マガンダンウマガ(タガログ語でこんにちは)。フィリピンのリゾート地、セブ島の語学学校でマネージャーとして働いているサトミです。2020年にオリンピックを控えていることもあり、ますます英語熱が加速するニッポン。「思い切って留学をして英語を本格的に身に着けたいなァ」と思い描く人も多いはず。
どうせ留学をするならより効果的に勉強がしたいですよね。そこで、最近人気がうなぎのぼりのフィリピン留学に焦点を当てて、その成功する秘訣をお教えしちゃいます。
まずはフィリピン留学の歴史をカンタンにご紹介
フィリピンはその昔、スペインに統治されており、1898年に起こった米西戦争を経て、アメリカの支配下に置かれました。そのときにフィリピン人は英語を覚え、それがフィリピン人が高い英語力を持つ今につながっています。
そして今から約20年前。韓国人がアジアの英語圏として目をつけたのがきっかけでフィリピン留学空前の大ブームが勃発しました。
それまでオーストラリアやアメリカ、カナダなどの英語圏に行っていた彼らが「リーズナブルな価格でマンツーマンで英語レッスンができる」という魅力的な環境を求めて続々とフィリピンへ飛び、フィリピン留学を今のような人気留学地に変えました。
そしてその波は日本、台湾、中国、ベトナム、ロシアへと広がっています。
ちなみにフィリピンでは小学校から英語教育がはじまり、英語を使って理科や社会などのほかの教科の授業が行われる学校もあります。
アメリカのヒットソングをいち早く聞いたり、人気ハリウッド映画を字幕なしで見るなど、いわゆる「流行の英語」もお手の物。発音も非常にキレイなアメリカ式ですので、英語の基礎を固めるには申し分ない国であるといえるでしょう!
ピークシーズンはいつ?
一体どのような人がフィリピン留学に来ているのでしょうか。留学生の多くを占める日本人や韓国人でフィリピン留学に来ている人の大半は大学生です。日本人は社会人留学もたくさんいますが、韓国は、ほぼ大学生といってもよいでしょう。
韓国の大学の夏休みは日本よりも少し早く、6月中旬ぐらいから始まり、8月末で終わります。
その時期から韓国人大学生がフィリピンに押し寄せ、特に韓国系の語学学校は韓国色に染まります。そして、7月下旬ぐらいから日本の夏休みがスタート。7月下旬から8月、9月中旬ぐらいまではもうどこの語学学校もパンパンの満員御礼状態になります。
7月~9月中旬ぐらいまでの夏休みの加え、冬休みの1月、春休みの3月もピークシーズンに当たります。
オフシーズンのうまみとは?
photo by Shane Global Language Centres
オフシーズンのうまみといえば、「フィリピン留学=マンツーマンレッスン」。これに尽きます。50分~70分のマンツーマンレッスン中は先生と生徒のふたりっきりで勉強するので相性がとても大切。
せっかくのマンツーマンレッスンだから、気の合う先生やベテランの先生、優秀な先生に教えてもらった方がやる気も出るし、最終的には英語の伸び方が断然違ってきます。
そこで、自分にとってベストな先生に教えてもらうために必要なことが「思い切ってマンツーマン先生を変えること」です。フィリピンの語学学校では基本的に初めは学校スタッフがフィリピン人先生を割り当てますが、途中で変更することができます。
しかし、ピークシーズンだと先生を変えたくても、この時期のスケジュールはギッチギチ。お目当ての先生がいたとしても変えられないかもしれません。