ふと癒やされたくなったとき、私が訪れる旅先は、いつも決まって瀬戸内。ふわふわした色彩と、心地よい潮の香り。日頃耳にしている雑踏はなく、ただひたすらに穏やかな景色と時間が流れています。
マイペースに島を一周するも良し、ふと思い立ってフェリーで離島間をワープしても良し。潮待ちの集落を探検してみたり、瀬戸内名物に舌鼓を打ってみたり、瞬間の絶景に心奪われたり。とても素朴なのですが、瀬戸内は私たちの心を包み込んでくれるような、優しさと癒やしに溢れる場所です。
今回は、そんな“瀬戸内ならでは”を満喫するのに最適なツール「ロードバイク」を使った旅プランをご提案します!既に自転車を持っている方はもちろんのこと、持っていない方でもレンタサイクルを活用して、ぜひ挑戦してみてくださいね。
見出し
- 1旅のコンセプトは「ゆるポタ」!自転車×瀬戸内旅へ
- 1.1瀬戸内ゆるポタ旅の魅力①絶景をすぐに撮影できる!
- 1.2瀬戸内ゆるポタ旅の魅力②初心者でも楽しめる!
- 1.3瀬戸内ゆるポタ旅の魅力③コースの気持ちよさが唯一無二!
- 1.4瀬戸内ゆるポタ旅の魅力④おいしいグルメやスイーツがたくさん!
- 1.5瀬戸内ゆるポタ旅の魅力⑤楽しみ方、無限大!
- 2【レンタサイクルスポットも提案】瀬戸内でおすすめしたい自転車旅スポット5選
- 2.1【初級】竹原&大崎上島
- 2.2【初級】ゆめしま海道
- 2.3【初級~中級】しまなみ海道
- 2.4【初級~中級】小豆島
- 2.5【中級】安芸灘とびしま海道
- 3旅の可能性が広がる!自転車でディープな日本を味わおう
- 4【特集】NEXT JAPAN TRAVEL - あたらしい旅、だいすきな場所。-
旅のコンセプトは「ゆるポタ」!自転車×瀬戸内旅へ
今回の旅のコンセプトは「ゆるポタ」。これはサイクリストの間ではよく知られた造語で、ゆるいポタリング(=散歩程度に軽くサイクリングをすること)を意味しています。
一般的に、スポーツ自転車(ロードバイクやクロスバイク)は速く走るための乗り物で、ハードルが高いと思われる方も多いかもしれません。ですが近年は大衆化が進み、楽しみ方もよりゆるい方向へと派生してきました。
そんな「ゆるポタ」が瀬戸内旅にもってこいな理由と、「ゆるポタ」の魅力について5つ挙げていきます。
瀬戸内ゆるポタ旅の魅力①絶景をすぐに撮影できる!
何と言っても旅のツールとしての自転車の魅力は、何度も立ち止まれること。たとえば、ふと目の前の風景が気に入れば、すぐ立ち止まって写真撮影でき、走っている途中、気になる場所があれば、少し寄り道をすることも可能!
車では止まることを諦めてしまう一瞬のフォトジェニックなシーンでも、自転車であれば対応できます。まさに写真との相性が抜群な、旅のスタイルなのです。
瀬戸内ゆるポタ旅の魅力②初心者でも楽しめる!
2つ目は、体力が不安な初心者でも大丈夫という点。一般的に瀬戸内では、島の外周コースが平坦基調の島が多く、30km程度なら誰でも1日で走れてしまいます。特に「しまなみ海道」周辺では、尾道・今治・離島間でフェリーや旅客船が数多く運航しているので、うまく組み合わせて楽をしてもOK。
船に乗れば、瀬戸内らしい穏やかな風景と時間をサクッと味わえるのも魅力!実用性と旅情を兼ね備えた旅程のアレンジが可能です。
瀬戸内ゆるポタ旅の魅力③コースの気持ちよさが唯一無二!
これは2つ目にもつながってきますが、瀬戸内の離島を走る気持ちよさは、本当に病みつきになります。
風が爽やかで、海はひたすらに美しい。そして、その風景がリズミカルに、心地よいテンポで流れていく。車でもバイクでも徒歩でも味わえない感覚です。
自転車で走る楽しさや、自転車で旅をする根源的な魅力を教えてくれる場所。それが、この瀬戸内なのです。
瀬戸内ゆるポタ旅の魅力④おいしいグルメやスイーツがたくさん!
「ゆるポタ」という自転車の楽しみ方において、欠かせないのが食べ物。瀬戸内は名産の柑橘類や、海の幸をはじめとして、豊かな食材に恵まれており、その食材を活用した個性的なグルメ・スイーツをいただけます。
美しい風景と、絶品グルメ。この2つが揃えば、旅の満足度は間違いなく高まりますよね?また、おいしいもののためならの頑張れちゃうはず!
瀬戸内ゆるポタ旅の魅力⑤楽しみ方、無限大!
最後は旅のプランニングについて。上記4つの点に比べて少しハードルは上がってしまいますが、1泊2日以上あれば、オリジナルのルートをいくらでも引くことが可能です!
ふと気になった島へ渡ったり、海道から海道をハシゴしたり、町並みの散策と組み合わせたり、その楽しみ方は自由自在!その時の気分次第で、旅のプランは幾通りにもなります。プランに縛られない旅がしたい!そんな好奇心旺盛な旅人こそおすすめです。