ライター
佐々木 拓馬 フリーライター

せかいいっしゅうしましょう じぶんのいきたいところにいきましょう むずかしいことはなしにして さぁ、いきましょう

お金が無くてごはんが数日食べられないことも何度もありましたし、お金がなさ過ぎて服を売ったこともありました。

お金がないからストリートミュージシャンをやったこともありました。

はっきり言って現在のテレビではとても放映できないほどのハードすぎるトラブルだらけの旅!

しかし、それゆえに今見るとより新鮮な旅と感じるはずです。

 

ヨーロッパの旅。ゴールはロンドン。終わりの始まり。


パキスタンのあと、イラン→トルコと旅をしてヨーロッパに入りました。

一般的にヨーロッパとアジアの旅は大きく違います。単純に言ってしまえば物価の高いヨーロッパのほうがお金がかかるのです。

猿岩石の二人にはお金がないため、今まで以上に旅がハードなものとなると思われるかもしれませんが、彼らはこの旅でかなりたくましくなっていました。

お金がない中でも、ブルガリア→ルーマニア→ハンガリー→オーストリア→ドイツ→フランス→イギリスと7か国をヒッチハイクで乗り切ったのです。

たくさんの人に助けられながら、ゴールのロンドンに到着しました。ゴールした瞬間には満面の笑顔!その顔には涙はなく、達成感をこころから喜んでいるのが感じられました。

しかし、多くの視聴者はその笑顔にほろりと涙をこぼしてしまいました。

 

その後

帰国後、猿岩石のデビューシングル「白い雲のように」は空前の大ヒット。テレビで見ない日はないほどの大人気コンビになりました。

しかし、ブームはある日突然終わりを告げ、猿岩石は解散。

 

有吉さんは芸人として活動を続けることになりましたが、相方の森脇さんは芸人をやめてしまいました。この時期は有吉さんにとって絶望的な状況だったそうです。

しかし、それでもあきらめずに芸人をつづけた有吉さんは、「あだ名芸」で再ブレーク!それからはみなさんご存じのとおり、超売れっ子芸人となりました。

 

まとめ

実際、今になって彼らの旅を見ると、彼らの旅は現在の旅とはちょっと違うことに気が付くはずです。

インターネットはないし、ビザの仕様も異なっていますし、社会情勢だってぜんぜん違います。

しかし、彼らの一歩でも先に進もうとする姿はまさに旅人。

違うところはいっぱいあっても、前に進もうとする『旅人心』は今も昔も変わらないようです。

ぜひ、「これから旅にでたい」とか、「以前、旅をしていたけど、今は…」という方は、猿岩石のユーラシア大陸横断を改めて見返してみてはいかがでしょうか?

旅人の良いところも悪いところもぎゅっと濃縮されたこの旅は、きっといつの時代も旅人心を熱くしてくれるはずです。

ライター
佐々木 拓馬 フリーライター

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