「長靴下のピッピ」の物語は知っていても、この本がスウェーデンの作家によるものであると知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回はスウェーデンの代表的な児童文学作家のひとり、アストリッド・リンドグレーンズとその故郷、ヴィンメルビューについて紹介します。
長靴下のピッピ
農家に生まれ、 大自然の中で育ったリンドグレーンは、そんな幼少時代の生活をベースに自由奔放で行動力のある主人公を描いた童話を次々と執筆しました。日本でもよく知られる「長靴下のピッピ」や「ロッタちゃんや「やかまし村の子どもたち」シリーズがその代表作です。
主婦だった彼女が執筆した作品は出版社のコンペに入賞したことをきっかけに世界的な注目を集め、ミュージカルや映画にもなっていきます。1985年には国際アンデルセン賞も受賞、2002年にはスウェーデン政府によりアストリッド・リンドグレーンズ記念文学賞が設立されました。
リンドグレーンの故郷ヴィンメルビュー
リンドグレーンズの故郷、スウェーデン南東部のヴィンメルビューには、彼女の銅像や生家を移築した場所があります。
また、映画『ロッタちゃん』の撮影された場所アストリッド・リンドグレン・ワールド 」というリンドグレーンズの作品の世界が再現されているテーマパークもあり、ピッピの家を見学したり、それぞれの作品にちなんだショーを鑑賞したり、登場人物と交流したりできます。
スウェーデンで子供心を
デザインだけじゃなく童話の世界でも有名なスウェーデン。子供の頃に戻った気分でぜひ訪れてみてください。