ライター
shinkao 「深く」旅するライター

三度の飯より旅行が好きで、日本全国はもとより世界各国も「深く」旅するライターです。メジャーな場所より渋くディープなスポットが大好き。最近買ったアンドロイドタブレットのカメラ機能が秀逸で、旅先での撮影がより楽しくなりました。

西アフリカの国の一つリベリア共和国は、1847年に独立を成し遂げた、アフリカの中ではエチオピアの次に古い国です。南太平洋に面した首都は、赤道直下ということもあり、高温多湿の熱帯気候で知られています。

そんなリベリアを訪れた際に外せないおすすめ観光スポットをご紹介します。

 

リベリアの基本情報

リベリアの首都はモンロビア。この名前は、リベリアの独立を助けた、当時のアメリカ大統領ジェームズ・モンローから来ています。一年を通して常に最低気温の平均温度が22~23度ほどなので、日本が寒い時期に訪れるのがオススメ。

アフリカを代表するジョロフライスもリベリアではよく食べられる食事の一つ。トマトで煮込んだ牛肉やチキン、時にはエビとそのエキスで炊き上げた米は、私達もよく食べるピラフに似た料理でオススメの地元グルメです。その他にサトウキビから作られたジュースや、椰子の実から作られたワインなどが市場で売られていますので、見かけたら手にしてみてはいかがでしょう?

 

リベリアの歴史

サンゴ礁に覆われた海岸と、広大な熱帯雨林の景色も見逃せないリベリアですが、過去には、資源である鉱山やダイアモンドが原因で内戦を二度ほど繰り返している悲しい歴史もあります。

 

珍獣に会えるかも?「Sapo National Park」

@nationalparkplanetがシェアした投稿 – 2016 12月 11 10:24午前 PST

1808平方キロメートルという広大な敷地がある「サポ国立公園」は、リベリア唯一の国立公園です。森林が生い茂る公園は、まさに西アフリカを代表的する熱帯雨林です。シノエ郡の南西に位置しており、北部はプツ鉄鋼山に接しています。

そんな公園には、コビトカバもしくは、ピグミーサイとよばれる、山羊ほどの小さめのサイをはじめ、象、チンパンジー、レイヨウなどの野生動物が暮らしています。

 

そんなサポ国立公園ですが、かつてのリベリアの内戦によって、多くの野生動物を失ってしまいました。特にリベリアやギニア周辺で暮らすコビトカバは、世界三大珍獣と呼ばれ、絶滅の危機に瀕しています。それでも、サポ国立公園には、最大数のコビトカバが生息しています。

公園に行くには、かなり大胆で勇気がいる観光スポットということもあり、まだ多くの人が訪れていない穴場の観光スポットです。

■詳細情報
・名称:サポ国立公園/Sapo National park
・住所:Sinoe County, Liberia

 

掘り出し物を探しに!「ウォーターサイドマーケット」

JTさん(@bjewel.d)がシェアした投稿 – 2017 1月 11 6:51午前 PST

旅の醍醐味の一つといえば、ショッピングと答える人も多いのではないでしょうか?雑多な感じのいわゆるストリートマーケットですが、掘り出し物を見つけることができます。地元のアーティスト達が作るカラフルな織物、レザー製品、陶器など、どれもこれも日本の製品とはテイストが違い、見ているだけでも楽しむ事ができます。

その他、地元の人達も利用するマーケットなので、フルーツなどの食材も販売されています。見たことがない食材や、フルーツがあったら、その場で頼んで食べて見ましょう。

ハンドクラフトのマスクなど、アフリカらしい独特のものも見つけることができるので、お土産選びに一度は訪れたい場所です。

■詳細情報
・名称:ウォーターサイドマーケット
・住所:モンロビア

 

アフリカの味を食べるなら「 Diana Restaurant/ダイアナレストラン」

観光というと歴史的な建物や、文化施設を多く訪れると思いますが、地元の人や観光客に愛されている地域のレストランで、地元グルメを満喫するのも旅の楽しみの一つです。

ここダイアナレストランは、オーナーがレバノン人で、レバニーズの地中海料理がおいしいと評判のレストラン。もちろん、リベリアの地元食も食べる事ができます。ベジタリアン向けの食事も充実なので、肉が苦手な人にもオススメ。値段も手頃で、スタッフもフレンドリーなので観光客からも人気が高いのは頷けます。

 

ビーチから4分ほどのところにあるレストランで、テイクアウトも可能です。人気のレバニーズスタイルのラップサンドウィッチを片手に、海をブラブラするのがおすすめです。

■詳細情報
・名称:Diana Restaurant /ダイアナレストラン
・住所:Center St, city centre, Monrovia, Liberia

 

首都のあるモンロビアの海岸でのんびりと「Monrovia beach」

リベリアで最も有名なビーチがここ、モンロビアビーチ。この海岸沿いには、多くのホテルや、レストランが立ち並んでいて、オーシャンビューをたっぷりと満喫することができますよ。ロバートポートと呼ばれる埠頭付近は、サーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ人が多く訪れています。

水泳をしたり、海で遊びたい人向けに、ELWA,Silver,Cece Beachなどがオープンしているので、そちらに行きましょう。特に、SiliverとCeceビーチは、遊泳エリアとして保護されていますので、おすすめです。バーやレストランなどもあるだけでなく、治安も良い場所なので、リベリアといえどもまったりとした時間をビーチで過ごす事ができますよ。

■詳細情報
・名称:モンロビアビーチ
・住所:モンロビア

 

