ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

よくロシアの女性は世界で1番きれい、と言われます。一方、ヨーロッパをよく知る旅人がロシア人に会うと「何かが違う」と言います。一体、ロシアとヨーロッパの違いはどこにあるのでしょうか。

今回は筆者の経験を基に、ロシアのレディーファーストと習慣について考えてみます。

ロシアの男性は女性に席を譲る

Photo by Nitta Hiroshi

私はヨーロッパ、ロシアに旅行するたびに、地下鉄に乗ります。日本ではまったく見られず、ヨーロッパではたまに見られる、そしてロシアの地下鉄における習慣です。それは、男性が女性に席を譲ることです!しかも、高齢の女性だけではありません。若い女性であっても、男性はサッと席を譲ります。

譲られた方も実にスマートです。「スパシーバ(ありがとう)」と言い、席に座ります。日本のように何度もお礼をするシーンはあまり見られません。そのため、どの地下鉄路線に乗っても、席に多く座っているのは女性です。

男性のみなさん!モスクワやサンクトペテルブルクで地下鉄に乗った際はさり気なく席を譲ってくださいね。

ロシアでは男性はおごる? おごらない?

photo by pixta

ヨーロッパでは女性が男性におごるのが一般的な国とそうでない国に分かれます。ロシアはどうなのでしょうか。ロシアは男性が女性におごるのが一般的です。私の経験ではモスクワでロシア人女性と一緒にコーヒーを飲んだとき、彼女は財布すら出そうとしませんでした。もちろん、私がコーヒー代を出しました。

インターネットで調べていると、現地で財布すら出さないロシア人女性に不満を持つ日本人男性が多いようです。しかし、それはあまりにもナンセンス! 地下鉄のケースと同様にスマートにサッとおごるのがコツです。

基本的にロシア人は日本のことが大好き! もちろん、日本のほうがロシアよりも所得が高いことは十分に知っています。「所得が高い国からの旅行者だから」という思いが彼女らにはあるかもしれません。

もちろん、割り勘でOKというロシア人女性もいます。そのときは流れに従えばOKです。ロシアは男性が女性におごるのが基本と頭に入れつつ、そのときのシチュエーションに合わせればいいと思います。

なお、外国人の女性がロシア人の男性におごられるのは一般的か?残念ながら、それは確認していません。おそらく、外国人の女性に対してもロシア人男性はおごると思いますが。

男性はパリっとしたシャツ、女性はオシャレに

photo by pixta

ヨーロッパとロシアとの大きな違いは女性が持つ美意識の高さかもしれません。ロシア人の女性は外出する際、きっちりとお化粧をします。それも念入りにしている印象がありますね。

また、服装にこだわるのもロシア人女性の特徴です。ただし、なぜか黒色の服を好むようです。ウクライナ人の友人は「ロシア人女性は黒色の服を好むことで有名」と言っていました。

なぜ、彼女らが黒色の服を好むのか、その理由はわかりません。当然のことながら、ロシアにはセンスのいい服がたくさん! ロシア土産に衣服を購入するのもアリかもしれません。

一方、男性はカジュアルフォーマルな場であっても、パリっとしたシャツとズボンを着ます。ここで、大切なことはしっかりとアイロンを当てたシャツであること。

ヨレヨレのシャツはロシアではマナー違反だそうです。もし、ロシアでパーティーに招待されたら、その点だけご注意ください。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

RELATED

関連記事