ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

2023年3月18日、JR大阪駅に「うめきたエリア」が開業しました。これによって単に関西の交通網が充実するだけでなく、関西空港へのアクセスも大きく改善することが期待されます。

この記事では、より便利になったJR大阪駅をご紹介します。

地下駅になったJR大阪駅(うめきたエリア)


JR大阪駅(うめきたエリア)はJR東海道支線(梅田貨物線)上にできました。と言っても、多くの方は「?」と思うはずです。

従来、関西空港へのアクセス特急「はるか」や、南紀方面に向かう特急「くろしお」は、新大阪駅を発車すると大阪駅を通らずに大阪駅北を走り、大阪環状線に乗り入れていました。大雑把に書くと新大阪駅から大阪環状線までの間に新駅が開設された……ということです。

新駅の駅名は「大阪駅(うめきたエリア)」になり、あくまでも大阪駅の一部という扱い。ただし既存の大阪駅が地上駅なのに対し、大阪駅(うめきたエリア)は地下駅です。

既存の大阪駅と大阪駅(うめきたエリア)の間には改札内地下連絡通路が設けられました。関東の方ですと、東京駅京葉線ホームへ向かう地下通路をイメージするとよいでしょう。

ですが、京葉線地下連絡通路よりは短いのでご安心を。既存の大阪駅地上ホームから大阪駅(うめきたエリア)へは徒歩10分ほど見ておけばOKです。


アクセス方法は大阪駅ホームに降り立ったら、ひたすら西に向かって歩くだけ!

歩いた先には西口があり、そこから連絡通路を通って大阪駅(うめきたエリア)を目指します。西口以外の出口で降りると、ものすごく面倒なことになるのでご注意を。

改札外からですと、商業施設「グランフロント大阪」からの地下通路が便利です。

一応、大阪駅(うめきたエリア)には地上口はありますが、駅周辺には屋根がなく、工事現場なので、地上からのアクセスはおすすめしません。

関西空港へのアクセスが大きく改善


大阪駅(うめきたエリア)の開業には、さまざまなメリットがあります。

何よりうれしいのは、大阪駅・大阪キタエリアから関西空港へのアクセスが大きく改善されたことです。

今まで、JRを使って大阪駅から関西空港へ向かうとなると、大阪環状線ホームから「関空快速」に乗車するのが一般的でした。ただ、関空快速は大阪駅から1時間以上も要し、スーツケースを置くスペースがないため、荷物が多いと苦労します。

一方、特急「はるか」が大阪駅(うめきたエリア)に停車することにより、昼間時における大阪~関西空港間の所要時間は47分になりました。

リムジンバスですと、阪急大阪梅田駅近くの新阪急ホテルから関西空港第一ターミナルまで約50分です。

このように比較すると、「はるか」のほうが少しだけリムジンバスよりも速いことになります。東梅田であればリムジンバスのほうが便利ですが、「グランフロント大阪」から大阪駅であれば、うめきたエリアから出発する「はるか」が便利です。

一方、昼間時間帯の本数は「はるか」が1時間あたり上下各2本なのに対し、リムジンバスは各2~4本です。なお大阪駅(うめきたエリア)開業後も既存の大阪駅から関空快速は運行されています。

「はるか」に乗るなら絶対にオンライン購入で


大阪駅(うめきたエリア)が開業したわけですが、問題は運賃です。大阪駅から関西空港駅までの「はるか」の普通車指定席(通常期)の価格は乗車券と合わせて3,000円弱もします。

大阪駅前~関西空港間のリムジンバスの運賃は1,600円ですから、「はるか」はずいぶん高く感じます。これですと、いくら時間短縮になったとはいえ、多くの人はリムジンバスを選択することでしょう。

そこでJR西日本は秘密兵器「J-WESTチケットレス390」を3月20日から販売しました。これは近畿圏を走る「はるか」「くろしお」「こうのとり」などの特急列車の普通車指定席が、区間一律390円になるというきっぷ。もちろん、大阪~関西空港間の「はるか」でも利用できます。

「J-WESTチケットレス390」を使うと、「はるか」普通車指定席の利用で、大阪~関西空港間は乗車券と合わせて1,600円に。つまり、リムジンバスと並ぶのです。

ただし、「J-WESTチケットレス390」を利用するにあたっては3つ注意点があります。

まず、利用・発売期間は2023年4月28日までだということ。

2つ目の注意点は利用日は平日のみで、席数限定であること。

3つ目は駅の「みどりの窓口」では購入できないということです。JR西日本ネット予約「e5489」からであれば購入できますよ。

うめきたエリアを攻略して観光の拠点に!

4月29日以降に関しては、JR西日本のホームページをチェックしましょう。ともかく、「はるか」に限らず、オンラインで切符を購入することがコツになります。

このように大阪駅(うめきたエリア)を上手に使うと、大阪から快適に関西空港にアクセスできます。未来感あふれる駅なので、大阪の新たな観光の拠点になることでしょう。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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