海印寺大蔵経板殿
13世紀、高麗の人々によって完成された8万枚余りの大蔵経板。これらは世界最古かつ正確でもっとも完璧な仏教経典とされています。
15世紀頃に建築されたといわれている海印寺の境内にある蔵経板殿に、一枚も破損されることなく全ての大蔵経板が保存されており、世界的な保存化学においても認められています。1995年に世界文化遺産に登録されました。
韓国の歴史村:河回と良洞
韓国では父系血縁集団と呼ばれる同じ先祖を持つ同姓同本の人達と、結婚によって他の血縁から入ってきた女性達で構成される二つの社会集団があり、それらの一つによってまとめられている村のことを氏族村と呼びます。
河回と良洞は、その氏族村の中でも最も古い歴史を持ち、伝統的文化を長く受け継いできました。古い建築物なども残っており、それら全てが評価され2010年に世界文化遺産に登録されました。
南漢山城
photo by pixta
丙子胡乱で、仁祖が清と対抗した山城で、現在は道立公園になっています。東西南北の門、将台、瓮城と呼ばれる小さな城郭などが残っています。
南漢山城道立公園は春夏秋冬を通して美しい自然を楽しむことができ、登山客やドライブに訪れる観光客に人気があります。毎年10月には山城文化祭が開かれ、人々で賑わいます。2014年に世界文化遺産に登録されました。
慶州歴史地域
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屋根のない博物館との別名を持つ慶州は、かつておよそ1000年にも渡って栄えた新羅王朝の都があった都市です。当時からの歴史遺産が町には数多く点在し、5地区に別れている遺跡地区内には52の指定文化財が含まれています。
観光客は自転車をレンタルして見てまわることもできます。2000年に世界文化遺産に登録されました。
朝鮮の王墓群
首都ソウル近郊に、14世紀末より500年以上も続いた朝鮮王朝の歴代の王の墓が40基点在しているエリアがあります。
儒教精神に基づき、聖なる空間とされている王の墓は「生者の空間」「生者と死者が出会う空間」「聖域空間」の３つの庭園空間に分かれていることが特徴で、墓が見下ろすこれらの庭園は、現在は人々の憩いの場となっています。
高敞、和順、江華の支石墓群
支石墓とは、紀元前1000年から紀元前100年にかけて建設されたとされている巨石で作られた墓のことです。支石墓の数は、世界でも朝鮮半島で最も多く確認されています。
高敞には韓国最大の支石墓が密集しており、和順には保存状態の良い約500基の支石墓が、江華には約120基の支石墓が点在しています。2000年に世界文化遺産に登録されました。
百済歴史地域
百済歴史地域は、中西部に位置する考古遺跡群。公山城、宋山里古墳群、陵山里古墳群、泗沘王宮址、扶蘇山城、扶餘羅城、定林寺址、王宮里遺跡、弥勒寺址の9つから構成されています。
世界遺産の登録にあたっては、古代の日本・韓国・中国の交流が見られることなど、また百済の歴史や文化が見られることが評価されたそうです。
まとめ
韓国というと、ショッピングや韓国料理、スパやマッサージなどのイメージも強いですが、素敵な世界遺産もたくさんあるので、観光の際はぜひ訪れてみてくださいね！
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