アジアのビーチリゾートとして人気のプーケット島は、タイの首都バンコクからもアクセスしやすく、世界中から年間約640万人もの観光客が訪れる人気のスポットです。プーケット島の基本情報とおすすめの観光スポットをご紹介します。
*編集部追記
2017年8月公開の記事に新たに追記しました。(2018/08/12)
プーケット島とは?
タイを代表するビーチリゾート・プーケット島は、タイの首都バンコクから南に900kmの、タイ南部に位置する淡路島ほどの大きさの島です。サンゴ礁に囲まれた青い海を眺めながらステイできるホテルや地元産のシーフードグルメ、買い物・マリンアクティビティなどが楽しめるタイ国内で1番大きい島です。
プーケット島の歴史
その昔は、中国とインド貿易の重要な中間拠点だったプーケット島。1800年代には、錫(すず)産業で栄え、1900年代には、世界でも有数の天然ゴムの産地となりました。近年は、プーケット島の東海岸と南海岸で養殖されるエビが世界中に輸出され人気を得ています。
1980年代に入ると徐々にリゾートホテルの建設が始まり、カップルや家族でも訪れやすい観光地として徐々に知られるようになります。1970年代降は、島の約80%を占める山と「アンダマン海の真珠」と称される美しい海の両方を楽しめるスポットとして世界的に人気を得て、タイのビーチリゾートを代表する観光地になりました。
代表的なグルメ
エビ入りパッタイ
タイのグルメのひとつ「パッタイ」は、米粉の麺で作られたタイ風の焼きそば。ニラや玉ねぎなどの野菜と豆腐に、タマリンドやナンプラーの隠し味が効いたパッタイは、日本人にもファンが多い一品。地元でも養殖しているエビが盛りだくさんの「Pad Thai Shop」のパッタイはプーケット島でも1番のボリュームと味わいが好評です。
・名称:Pad Thai Shop
・住所:Soi 12 go to Karon direction, just few shops on the right,Karon,Phuket,Thailand
・公式サイトURL:https://www.phuket101.net/the-pad-thai-shop/
シーフード
パトンビーチ沿いにある老舗シーフードレストラン「Patong Seafood」は、アラカルトメニューが豊富。生け簀やタライの中から好みの魚介を選び、その場で調理してもらうこともできます。お店の一推しは「ロブスター(伊勢海老)」で、「ガーリックバター焼き」や「ニンニク醤油蒸し」など、調理法も自分でチョイスできます。
・名称:Patong Seafood
・住所:Thaweewong Rd., Patong beach, Phuket, Patong, Kathu, Phuket, Thailand
・公式サイトURL:https://www.phuket101.net/savoey-seafood/
福建麺(ホッケンミー)
福建省からプーケット島に移住してきた華僑(かきょう)が多いことから、中華料理店が多いプーケット島。福建麺(ホッケンミー)は、焼きそばと汁そばの2タイプがあり、シーフード、豚、チキンなどを具材に、トムヤム味やナムサーイと呼ばれるさっぱり味のスープでいただけます。「Mee Ton Poe」福建麺(ホッケンミー)は、タイ人旅行者もプーケット名物としてわざわざ食べに来るほどですよ。
・名称:Mee Ton Poe
・住所:Phuket Road,Phuket Town, Phuket,Thailand
・公式サイトURL:http://www.phuket.com/phuket-magazine/mee-ton-poe.htm
