編集部
Asuna エディター

元小学校教諭。大学在学中に「海外ひとり旅」にハマる。現在はTABIPPOの編集部に所属。ほかにも取材・美容・食・コラムライターとして活動しつつ、個人でFamily photographerとして、お宮参り・七五三・前撮りなどを撮影している。週末は夫と旅三昧の日々で、長野〜福島県は庭。東北が大好きで、地方に行きつけの店を作るのが趣味。

みなさんこんにちは、雄大な自然に癒されるのが大好きなAsunaです。

密を避けて生活することが推奨されている今。人混みや混雑を避けて旅をすることができるのが、「自然」がメインの旅。

8月は西日本をまわっていたのでほとんど家にいませんでしたが、そこで、今まで生きてきた28年間で1番美しい星空を眺めることができたので、今回はそのおすすめスポット「四国カルスト」をご紹介していきたいと思います。

四国カルストってどこ?

photo by Asuna Igari
四国カルストとは、愛媛県と高知県の山頂にまたがる規模の広さをもつ、日本3大カルストのひとつです。愛媛県側は、久方高原地の中でも最高地で、なんと標高約1,400m。

標高が高いので夏でも涼しく、ドライブやツーリング、避暑地を求めるキャンパーにとても人気のスポットとなっています。

カルストとはそもそも何かというと、雨による侵食によって石灰岩が地表に現れている地形のことをいいます。この白くてごつごつした岩(石灰岩)がカルストの大地では多く見ることができます。

高地のため、標高が高いところでも生きることができる植物しか存在しませんし、鬱蒼とした森なんてものもありません。

photo by Asuna Igari
目の前に広がっているのは、淡い黄緑色をした牧草と、白くて様々な形をした石灰岩。そしてどこまでも続いて終わりが見えない爽やかな道です。

晴れている夏がこんなにも気持ちが良いと言える場所は、四国カルストが今のところ今年の夏、個人的第1位です。

四国カルストは、大野ヶ原・姫鶴平(めづるだいら)・天狗高原・五段高原と約25kmにわたって連なっているカルスト高原です。冬は積雪が多いので閉鎖になりますが、涼しくて爽やかな夏を過ごしたい人にはぴったりの場所なんです。

四国カルストのおすすめポイントは?

満点の星を見ることができる

photo by Tatsuya Igari
四国カルストは標高が高いので、空が近く感じられる場所。他に視界を遮るものもなにもありませんし、電灯などの光害もありません。なので、満点の星の光だけを見ることができるのです。

今までいろいろな場所で星空を見たり撮影したりしてきましたが、吸い込まれそうで怖いほどの星空を見たのは28年間で初めてでした。丁度ペルセウス座流星群の時期を狙って行ったので、流れ星もたくさん見ることができました。

ちなみに星空の撮影をしたいという人は、月が出てくる時間、月が沈む時間を調べてからいくとおすすめです。この日は夜の22時ごろには月が沈む予定だったので、沈んだ後は正真正銘、星の光だけを感じることができる時間。

月の光が、星空撮影には邪魔になってしまうこともあるので、星空を撮影したいと考えている人は、月の出入り時刻を調べてからいくことをおすすめします。

人と密になることなく自然を満喫することができる

photo by Asuna Igari
自粛期間からよく聞いた「密」という言葉。やはり人がたくさんいるところはなるべく避けて楽しみたいところ。観光地なのに人いないの!?と言いたいところですが、大丈夫です。

広すぎて自分の周りに基本的に人がいないんです。ここに来ている人はみなさんそれぞれ好きな場所で自然を楽しんでいるので、「ここに人が集中」という場所がありません。

実際、わたしたち夫婦が撮影をしていた場所も、ただの道路脇で人はおらず、強いて言うなら牛がいるくらい。

時折車やバイクが通ったりすることもありますが、人とすれ違ったのは、キャンプ場近辺のトイレだけでした。ここに来る人は皆、各々好きな場所で自然を楽しむことができるのです。

四国カルストではなにができるの?

雄大な自然に囲まれてキャンプができる

photo by 姫鶴平キャンプ場公式ホームページ
ここ、四国カルストは前記したようにいくつかの高原が連なってできていますが、その1つである「姫鶴平(めづるだいら)」にはキャンプ場があるのです。

しかも、「テント1張・車中泊・デイキャンプ1団体ALL500円」という安価。予約は不要で、キャンプ場にある姫鶴荘にて受付のみ。電源、シャワー、浴場などはありませんが、水場とトイレはしっかりあります。

すてきな星空を眺めることもできますし、シャワーは一晩だけ我慢して星空を堪能して、翌朝近くの日帰り温泉にいくという旅程もおすすめですよ!

photo by Tatsuya Igari
ちなみに、久万高原町観光協会からキャンプ用品をレンタルするサービスが、今年の8月より始まったことで、ソロキャンプや手ぶらでキャンプが楽しめるようになったそうです。

手軽にキャンプに行くことができるサービス、この機会にぜひ利用してみてはいかがですか?