サーフィン好きが集まる「ロバートポート」

Carielleさん(@cariyell)がシェアした投稿 – 2016 4月 12 8:08午前 PDT

地元の人達がサーフィンに明け暮れる場所「ロバートポート」は、リベリアの西側にある街で、シェラレオネの側にあります。リベリア初の大統領の名前から街の名前が付けられています。パンヤの木や、キャッサバの木が多く独特の雰囲気があるエリアです。

サーフィンが初めての観光客に向けて、サーフィンを教えてくれる地元の人たちもいます。モンロビアから車で3時間ほどのところで、街には、ピソ湖があり、そちらも有名です。

■詳細情報
・名称:ロバートポート
・住所:robertport

 

色んな種類のチンパンジーに会える「マーシャル」

モンロビアから車で一時間ほどに行ったところにあるのがマーシャル。ここはマングローブの密生したエリアです。観光客で溢れるビーチは苦手、という人にはおすすめなのですが、あまり設備などは期待できません。

まさに、リベリアの海岸でキャンプを楽しみ、自然と戯れようという自然が大好きな人にはおすすめの場所となります。

 

また、ここはモンキーアイランドと名付けられていて、6つの異なった島々からできている、アーキペラゴ/多島海です。そのような環境のマーシャルには、6種類の野生のチンパンジーを見ることができます。ここに生息するチンパンジーは、内戦によって、様々な体験を経ています。珍しい種ということもあり「New York blood center group」によって以前は、色々と調べられていました。

モンロビアから車でおおよそ90分ほどで行くことができます。

■詳細情報
名称:マーシャル

 

リベリアの歴史を学ぶことができる「ナショナルミュージアムオブリベリア」

首都モンロビアにあるこちらの国立博物館「ナショナルミュージアムオブリベリア」は、以前図書館として使っていた三階建ての建物を利用しています。1958年大統領によって作られました。博物館は、二度の内戦でかなりの被害を受けました。いろいろな美術品がなくなってしまったのですが、ビクトリア女王からいただいた250年前のダイニングテーブルは無傷で今も保存展示がされています。

被害を受けたといえども、リベリアの部族文化を知るには、この博物館が最も整った環境です。天気の良い日はリベリアのビーチなどをたっぷりと楽しみ、天候が悪い日や、日差しが強く辛い日などにこちらで文化と歴史に触れてみてはいかがでしょう。

■詳細情報
名称:ナショナルミュージアムオブリベリア
住所: Monrovia, Liberia
電話番号: +1 872-225-7234

 

リベリアのシンボル「Centennial Pavilion/センテニアルパヴィリオン」

Carielleさん(@cariyell)がシェアした投稿 – 2015 5月 11 11:19午前 PDT

リベリアの首都・モンロビアで最も有名なのがこちら「センテンニアル パヴィリオン」です。リベリアの象徴ともいうべき建物で、必見の価値ありです。リベリア国立博物館に接している建物ですので、両方を見学すると良いかと思います。センテニアルパヴィリオンは、大統領就任式で利用されている場所のため、リベリアの中でも立派な建築物の一つとなっています。

外観の彫刻などを見て歩くだけでも楽しいです。白い建物でアフリカ、リビアの灼熱の地にとても映えるフォトジェニックな建築物といえます。内戦によって建物が破壊された部分もあったのですが、現在は改装がされています。

 

ここには、27年間リベリアを統治した19代目の大統領William V.S. Tubmanが埋葬されています。現在のリベリアを作ったということでモダンリベリアの祖といわれ、社会的格差、差別廃止に尽力をした人物です。

■詳細情報
名称:センテニアル・パビリオン/The Centennial Pavilion
住所:Monrovia, Liberia

 

家族で行くのにもぴったり「wulki farms」

リベリアのモンロビアを訪れるなら、Wulki farmsがおすすめです。大自然を上手に生かした農園で、子供連れから、大人まで幅広い年齢に対応している場所です。大きなスイミングプールのほかに、バスケット、テニスコート、動物に触れることができるコーナーなどがあるので、たっぷりと体を動かして遊ぶことができますよ。

乗馬をすることができるので、自然の中に散策にも行けます。体を動かして遊ぶのが好きな人や、大自然の中に身を委ねたい人には、楽しい週末を過ごすことができる場所ですよ。

■詳細情報
名称:Wulki Farms
場所:Kakata highway | Careysburg, Monrovia, Liberia
電話番号:06.327.637
HP:http://www.wulkifarms.com/index.html

 

ブキャナン

首都であるモンロビアより、車で3時間ほどいったところにあるのがブキャナンです。シーサイドの街として知られるブキャナンは、西アフリカを代表する海岸の一つです。手つかずの自然を堪能できる海岸には、ヤシの木が樹立し、地元の子供たちがたくさん遊んでいます。ビーチには簡易のバーもあるので、お酒を飲みながら、海岸を眺めたりすることも可能です。

この地域では、バッサとよばれる言語を話します。このブキャナンという名前ですが、アメリカの第15代大統領であったジェームズ・ブキャナンのいとこにあたるトーマス・ブキャナンの名前にちなんでいます。トーマス・ブキャナンは、グランドバッサを統治するために行政官として仕事をした人物です。

のちに、彼の名前をとってこのグランドバッサという街の名前は、ブキャナンへと代わりました。彼は、モンロビアへと移動になった後、リベリアでの初めての知事となった人物でもあります。

■詳細情報
名所:ブキャナン

 

ライター
shinkao 「深く」旅するライター

三度の飯より旅行が好きで、日本全国はもとより世界各国も「深く」旅するライターです。メジャーな場所より渋くディープなスポットが大好き。最近買ったアンドロイドタブレットのカメラ機能が秀逸で、旅先での撮影がより楽しくなりました。

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