編集部
Asuna エディター

元小学校教諭。大学在学中に「海外ひとり旅」にハマる。現在はTABIPPOの編集部に所属。ほかにも取材・美容・食・コラムライターとして活動しつつ、個人でFamily photographerとして、お宮参り・七五三・前撮りなどを撮影している。週末は夫と旅三昧の日々で、長野〜福島県は庭。東北が大好きで、地方に行きつけの店を作るのが趣味。

こんにちは、我が家の器が作家さんのものばかりで食器棚が満タンになってしまいました、Asunaです!

みなさんは、「これに盛り付けたら、これに淹れたら気分が上がる!」そんな陶器に出会ったことはあるでしょうか?わたしは数年前までは全くこだわりがない派の人間でした。

料理やお菓子、ケーキを作るのも好きだけどフライパンからザーッと入れたほうが楽だし、なんならお菓子もタッパーから食べたらいい!なんて考えでした。陶器の魅力に触れるまでは。

今回は、陶器をひとつひとつ愛情を込めて作る国内の陶芸家さんを取材にうかがい、陶器がくれる当たり前だけどお気に入りの時間についてご紹介したいと思います。

陶器にこだわるとなにが変わる?

photo by Asuna Igari
シンプルに言って「気分が変わる」ではないでしょうか。みなさんも、誰と会うのか、どこへ行くかによって、髪型、メイク、着ていく洋服を変えた経験ありませんか?

今日はテーマパークに行くぞ!という日には、歩きやすいサンダルやスニーカーで、パンツスタイルを選んでみたり、古着を探しに行こう!という日には、古着っぽい洋服を選んでみたりするなど、ごく自然にスタイルを変えて、気分を変えて生活していると思います。

実は、陶器も同じなんです。

photo by Asuna Igari

「今日のパスタはトマトベースだから、赤色が可愛くみえるようにアイボリー色の陶器にしよう」「今日はかぼちゃの煮物を作ったから、かぼちゃの色が映えるような群青の陶器に入れてあげよう」

など、その日作った料理が一番引き立つような陶器を選んで使ってあげることで、「おうちじかん」や「おうちごはん」がより、おしゃれでとっておきの時間になるのです。

陶芸家がつくる、1点ものの陶器

photo by Asuna Igari
陶芸作家さんが丁寧に作る陶器の何に魅力を感じるのか。それは、「ひとつとして同じ作品がない」というところ。ひとつひとつ手作りで製作されている陶器たちには皆、違った表情、個性をもっています。

同じ土、同じ素材の釉薬(ゆうやく/陶器を作る際に、色をつけるもの)を使用していたとしても、焼き窯の中での置く位置や、温度、その日の湿度など、さまざまな要因によって、陶器に個体差が生まれるのです。

photo by Tatsuya Igari
実際に目で見て陶器を買うことがほとんどなので、自分自身が可愛い!と思う表情の陶器をお迎えすることで、使うことが一層楽しみになります。

ここ最近では、オンラインで作家さんの1点ものの陶器を購入できるサイトや、陶器市などもあります。オンラインで購入する際には、どんな表情の子が届くのか、わくわくしながら待つというのも楽しみ方の1つですね!

それでは、わたしの一押し陶芸家さんのご紹介したいと思います。

瀬戸焼/翠窯


翠窯さんに初めて出会ったのは、益子焼が有名な、栃木県益子市で毎年の春と秋に開催される「益子の陶器市」でした。艶やかな釉薬の下に丁寧に描かれた繊細な模様と、深みのある色合いに心を奪われ、即決でした。

では、我が家にある翠窯さんの陶器に盛り付けると、どんな「おうちごはん・カフェ」になるのかご覧いただきたいと思います。

photo by Tatsuya Igari

こちらは「オーバルL」というお皿です。大きめで長丸の形が特徴です。写真のようにパスタをのせるのにピッタリな形。我が家には、ホワイトとブラウンの2色があるので、パスタソースの色によってお皿を使い分けるということもできます。

パスタの他にも、ワンプレートご飯のお皿としても大抜擢!サラダとメインディッシュ、それからライスを全部のせて洗い物を少なくしちゃいたい!という方にもおすすめの1枚です。

photo by Asuna Igari
こちらは、「フレームS」というお皿です。真四角なのが特徴で、お皿の縁に描かれた繊細な模様の浮き出方もまた、お皿によって個性があります。取り皿として使用させていただくことも多いですが、ケーキなどのお菓子をのせると、より一層可愛さが増します。

photo by Tatsuya Igari
こちらは、「カレー皿織部」というお皿です。こっぽりと深く、丸くて可愛らしいフォルムが特徴です。カレー皿というだけに、カレーにピッタリ。

底が深いのでご飯の上にカレーをかけても漏れる心配もありませんし、側面が丸いので、最後の最後までカレーをすくいやすいんです。でもこちらのカレー皿、我が家ではポトフを入れてみたり、おでんを入れてみたりもしています。さまざまな場面で大活躍する一枚です。

公式ホームページでは、取扱店舗(東京近郊や関西にもあります)のページや、オンライン購入できるページがあるので、ぜひご覧ください。

さて次は、同じ関東県内で取材に行くことができた、わたしが大好きな陶芸作家さんをご紹介します。作業工程や、こだわり、作る上で大事にしていることなど、たくさん話してくださいました。

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Asuna エディター

元小学校教諭。大学在学中に「海外ひとり旅」にハマる。現在はTABIPPOの編集部に所属。ほかにも取材・美容・食・コラムライターとして活動しつつ、個人でFamily photographerとして、お宮参り・七五三・前撮りなどを撮影している。週末は夫と旅三昧の日々で、長野〜福島県は庭。東北が大好きで、地方に行きつけの店を作るのが趣味。

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