詳しくは
TEL 0892-21-1192(久万高原町観光協会)までお問い合わせください。
キャンピンググッズレンタル商品一覧表
キャンプギアレンタルサービス公式Instagram

爽やかな風に吹かれながらBBQができる

photo by 姫鶴荘食べログ公式写真ギャラリー
ただいまご紹介した「姫鶴荘」ではなんとBBQのコースがあるんです。積雪の関係で12〜3月はお休みですが、屋内外どちらでもBBQを楽しむことができるそう。

バーベキューセット(肉・野菜・ごはん)でひとり2500円とのこと。BBQの他にも、料理長おすすめの地そば、特産のアマゴを使ったメニューもあるので、詳しいメニューは姫鶴荘の食べログよりご確認くださいね。

絶景の中で宿泊ができる

photo by 久万高原町観光協会公式ホームページ
姫鶴荘には、家族やカップルで宿泊することができる宿泊施設やコテージがあります。コテージは5人用・7人用と大人数でも泊まることができ、親戚一同もしくは友達みんなで楽しみたい人必見の宿泊施設になっています。

姫鶴荘は1泊2食付きで1人7,500円(税別)で宿泊することができます。(プラス500円で夕食はBBQに変更可)コテージは5人用だと18,519円(税別)、7人用だと22,223円(税別)になります。

チェックイン時間がそれぞれ異なるので、詳しくは、以下の公式ホームページをご覧くださいね。

レンタサイクルができる

photo by 久万高原町観光協会公式ホームページ
風が気持ち良い高原なので、6〜7月の初夏は特にハイキングにもってこいな四国カルスト。ですがハイキングだけでなく、レンタサイクルをしてカルストの風や広大な景色を楽しむこともできるのです。

自転車の種類は、E-BIKE(スポーツ型電動アシスト付き自転車)か、クロスバイクの2種類。先ほどご紹介した姫鶴荘の横にある「カルストレンタサイクルステーション」にて自転車をレンタルすることができます。

近くで回る風車を見ながら、自転車でカルストの大地を走るのも、とても気持ちが良さそうですね。詳しくは下記公式ホームページをご覧になってください。

◎公式ホームページ一覧
①姫鶴荘に宿泊するなら
姫鶴荘公式ホームページ

②大人数でコテージに宿泊するなら
姫鶴平コテージ公式ホームページ

③レンタサイクルをするなら
四国カルストレンタサイクル

④久万高原町観光について
久万高原町観光協会公式ホームページ
GO!GO !久万高原 体験旅行イベント公式ホームページ

四国カルストに行くなら準備しておきたい

防寒具を持っていこう

photo by Asuna Igari
夏でも涼しい四国カルストは、夜になると肌寒いというよりも、普通に寒いです。キャンプする人も、車中泊の人も、日帰りで星を見にいく人も、上着などの防寒具を忘れずに持っていきましょう。

標高が高いため、強い風が吹くこともあるので、暴風素材だとなお安心です。

カメラのレンズは広角があると便利

photo by Asuna Igari
星空の撮影には欠かせない広角レンズ。さらに最小F値(レンズの絞りの値)が⒈4〜だと、夜空もしっかり写すことができると言われています。

人によってどんな写真を撮りたいかというのはさまざまなので、レンズの焦点距離(◯㎜レンズの数字)は人それぞれだと思いますが、私がおすすめするのは、14~15㎜のレンズです。

星空の写真は夫が撮影したカルストの大地と星空ですが、15㎜のレンズでF2.8で撮影したとのことでした。

星だけを撮影するのなら広角でなくとも撮影することができますが、カルストの大地と合わせて撮る際にはより広く写すことができる広角レンズがおすすめです。

壮大な景色で体も心も癒す旅

photo by Asuna Igari
日々の生活になんだか疲れてしまって、心と体を癒したい。そんなあなたにピッタリなのが「自然で自分を癒す旅」。

密になる心配もなく、自然の中で思い切り遊んで、家族や恋人、親しい人とBBQを楽しむ。夜はのんびり星を眺めて過ごして、絶景の中、爽やかな朝を迎える。

四国カルストに遊びにいくと、そんな非日常な景色が、心も体も癒してくれることでしょう。みなさんも、壮大な景色の中、自分を癒す旅に出かけてみませんか?

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元小学校教諭。大学在学中に「海外ひとり旅」にハマる。現在はTABIPPOの編集部に所属。ほかにも取材・美容・食・コラムライターとして活動しつつ、個人でFamily photographerとして、お宮参り・七五三・前撮りなどを撮影している。週末は夫と旅三昧の日々で、長野〜福島県は庭。東北が大好きで、地方に行きつけの店を作るのが趣味。

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