昔ながらの布製ドリップでいれてくれる練乳いりのコーヒー屋台。この布製のフィルターでいれてくれるコーヒーを、カーフェーポーラン(昔ながらのコーヒー)と言うんだそうです。蒸し暑いタイを歩き回り、疲れたところでやっと見つけて飲む青空屋台の昔ながらの甘いアイスコーヒーも絶品です。
こんな風にビニール袋で持ち帰りようにしてくれるのも、東南アジア風で味がありますよね!
5.ホワイトコーヒー(マレーシア)
マレーシアのコーヒーと言えばコレ!と言うくらい有名なのがイポーのホワイトコーヒー。コーヒーとマーガリンと砂糖を一緒に焙煎するのがマレーシアの伝統的なコーヒーの焙煎方法です。
イポーではマーガリンと砂糖を極秘の比率で焙煎することにより、コーヒー豆が焦げ付かず、苦味の少なくコクがある味になるのだとか。他のコーヒーと比べると白っぽいという特徴があるのでホワイトコーヒーというのだそうです。
あまりに有名になりすぎて、今やローカルチェーン店として、200店舗以上にもなっているそうなので、他の国の屋台風のコーヒーショップとは若干雰囲気は違いますが、こちらもマレーシア独自のローカルコーヒーなのです。
6.コピ(インドネシア)
photo by 022おふじ
インドネシアのコーヒーはとにかく飲み方が変わっています。フィルター等は一切使いません。
コーヒー豆を極細粒に挽き、透明なグラスにいれ、砂糖をたっぷりと入れたら熱いお湯を注ぎます。勢い良くかき混ぜたら、蓋をして、5から10分、コーヒーの粉が沈むのを待ちます。コーヒーの粉が再び舞い上がらないように気をつけながら上澄みを飲みます。たまにコーヒーカスが口に入るのはご愛嬌。笑
インドネシア人はとにかくコーヒーが大好きで朝起きると同時に、このコピを飲み、目を覚まして1日が始まるくらいです!蓋つきのガラスのコップで飲むのがインドネシア流です。僕もお土産で良く買っていくのですが、この飲み方が日本人には合わないようで、あまりインドネシアのコーヒーは喜ばれません。笑
まとめ
さぁ、いかがだったでしょうか、東南アジアの様々なコーヒーの飲み方や文化、全部知っていましたか?
コーヒー通や、ブラック派には信じられないような、飲み方かも知れません。でもコーヒーひとつでも、その国の文化や歴史によって様々な飲み方があるんですね。
是非、アジアの雑踏にゆっくりと腰をおろしてその国独特のコーヒーの楽しみ方を味わってみてください。いつもとは違うコーヒーもまた、良い旅の思い出になるかもしれませんね。