東京から南南西に約180km、伊豆半島から約80kmほどの太平洋上にある三宅島。三宅村の魅力といえば、やはり、その雄大な自然の美しさです。
火山が造り出した荒々しい風景と、透き通るような海の青さが、ほかでは感じられないような素晴らしい魅力を放っています。また野鳥の生息密度がとても高く、多くの野生動物と触れ合える場所でもあります。
今回は、そんな魅力溢れる三宅島へ行った際、必ず訪れたい観光スポットをご紹介します。
*編集部追記
2016年9月の記事に新たに追加しました。
2016年9月の記事に新たに追加しました。
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。
三宅島に行ってみての感想
photo by pixta
美しい自然や、ダイビング・釣りといったマリンアクティビティーを楽しめる三宅島は、旅行だけでなく移住先としても大人気です。海も森もダイナミックで、東京から約6時間40分で行けるので週末旅行も楽しめます。
三宅島はメガネ岩や長太郎池海水浴場など自然と触れ合えるスポットがたくさんあり、特に海水浴場の方は周囲を岩で囲まれているためそこに水が溜まり、プールのように安全に海水浴が楽しめます。
また、潮の満ち干きでさまざまな海洋生物が観察できるため、泳ぐだけではない遊び方ができる場所です。
三宅島では新鮮な素材を使ったおいしいグルメが楽しめます。特にボリューム満点のサバサンドは様々なメディアに取り上げられ、今や島で一番人気のグルメだそう!三宅島を訪れた際はぜひ試してみてくださいね。
おすすめのベストスポット
三宅島といえば火山が有名ですよね。私がおすすめするベストスポットは、そんな三宅島の火山の凄さが体験できる遊歩道です。この遊歩道では、昭和58年の噴火で流出した溶岩によって埋没した旧阿古小・中学校や、約400戸の民家が埋没している阿古地区を間近で見学することができます。
住むことが禁じられてすでに30年以上が経つ場所で、ここに以前は多くの人が住んでいたんだと思うと感慨深いです。
*編集部追記(2017/12/31)
以下、観光スポットの一覧となっています。
メガネ岩(阿古地区)
火山島・三宅島の度重なる火山活動によって作り上げられた『メガネ岩』。幻想的で迫力満点のアーチ群や、複雑怪奇な海底地形は、三宅島が火山島だからこそ生まれたもの。
ダイビングスポットとしても人気ですが、期間は6月および10月と限定されているようです。
・名称:メガネ岩
・住所:東京都三宅島三宅村阿古
・アクセス:バス停「二島」にて下車→徒歩で10分
・公式サイトURL:http://miyakejima.gr.jp/201606meganerock
伊豆岬灯台
Hitomi kikuchiさん(@suggertaro)が投稿した写真 – 2016 6月 4 9:48午後 PDT
美しい夕陽や星空を眺めることができる絶景スポットとして人気の『伊豆岬灯台』。ここは無人灯台で、大海原をバックに佇む優雅な灯台の姿が見もの。
2009年には、灯台設置から100年を迎えたそうで、記念イベントも開催されました。
・名称:伊豆岬灯台
・住所:東京都三宅島三宅村伊豆
・アクセス:三池港からバスで35分
・参考サイトURL:http://www.lighthouse-japan.com/tokyo/izumisaki/izumisaki.html
椎取神社
この『椎取神社』は、2000年の噴火によって泥に埋まってしまい、現在は鳥居の頭の部分だけしか見ることができないそう。
しかしながら、敷地内右手に新しい拝殿と鳥居が建てられるという形で、無事に復興を果たしました。
・名称:椎取神社
・住所:三宅村神着2420-1
・アクセス:バスで『富賀神社前下車』→徒歩5分
・駐車場:有、5台 程度
・公式サイトURL:http://www.gotokyo.org/jp/kanko/miyakemura/spot/s_703.html
御祭(ごさい)神社・満願寺
Mizuki Kitakogaさん(@moidukko)が投稿した写真 – 2015 12月 5 2:08午後 PST
三宅島の北西部・島を一周する道路から少し山側へ入った場所にある『御祭神社』。うっそうとした椎の原生林の中に佇む神社は、とても神聖な雰囲気があります。
この神社で毎年行われている神事は、東京都の無形民俗文化財に指定されているそうです。
長太郎池海水浴場
透明度の高さは抜群!『長太郎池』は、周囲を岩に囲まれているため、海の水がたまり、まるでプールのようになっています。
フィッシュウオッチングやシュノーケリングのスポットとしてもオススメ◎近隣には、トイレ・シャワー施設などもあります。
・名称:長太郎池海水浴場
・住所:東京都三宅島三宅村坪田
・アクセス:三池港からバスで15分→バス停「農林合同庁舎前」下車→徒歩で5分
・参考サイトURL:http://miyakejima.gr.jp/play/swim.html
七島展望台
『七島展望台』は、雄山の中腹にある大噴火の跡と、伊豆七島がすべて見渡せるという絶景スポット!何とも雄大な景色が眺められる場所として、三宅島に来て訪れない人はいないほど、人気スポットとなっています。
危険区域のため長い間立ち入り禁止でしたが、現在では、三宅島で立ち入ることができる最も高い場所として知られています。
新鼻新山
ここ『新鼻新山』は、1983年の噴火の際に、海底爆発で噴出したスコリアが降り積もり、一夜にして出現した山だそう。
赤く見える層は、マグマに含まれる鉄分が酸化したもの。自然の力を感じられる、まるでパワースポットのような場所です。
大路池(たいろいけ)
photo by pixta
三宅島ふれあい自然センターアカコッコ館の近隣にある「大路池」。三宅島最大の淡水湖であり、パワースポットとして有名です。原生林に囲まれた静かな池はとても神秘的で、確かにパワーがもらえそうな気がしますよね。
湖畔を一周できる遊歩道があるので、散策をしながら国の天然記念物であるアカコッコなど野鳥観察もできますよ。
・名称:大路池(たいろいけ)
・住所:三宅村坪田
・アクセス:最寄りバス停「大路池」から徒歩で約10分
・電話番号:04994-5-1144(三宅島観光協会)
・料金:見学無料
・公式サイトURL:http://www.miyakejima.gr.jp/see/tairoike/
火山体験遊歩道
火山体験遊歩道は昭和58年(1983年)に起きた噴火で埋没した土地の上に造られた木製の遊歩道。歩いて行けば、溶岩に飲み込まれた阿古小中学校跡を見ることができます。
30年以上前の出来事ですが噴火の恐ろしさが肌で感じられるとともに、植物が生えている光景を見て、新しい命の息吹も感じられる場所です。
・名称:火山体験遊歩道
・住所:東京都三宅島三宅村阿古
・アクセス:最寄りバス停「夕景浜」から徒歩で約5分
・電話番号:04994-5-1144(三宅島観光協会)
・公式サイトURL:http://www.miyakejima.gr.jp/see/kazantaikenyuhodou/
富賀浜
海岸に続く遊歩道がある富賀浜(とがはま)。海には日本最北端のテーブル珊瑚の群生が見られる場所であり、ダイビングスポットとして人気があります。
海がきれいなのでシュノーケリングにも適しており、トイレやシャワー、休憩施設もあるので夏は海水浴場として賑わう海水浴場です。
・名称:富賀浜
・住所:東京都三宅島三宅村阿古
・アクセス:最寄りバス停「富賀神社前」
・電話番号:04994-5-1144(三宅島観光協会)
・料金:見学無料
・公式サイトURL:http://www.miyakejima.gr.jp/see/togahama/