ライター
Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

2022年のワールドカップの開催地であるカタール。最近ではカタールを経由して、日本からヨーロッパやアフリカに旅行する人たちも増えてきました。

そんな旅行中「乗り換え時間がたくさんあるから町に出てみたい」「ワールドカップ開催地を見てみたい」という方もいるかと思いますが、中東のカタールというと謎が多く少し不安ですよね。

そんな方のためにカタール在住6年目の私が、安心してカタールを旅行できるように、カタール国の基本情報をまとめてみました!

 

カタールってどこにあるの?面積や人口は?

カタールはペルシア湾(アラビア湾)に面したアラビア半島に位置する小さな国です。カタールの首都はドーハ。近隣諸国はサウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦です。

面積は11,571平方キロメートルで、秋田県とほぼ同じくらいの面積に相当します。

人口は約271万人ですが、そのうち現地人であるカタール人は約10%程度しかいません。それ以外の約90%は外国人で、インドやパキスタン、フィリピン、ネパールなどからの出稼ぎ労働者が人口の大多数を占めているというとても変わった特徴があります。

photo by Shoko_Jyaiko とてつもなく暑い真夏でも外で働く外国人労働者の方々。

天然ガスや石油などの資源で裕福なカタールは、現在急速な発展を遂げている最中であり、多くの労働力が必要とされています。また、カタール人の人口は少ない上彼らは裕福なため、自分たちの為に働いてくれる人を雇う余裕もあるという、羨ましい状況なのです。

photo by Shoko_Jyaiko ラクダと工事現場。

ドーハの町を見てみると、ワールドカップのスタジアムの建設だけでなく、ホテル、道路、地下鉄など様々な工事がそこらじゅうで行われているのを目にするでしょう。また、カタールにやってくるのは男性の労働者が大多数を占めているため、カタールの人口の男女比は7:3との情報もあります。

 

カタール人の暮らしについて

photo by Shoko_Jyaiko カタール人をモチーフにした道路標識。

カタールは1940年代に石油が発見されて以降急速に発展してきました。1人あたりの国民総生産(GDP)が世界第1位になったこともあり、「世界一裕福な国」と呼ばれたこともあります。

photo by Shoko_Jyaiko カタールの伝統的な歌と踊り。

少ない人口で石油や天然ガスの恩恵を被っているカタール人の生活はとても豊かで、学費、医療費、電気代、水道代、電話代が無料、また土地も政府から無料で借りることもでき10年後には自分の所有地にできます。

またカタールには所得税、消費税もありません。ドーハの町を歩いていると、伝統衣装を着たカタール人たちが優雅に高級車に乗っている様子を目にすることでしょう。

 

カタールの気候や旅のベストシーズンは?

カタールの国土のほとんどは砂漠です。砂漠というと一年中暑いというイメージがありますが、カタールにも一応季節はあります。12月~2月辺りが一年のうちで一番涼しく日本の秋くらいの気候ですが、時より気温が急激に下がってダウンを着たりすることもあります(とても稀ですが)。

5月~9月辺りが一番暑い季節で、日中は50度近く上がることも!そのため、日中外を歩いている人はほとんどいません。夜になるとお店や公園も活気づいて人で賑わいます。

photo by Shoko_Jyaiko 昼間よりも夜になるとどこも人で賑わう!

雨は年間を通してほとんど降りませんが、季節の変わり目になると突然雷雨が襲ってくることもあります。ドーハは普段、雨水対策がされていない町なので、少しの雨でも洪水のようになったこともありました。また、砂漠の国ということもあり、時より砂嵐も発生します。

旅のベストシーズンは10月~3月頃でしょう。冬のドーハの気候はとても過ごしやすく快適です。

 

カタール入国で日本人はビザは必要?

photo by Shoko_Jyaiko

2017年8月、カタール政府は世界80カ国籍を対象にビザなしでの入国制度を開始しました。そのため有効期限が残り6カ月以上あるパスポートを持っていれば、カタールにビザなしで30日間の滞在が可能です(マルチプルエントリーも可)。

 

日本からのフライトは?カタールの空港はどんな感じ?

カタールにある空港は首都ドーハにあるハマド国際空港の1つしかありません。この空港は2014年5月に新たにオープンした近代的でとても綺麗な空港です。

 

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日本からのフライトはカタール航空が就航しています。現在、羽田と成田からハマド国際空港まで、それぞれ毎日直行便があります。

ドーハからはヨーロッパやアフリカの各都市へのフライトもたくさんあるので、乗り継ぎするのにとても便利。(カタール航空を利用してアフリカへの旅行を検討している方はぜひ「五つ星のカタール航空ドーハ経由でアフリカに行きたい♡魅力あふれる都市8選」をご覧ください)

また、カタール航空は、航空会社の格付け調査を行うスカイトラックス社の「エアライン・オブ・ザ・イヤー2018」で世界第2位と5つ星エアライン、そしてハマド国際空港も中東の空港第1位という賞を獲得しています。

 

言語は?英語は通じる?

photo by Shoko_Jyaiko

カタールの公用語はアラビア語です。しかし、英語もアラビア語と同じくらい使われており、レストランのメニューや町の道路標識などもアラビア語と英語で書かれています。

photo by Shoko_Jyaiko アラビア語と英語で書かれた看板。

ホテルやレストランやショッピングモールなどの従業員も外国からの労働者がほとんどのため、大抵英語を話せます。

私もカタールに行く前には、カタールに住んだらアラビア語を使って生活するからきっとアラビア語ができるようになるはず!と意気込んでいたのですが、実際住んでみるとアラビア語を全く使わずに生活できてしまうので拍子抜けしました。

 

宗教は?ラマダンの時の様子は?

photo by Shoko_Jyaiko

カタール人のほとんどはイスラム教のため、イスラム教が国教にあたります。しかし、前述したとおり外国人労働者が人口の大多数を占めているため、ヒンズー教や仏教、キリスト教の人たちも大勢います。

photo by Shoko_Jyaiko ドーハの町中にモスクがあり、毎日お祈りの時間になると放送が流れます。

イスラム教の断食月であるラマダンになると、ほとんどのレストランやカフェが日中は閉まり、夜のみのオープンとなるのでこの間の旅行はあまりオススメしません。なぜなら、外国人でも公共の場での飲食は、日中の間は避けなければいけないからです。そして、ラマダンの時期はお酒を提供するバーなどは終日営業休止となります。

photo by Shoko_Jyaiko Ramadan Kareemとは「ラマダンおめでとう!」という挨拶。

しかし、中にはラマダン中でも外国人に日中食事を提供できるように、仕切りをして外から見えないようにしているレストランもあるので、選択肢が全くなくなるという訳ではありません。

ライター
Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

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