ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

今回はロシアビザの取得方法を解説します。まず、ロシアへ旅する際は基本的にビザが必要です。また、ロシアビザは「お金を払ってはい終わり」ではなく、いろいろな書類を提出しなければなりません。

もちろん業者に任せることもできますが、一度はビザ取得にチャレンジしてはいかがでしょうか。

 

基本的なビザ(観光ビザ・シングル)の取得方法

Photo by 新田浩之

まず、基本的なロシア観光ビザの取得方法を解説します。と言っても、観光ビザにもたくさん種類があります。ここでは1回だけロシアに入出国ができるシングル、2回ロシアに入出国ができるダブルを取り上げます。

観光ビザを取得するには以下の書類が必要です。

・パスポート原本
・電子査証申請書
・写真(4.5cm×3.5cm)
・バウチャー

 
電子査証申請書はロシア外務省のホームページから入り、自分で記入して印刷します。

ロシアのホテルにはバウチャーの申請フォームがあります。

問題はバウチャーです。バウチャーとは簡単に書くと旅のしおりのようなもの。滞在する都市や宿泊施設を記入した書類です。バウチャーを取得するには宿泊するホテル・ホステルのホームページから専用のフォームに記入します。すると、数日後にホテル・ホステルがあなたのメール宛にバウチャーを送ってくれます。

なお、バウチャー発行代は有料となっており、宿泊料とセットで引き落とされることが多いようです。ただし、全てのホテル・ホステルがバウチャー発行を代行してくれるとは限らないのでご注意ください。

グーグルで「ロシア バウチャー」と検索すると「空バウチャー」の発行をおすすめするサイトがあります。「空バウチャー」の多くは宿泊施設を記入しなくてもバウチャーを取得できるようになっています。

とても便利なように見えますが、このやり方は正規の方法ではありません。仮にビザを取得できたとしても、現地でトラブルに巻き込まれた場合に怪しまれる可能性があります(実際に空バウチャーでビザを取得し、現地で問い詰められたケースを聞いたことがあります)。ロシアを旅する際は正規の方法でバウチャーを取得することをおすすめします。

以上の書類を持って、在日ロシア連邦大使館・領事館(東京、札幌、函館、大阪)に持っていきます。なお、郵送は不可です。直接持っていけない方は代行業者を使うしかありません。料金は申請日から受領日までの期間によって異なります。

ロシア総領事館の労働日11労働日以上・・・無料
ロシア総領事館の労働日4~10日・・・4,000円
ロシア総領事館の労働日3日以内・・・10,000円
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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