日本に住んでいながら知らないすばらしい景色はたくさんあるものです。でも知っている人たちはその景色の言葉を失い、感動していると思ったらすぐにその景色を見に行きたくなります。日本にある絶景の駅をご紹介します。
*編集部追記
2016年9月に公開した記事に新たに加筆しました。(2018/11/28)
夕日も美しいJR北海道 北舟丘駅
ホームの横に広がるのは内浦湾で、晴れた日には駒ケ岳を望むことができる駅。まるでホームが海に浮かんでいるかのような絶景が広がります。
周りには何もなく時間がゆったり流れていくかのような気分を味わうことができるので、できるだけインターネットは使わず太陽の動きを見ながらゆっくり一日を過ごしたい場所です。
一番のオススメはサンセットの時間帯。夕日が入る駅を遮るものは何もなく、海の向こうに沈んでいく夕日と駅の様子が絶景そのもの。
路線:JR北海道 室蘭本線
所在地:北海道伊達市舟岡町
地図:
その他:無人駅
夏季のみ営業!レアな原生花園駅
photo by pixta.jp
5月1日~10月31日に「小清水原生花園」へアクセスする専用の駅として開いています。期間中は記念切符なども販売されています。
非常にレトロな駅舎が魅力の一つで、なんだか田舎に帰ってきたかのような感覚を味わうことができるのが。ちょっと歩くとすぐ海に出るため、リフレッシュに訪れるのは最適でしょう。
路線:JR北海道 釧網本線
所在地:北海道斜里郡小清水町
地図:
その他:期間限定営業
ポスターやドラマのロケにも登場する下灘駅
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国道が開通して「日本一海に近い駅」ではなくなってしまいましたが、ホームから美しい伊予灘を眺められることから多くの観光客が訪れています。
走る列車も非常にレトロな赤く可愛いので、鉄道が好きな方は一度は訪れたことがあるという有名な駅。海が近くにあるので、サイクリングを目的として訪れる人も多いとか。写真を撮るときはホームの先に海がしっかり映るアングルで撮るのが鉄板です。
路線:JR四国
予讃線所在地:愛媛県伊予市双海町
地図:
その他:無人駅
秘境駅ファンの聖地「驫木駅」
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時化の時には波がかかってしまうこともあるという驫木駅は、日本海に面した無人駅です。1日上下5本ずつ普通列車が停車しますが、1日の平均乗客数は10名に満たない程度です。
青春18きっぷのポスターになったことがあり、鉄道ファンが多く訪れています。待合室の中はガラリとしていて昔にタイムスリップをしそうな雰囲気に包まれます。
路線:JR東日本 五能線
所在地:青森県西津軽郡深浦町
地図:
その他:無人駅
駅から湖が一望できる!稲尾駅
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駅のホームの長さが電車3両分いう小さな駅です。待合室の壁にはアルファベットで「INAO」と書かれています。なんだかほっこりしますよね。
駅の目の前にある湖が、夏は美しく冬は雪化粧で素敵に彩られるので、この景色を見るだけでも贅沢な旅になるでしょう。
路線:JR東日本 大糸線
所在地:長野県大町市平稲尾
地図:
その他:無人駅
トンネルに挟まれた絶景駅 田浦駅
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明治時代に開業した駅舎は、トンネルの多い地形ということもあり両端をトンネルで挟まれているという変わった駅です。プラットホームの長さの関係上、11車両以上の列車は先頭車両と2両目の一つ目のドアが開かない、いわゆるドアカットが有名な駅です。
路線:JR東日本 横須賀線
所在地:神奈川県横須賀市田浦町
地図:
その他:横須賀線の駅では利用者が最も少ない
登録有形文化財にも登録されている趣のある駅舎 嘉例川駅
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明治36年開業の駅舎は、2006年に登録有形文化財に登録されました。同じく肥薩線の大隈横川駅と並んで、鹿児島県内最古の駅です。待合室や窓口も昔の作りのまま大切に使われています。
路線:JR九州 肥薩線
所在地:鹿児島県霧島市隼人町
地図:
その他:鹿児島県内最古の駅
相模湾を見渡せる!鎌倉高校前駅
photo by pixta.jp
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国道134号線と並走する江ノ島電鉄の駅です。関東の駅百選にも選ばれた絵になる素敵な駅です。駅から100mほどの距離にある踏切も大変有名な風景。
海沿いをずっと走っていくので、夕方に江ノ電に乗って江ノ島方面へ向かうと、夕日が海と列車を照らすのでサンセットを眺めながら美しい電車旅になるはずです。
路線:江ノ島電鉄 江ノ島電鉄線
所在地:神奈川県鎌倉市腰越
地図:
その他:関東の駅百選のひとつ
日常的な利用客は「0」小幌駅(こぼろえき)駅
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小幌駅(こぼろえき)はJR北海道室蘭本線の駅で、「礼文華トンネル」と「新辺加牛トンネル」という2つの長大トンネルの間に挟まれた断崖絶壁の山あいにあります。日常的な利用客はいませんが、鉄道ファンからは「日本一の秘境駅」と呼ばれていてファンの多い駅です。
2015年にJRから経営合理化のために廃線の検討がなされましたが、小幌駅からしかアクセスできない小幌洞窟(岩屋観音)など周辺の観光も含めた貴重な観光資源として存続を望む豊浦町が管理・運営を引き継ぐという形で2016年4月より1年ごとの存続検討がされることになりました。しかし、その運営はコスト面からも厳しい状況です。
・名称:小幌駅(こぼろえき)
・住所:北海道虻田郡豊浦町字礼文華
・地図:
・アクセス:東室蘭~長万部間を走るJRの普通列車のみ停車
札幌からJRだと非常に遠回りのため、洞爺・豊浦行きの直通バスが1日1往復出ている。要予約、約3時間。
詳しくはこちらからhttp://www.town.toyoura.hokkaido.jp/hotnews/files/00002300/00002331/20160314084727.pdf
・電話番号:0142-83-1418(豊浦町役場 総務課)
・公式サイトURL:http://www.town.toyoura.hokkaido.jp/hotnews/detail/00002331.html