旅の楽しみのひとつといえば、旅先の“ホーム”であるホテルを選ぶこと。
目的地に合わせてホテルを選ぶこともあれば、ホテルを目的に旅先を決めることだってありますよね。タブをいくつも開いて、ぴったりなホテルを探すところからもう、旅は始まっているのです。
今回わたしが沖縄旅の“ホーム”に選んだのは、星野リゾートが展開する「OMO(おも)」ブランドのひとつである「OMO5(おもふぁいぶ)沖縄那覇」。
「OMO」は“寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル”として、現在全国5つの拠点で展開されています。
そのなかで2021年11月にグランドオープンしたばかりの那覇の拠点。一体どんな体験が待っているのでしょう。期待に胸を躍らせながら出発です。
見出し
“知られざる沖縄を知る”旅の拠点「OMO5沖縄那覇」
沖縄の玄関口である、那覇市に誕生した「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」。掲げられたコンセプトは「バザールって、ちむどんどん♬」。
琉球王朝時代から今に受け継がれるディープな那覇文化に、ちむどんどん(ドキドキワクワク)するような旅を提案してくれるホテルなんです。
情緒溢れるカラフルな文化が詰まった那覇の街は、まさに活気ある賑やかなバザールそのもの。そんなバザールを楽しみ尽くすためのホテルを前にしてもうすでに心はちむどんどん!
ホテルに入ると、高い天井と広々とした開放感あるエントランスがお出迎え。丸や三角などの幾何学模様をあしらった、沖縄の伝統的な「花ブロック」モチーフの内装が繊細で素敵…! チェックインを済ませて、早速ホテル内を散策することに。
「OMOベース」で街に繰り出す準備をしよう
まずはじめに気になったのが、パブリックスペースの「OMOベース」。
1Fにはフロントやカフェなどがあり、2Fには宿泊者限定のゆんたくライブラリーがあります。吹き抜けの空間は、光も差し込んで気持ち良い……。
滞在中の暮らしに寄り添うOMOカフェでおいしい朝ごはん
OMOカフェでは、朝食やスイーツ、ドリンクなどが楽しめます。朝食の1番人気メニューは「フレンチトースト」。 口に入れた瞬間、ジュワッと溶けるブリオッシュとマンゴーソースのやさしい甘みがたまりません。
他にも、パッションフルーツのプチプチとした食感が楽しめる「パッショネード」や……
通常の3倍量のコーヒー豆で抽出した「スペシャルラテ」など、ほっと一息つきたいときに嬉しいカフェメニューも充実。
シュー生地が載った「トロピカルパフェ」もおいしい……。街に出る前には腹ごしらえも必要ですからね。
ちなみに夜には地ビールや「グルクンのオイル漬け」「スルメイカのイカ墨煮」などのオリジナル缶詰セットで晩酌もできちゃいますよ。
沖縄の伝統感じる「ゆんたくライブラリー」で調べもの♪
宿泊者限定で使える2Fの「ゆんたくライブラリー」には、電源完備の広々とした作業スペースが。ちょっとした調べものをしたり、ワーケーションをするのにもぴったり。なかにはワーケーションのために長期滞在する方もいるのだとか。これは作業が捗りますね。
大きなブックシェルフには、琉球張り子や琉球ガラス、シーサーなど、さまざまな沖縄の伝統工芸品がずらり。
沖縄にまつわる本やガイドブックが100冊も揃っているので、沖縄の歴史や文化をおさらいしてから出かけてみるのも面白そう!
客室に敷き詰められた和紙畳と沖縄カラーに笑顔が咲く
客室は「やぐらルーム」「ダブルルーム」「ツインルーム」の3タイプ。どの部屋にも和紙畳が敷き詰められ、思わず靴下をぽぉん! と脱いでリラックスしたくなる空間です。
やぐらルームは下にリラックススペース、上にツインベッドのスタイル。軽食を持ち寄って、ソファに腰かければ、つい女子トークに花が咲いてしまいそう。
海のブルー、太陽のレッドなど、お部屋ごとに沖縄をイメージしたカラーで彩られているのもポイント。どのお部屋になるかはお楽しみ。
ツインルーム、ダブルルームはベッドサイドにくつろげるスペースが。どのお部屋も大きな真四角の窓から、沖縄の明るい日差しが降り注ぎます。
さて、カフェもライブラリーも素敵だし、お部屋の居心地も最高だし、このままのんびりとしちゃいますか!……といきたいところなのですが、そこはせっかくの沖縄。
飛行機疲れが少し癒えたところで、ちょっと下に降りてみましょう。