成田からのアクセス
成田(羽田)からプーケット島へは、直行便が飛んでいません。そのためプーケット島の「テーサバーンナコーン・プーケット(プーケット国際空港)」へは、経由便を利用することになります。バンコクでの乗り換で、乗り継ぎ時間が比較的短いのは「タイ国際航空」や「日本航空(JAL)」、香港経由の「キャセイパシフィック」などです。
「エアアジア」や「イースター航空」などのLCCを含めると多数の便が就航しています。平均飛行時間は9時間ですが、利用する航空会社により乗り継ぎ時間が長くなる場合もあるので、予定に合わせて選びましょう。
プーケット島に行ってみての感想
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タイの首都・バンコクから飛行機で1時間20分ほどで到着するプーケット島は、アクセスのしやすいリゾート地として人気の場所です。日本人にとってもおなじみの場所であり、毎年多くの観光客がここを訪れます。
私がプーケットを訪れたのは昨年の秋頃で、ちょうど雨季の終わりでした。観光シーズンに入る手前だったので、まださほど人も多くなく、宿泊施設の価格もリーズナブルでした。私は人が多くごみごみしているのが苦手なのでオフシーズンでも良かったのですが、賑やかな雰囲気を楽しみたい方は11月から翌年4月までの乾季に訪れるのがおすすめです。
私はプーケットでは、スパやマッサージを楽しんだり、雨が降っていないときは浜辺で日光浴をしたりして、のんびりと楽しみました。リゾート地であるため、スパなどのリラックス施設はきちんと整っているので、そういった意味でもプーケットはおすすめです。
観光する際のアドバイス
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プーケットはタイでも有数の観光地であり、国内でも豊かな地域なので、あまり治安の心配をする必要はありません。物乞いも少なく、町中を走る車も新車が多いです。しかしながら、スリや置き引きといった軽犯罪はあるので注意。
物価は、タイ国内では比較的高い方ですが、日本と比べれば安いです。例えば食費などは、バンコクと比べると倍ぐらいすると考えておいた方が良いでしょう。
衛生面に関していえば、ある程度注意が必要です。生水が飲めないのはもちろん、レストランで出される飲み物でも、氷が入っていればお腹を壊す可能性が高いです。
おすすめのベストスポット
プーケット ボタニック ガーデン
私がおすすめするのは、プーケットボタニックガーデンです。ここは島内観光ツアーにも組まれるほど人気のある場所で、雰囲気はまさに緑のオアシスといった感じ!園内は30のゾーンに分けられているので、エリアごとに様々な植物を鑑賞でき、非常に楽しいです。インスタ映えするのでSNS用の撮影スポットとしてもおすすめ!
続いて観光スポットについて紹介します。
ピピ島
プーケットから東に45キロ、6つの島からなるピピ島は、プーケットからフェリーで約2時間弱で行けるタイの秘境です。シュノーケル& ダイビングなどのマリンアクティビティを中心に、周辺の島や美しいビーチを巡るアイランド・ホッピングツアーなども利用することができます。
・名称:ピピ島
・住所:Ko Phi Phi Don Thai
コーラル島
サンゴ礁にぐるっと囲まれた美しいコーラル島は、プーケット南東沖約10キロにあります。シャロン湾からスピードボートに乗るとわずか15分で行けるので、日帰りでも十分満足できます。島には様々なアクティビティが揃っているので、お好みに合わせて思いっきり遊んでくださいね!
