短い歴史ではありましたが、イスラエルへの侵攻をはじめとしたインパクトの強い事件を起こした国でした。
チベット (1912-1950)
現在では中国の自治区のひとつとなっているチベットは、もともと一つの国でした。1912年に独立し生まれたこの国家は、指導者ダライラマ13世とダライラマ14世によって統治されました。しかし1949年に中国がチベットを侵攻。中国の支配下に置かれることとなりました。すでに60年以上前に消滅した国家ですが、現在でもチベットと中国の間には大きな遺恨が残っています。
アイレク共和国 (1995)
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アイレク共和国は1995年6月26日に独立し、1995年6月28日に消滅した国家です。たった二日で消滅した国ということで、おそらくもっとも歴史の短い国でしょう。この国はニカラグアとコスタリカの間に存在しました。最初はコスタリカ人が住んでいましたが、徐々にニカラグア人が移住してきて、ニカラグアなのかコスタリカなのかよくわからない地域ができあがりました。
そのカオスな地域の主な産業はワニを捕獲してその皮を売るというものでしたが、1990年にニカラグア政府が自然保護のためその地域でのワニの捕獲を禁止しました。それに怒った地元民が急に独立宣言!アイレク共和国が誕生したのです。しかし、二日後にニカラグア軍が制圧。あっけなくその歴史は幕を閉じました。
ローデシア(1965-1979)
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ローデシアはアフリカに存在した国家で、現在のジンバブエの前身にあたります。前身とはいえもともと現在のジンバブエとは全く性格が違う国で、当初は白人だけが政治の実権を握る国家でした。
黒人住民には参政権すら与えられない不平等な国でしたが、憲法が改正され人種差別をなくす動きが国家単位でおこりました。そして、1980年に現在も続く「ジンバブエ共和国」として正式に独立しました。
まとめ
国のような大きなものが消滅したり、誕生したりするというのは想像しにくいことかもしれませんが、いままで多くの国が生まれては消えてきました。これはまぎれもない事実です。
きっと実際に国が消滅することになったら、一人の人間の力では決して止められないでしょう。だから、もしどうしても訪れたい国があるという方はお早めに。もしかしたら、あなたの訪れたい国が消えるのは明日かもしれません。