日本は桜が美しい季節ですね。同じ春、太平洋を挟んだメキシコでも、うす紫色の美しい花が咲き、人々を魅了します。その花の名は、ハカランダ(Jacarandas)。
中南米や熱帯地域に生息する植物で、ノウゼンカズラ科の一種で、まれに熱海や宮崎でも見られるそうです。
木の枝のつき方が桜によく似ており、並木に植えられることが多いです。メキシコのあちこちで見られるハカランダ並木は、桜並木に引けを取らない美しさです。
散る時は花ごと散りますが、散った後の紫の絨毯のような光景も、目をみはる美しさ。メキシコシティーにはたくさんのハカランダの絶景ポイントがありますが、今回はそのうちの有名なポイントを5つご紹介します。
1.チャプルテペックの森
短いフランス植民地時代、マクシミリアン王子の住処があったチャプルテペック城。
その周りには広大な森があり、そこにはたくさんのハカランダが咲いています。動物園や美術館を楽しみながらお花見するのがオススメ。いわばメキシコシティーの上野公園です。
2.メキシコ国立自治大学
メキシコシティーにあるメキシコ国立自治大学には世界遺産の図書館があり、ハカランダと重なるとなんともフォトジェニックです。
課題で徹夜をした翌日、大学の芝生で昼寝をして上を見ると、ハカランダが綺麗に咲いていたのは素敵な思い出です。