・名称:コーラル島
・住所:Unnamed Rd Tambon Rawai Amphoe Mueang Phuket Chang Wat Phuket
マリン・プラザ
マリン・プラザは、パトンビーチの南端にあるナイトマーケットで、約6,300㎡という広大な敷地を有しています。タイ料理はもちろん、フルーツやシェイクなどのスイーツ系や、虫の揚げ物といった普段食べられないようなゲテモノ系まで揃っています。
・名称:マリン・プラザ
・住所:52 83150 162/51-52 ภก.4055 Patong, Kathu District, Phuket 83150
ナイヤンビーチ
ナイヤンビーチは、落ち着いた雰囲気があるビーチです。パトン・ビーチなどの有名ビーチと比べると人が少なく、のんびりとできる穴場スポットで地元の家族連れが主に利用しています。
・名称:ナイヤンビーチ
・住所:Sakoo, Phuket, Thailand
パンガーロード
パンガーロードは、オールドタウン内にある通りの一つです。白いコロニアル調の建物が立ち並び、レストランやバーなどもたくさんあります。またこの通りは銀行がとても多く、両替所が閉まっている夜でも、ここに来ればATMで両替が可能です。
・名称:パンガーロード
・住所:Phang nga rd. muang phuket
Baba cafe
パトンビーチにあるババカフェは、観光客で賑わう場所にありながら落ち着いた雰囲気があり、ちょっと一息つくのにおすすめの場所です。デザートやドリンクメニューも豊富で、女性からの人気も高いです。
・名称:ババカフェ
・住所:150 Thawewong Rd, Tambon Patong, Amphoe Kathu, Chang Wat Phuket
・公式サイトURL:https://www.facebook.com/BaBaCafePatong/
Mefong cafe
こちらは、パトンからプーケットタウンへ向かう途中にあるカフェです。大学の近くにあるため学生も多く、ドリンクやスイーツを片手に作業している人もよく見かけます。内装もおしゃれ上、インターネットのスピードも早いのでノマドにもおすすめです。
・名称:Mefong cafe
・住所:Kathu, カトゥー プーケット
・公式サイトURL:https://www.facebook.com/Mefongcafe/?rf=1629410440691244
Zurich Bread factory and cafe
ここはパン工場に併設されたカフェで、デニッシュ類やケーキがおいしいと欧米からの観光客にも人気の場所です。テーブル周辺にコンセントがないのでパソコンで長時間作業するのには向いていませんが、軽い朝食を食べたり、まったりとリラックスするのに向いているお店です。
タランロード
プーケット島で1番最初に整備されたという「タランロード」。「シノポルトギース様式」と呼ばれる中国とイギリスの伝統的な建築スタイルがミックスした、カラフルでレトロな建物が立ち並びます。昔ながらの漢方薬局や雑貨店、質屋・食べ物屋に加えて、おしゃれなカフェやゲストハウスなども増え、壁に施されたウォールアートでも知られる人気のスポットです。
・名称:タランロード(talang road)
・住所:talang rd. muang phuket 83000
プーケット ボタニック ガーデン
「プーケット ボタニック ガーデン」は、蘭やサボテン、ハーブ・パームツリー・熱帯雨林植物・食虫植物などの植物を30のゾーンに分けて展示する植物園。緑と光が溢れる園内は南国の楽園のよう。SNS用の撮影スポットも用意されています。
・名称:プーケット ボタニック ガーデン(Phuket Botanic Garden)
・住所:8/89 Mu 4 Chao Fa Rd., Chalong Subdistrict, Muang District, Phuket
・公式サイトURL:http://phuketbotanicgarden.com/
プーケット バード パーク
「プーケット バード パーク」は、熱帯の植物が繁る山の斜面を利用して作られた施設。アジア・アフリカ・南米など、100種類以上のカラフルな鳥が約1000羽いる広大な敷地は、鳥好きにはたまらないスポット。美しい姿の鳥たちがユニークな芸を見せてくれるバードショーがあるほか、自分で直接餌やりができるのも魅力です。
・名称:プーケット バード パーク(Phuket Bird Park)
・住所:6 / 2 Moo 3, Chaofa (West) Road, Vichit, Muang, Phuket 83000 Thailand
・公式サイトURL:http://www.phuketbirdpark.com/
プーケット水族館
プーケット島の東海岸パンワ岬にある「プーケット水族館」は、タイの川や湖、アンダマン海に生息する魚を、それぞれの生態系を模して作られた水槽で見学できるスポット。サンゴ礁海域を泳ぐカラフルなトロピカルフィッシュや体長2.7m・300kgの巨大グルーパー、ピラニア・深海魚などに出会える素朴な水族館です。
・名称:プーケット水族館(Phuket Aquqrium)
・住所:51 Moo 8 Sakdidet Rd, Amphoe Mueang,Phuket 83000,Thailand
・公式サイトURL:http://phuketaquarium.org/en/