたロイの機転でワイパーを動かしてことなきを得ました。
車のバッテリーに注意
photo by shigeki nagnauma
冬季旅行の基本なのでアイスランドに限ったことではありませんが、気温が低いので車のバッテリーがすぐに上がってしまいます。アイスランドならではの注意としては、主要道路以外は車の通りがかなり少なくなるので、助けてくれる車がほとんど通らないかもしれません。
photo by ruimaeda
photo by ruimaeda
なお、極一部のエリアを除いて電波は入りましたので、スマホで助けを呼ぶことはできます。なお、SIMカードは空港か、ショッピングモールなどに入っているキャリアショップで買えます。僕の場合はレイキャビクの大型ショッピングモール「Kringlan」の中に入っているSíminnで購入。確か、1ヶ月50GBまで使えて4000円くらいでした。
カメラのバッテリーも注意
外気温が低いので、カメラのバッテリーが通常よりもずっと早く減っていきます。特に一眼レフカメラではなく、Sony α7のようなミラーレスのフルサイズカメラの場合は予備バッテリーが必要なこともあります。特に、夜にオーロラを撮る場合はゴリゴリと充電がなくなるので注意です。
雪にタイヤを取られても急ブレーキを踏まない
photo by shigeki naganuma
アイスランドの人は雪道の運転に慣れているはずですが、それでもスリップしている車を多く見かけました。ハイウェイ1番のような主要道路は車道が盛り上がっていて、左右が落ち込んでいます。雪がフカフカなので、車道からスリップして滑り落ちても車が大破することは無さそうでしたが、場所によってはすぐそばに進入禁止の柵があってぶつかる危険もあります。
雪にタイヤを取られてスリップした場合は、焦ったハンドル操作や急ブレーキなどの急操作で立て直そうとしないことが大切です。
レンタルを空港ですると、お得で便利
主要なレンタカーショップは空港や街中に店舗があります。物価の高いアイスランドでは、ケプラヴィーク国際空港からレイキャビクまでのシャトルバスが1人あたり片道で約2800円なので、空港で車をレンタルした方がお得です。当然ですが、返却も空港近くの店舗で出来ます。
なお、レイキャビクで車をレンタルする場合は、宿泊場所の近くまでピックアップのサービスがあるので活用しましょう。
ルーフが開く車だとより楽しい
車の天井が開くタイプだったので、アイスランド🇮🇸の絶景を爆走する様子をお届けします。
首都レイキャビクを離れると、街や村が点在するだけで、地平線がよく見えます。#ぜんぶアイスランドのせいだ pic.twitter.com/K8gXGw9Y05
— ルイス前田 (@NY_ruisu) 2019年1月22日
偶然でしたが、レンタルした車が天井に窓があるタイプでした。アイスランドの魅力は大自然ですので、真っ白な大地を走り抜ける様子をルーフトップから写真撮ったり撮影できたのは、とても楽しかったです。Twitterにルーフトップから撮影した動画を掲載していますので、20秒くらいですが雰囲気は伝わると思うので、ご覧ください。ニョキって、車の上に出てます。
まとめ
今回の記事は以上です。男4人の冬季アイスランド旅行「#ぜんぶアイスランドのせいだ」の振り返りとして、「冬のアイスランド旅行でよく聞かれる16のこと」の記事には、ルートや予算、主要な観光地などの情報を執筆したので、ぜひ本記事と合わせて読んでください。
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