みなさんはパタゴニアがどこにあるか、ご存知でしょうか?私は恥ずかしながら、行くことが決まるまで、どこかの国の名前かな~と思っていました。
パタゴニアは、南米大陸のアルゼンチンとチリにまたがる地名。南緯ほぼ40度以南を差します。今回は、そんな地球の裏側の秘境パタゴニアを初めて訪れた際に見た、美しい景色や魅力をご紹介します!
1.南米の名峰「フィッツロイ」
photo by pixta
何と言っても1番のハイライトはこれ!堂々とそびえ立つフィッツロイです!パタゴニアと言えば、アウトドアブランドの「Patagonia」があります。「Patagonia」のロゴになっている山の名前がアルゼンチン、パタゴニア地方のフィッツロイ山系です。
「Patagonia」はアメリカの会社ではありますが、創業者のイヴォン・シュイナード(Yvon Chouninard)さんを始めとする関係者の、‟地図には載っていないような遠隔地であること、氷河に覆われた山岳という地形、各国語で発音しやすい” という様々な思い、理由から「Patagonia」の名前が付いたそうです。
そしてそのシンボルがこのフィッツロイという訳です。
photo by pixta
標高は約3400m。フィッツロイの鋭角なシルエットが私の好きなポイントなのですが、もう一つのおススメは、朝日に照らされる姿です。
山頂から日の出を見ることは多いと思いますが、フィッツロイはその朝日に照らされて山の先端が赤く染まるのがとても美しいです。
そしてこの山はロッククライマーの聖地とも言われています。この景色を見たら、クライマーデビューしてみたくなりますよね!
2.迫りくる氷壁「ペリトモレノ氷河」
Photo by Satomi
フィッツロイと並んで、パタゴニア地方を代表する大迫力スポットが、「ペリトモレノ氷河」です。氷河といえば、現在世界中で温暖化によるその溶けるスピード加速が問題となっています。ところがこの「ペリトモレノ氷河」は、世界でも珍しい‘成長し続けている氷河’だそうです!
つまり溶けて面積が減るスピードよりも、固まって氷河になる部分の方が多く、その結果「生きた氷河」とも言われるようです。
そして是非聞いていただきたいのは、氷河が裂ける瞬間の音です!見た目では変化が無くても、氷河の内部が避けると物凄い音がするんです。バリバリ!!!メキメキ!!!バシッ!!!という、地響きを伴うような音です。
正に、地球が生きている……と感じる瞬間です!
ペリトモレノ氷河の目の前にはレストランと、展望遊歩道が整備されていて、そこから正面に氷河を見ることができます。氷河がメキメキ!と音を立てたり、大きな音を立てて崩れ落ちると、カメラを構えて待つ人から大きな歓声が上がります!
3.パタゴニアといえば「氷河」
Photo by Satomi
パタゴニアには「ペリトモレノ氷河」以外にも迫力のある氷河があります。「スペガッツィーニ氷河」「ウプサラ氷河」両方とも、氷河クルーズで近くまで行くことが可能。
氷河から流れ出てきた氷の塊すぐ傍まで船を近づけて、記念撮影をしたり、船の中では、氷河の氷を使った‟オン・ザ・ロック”も楽しめますよ♪
また船の上では、写真撮影をしたり、実際に氷河を抱えたりする貴重な体験ができます。