ノルウェーの絶景で見どころといえば、トロルの舌。SNSでは、ユニークなポーズやスリル満点の写真やロケーションが話題になり、たくさんの方が訪れる人気スポットになっています。知られているようで、知られていないトロルの舌。海外でも、知らない人はたくさんいるようです。
「一生のうちで行くことができて良かった」そう思ったトロルの舌についてご紹介いたします。
*編集部追記
2015年7月22日に公開された記事に、追記しました。(2017年12月15日)
断崖絶壁の景色
トロルの舌といえば、そこから見えるフィヨルドの景色。数時間かけて苦労した登山の疲れが吹っ飛んでしまう程の感動を得ることができます。
ダム湖の綺麗なブルーや、自然のグリーンとの組み合わせは、思わず写真を撮る枚数も増えるはず。景色を楽しみながら、登っていきましょう。
トロルの舌ってなに?
トロルの舌は、ノルウェー南部のオッダという街に位置する絶景スポット。現地では「トロルトゥンガ(Trolltunga)と呼ばれています。
その由来は、頂部分がノルウェーで語り継がれている有名な妖精トロルの舌のように突き出て断崖絶壁を形成していることから、この名称がつきました。旅人なら絶対に一度は訪れてみたいスポットですね!
トロルの舌への行き方は?
多くの登山客はフィヨルド観光でベルゲンやオッダ村からアクセスし、前日は周辺のホテルに宿泊。バスかタクシー、もしくはレンタカーで翌日の早朝に登山口Skjeggedal(シェッゲダル)へ向かいます。
オッダ観光協会が主催するハイキングツアーもあります。標高1,100メートル、往復20kmの「トロルの舌」へは徒歩で往復8〜10時間程かかります。
photo by hitomidate
空港から登山付近までは、バスもしくはレンタカーでの移動です。日本を出発してドーハ・デンマークを経由し、約3時間ほど運転をしてノルウェーのオッダという街へ向かいました。途中、船に車を積んで湖を渡ります。
photo by hitomidate
オッダはとても小さい街なのですが、のどかで可愛い所でした。宿も、たくさんあるので安心です。
想像を絶する登山
photo by hitomidate
最初の1kmの地点。写真だと、緩やかで楽しそうな登山に見えますが、本当にこの1kmがとても大変でした。
photo by hitomidate
最初は、緑が多かった道も、進んでいくと雪があったり。半袖でいられたのに、上着を着ないと寒かったり。片道10kmに及ぶ道のり、途中でバナナを食べて休憩(通称:バナ休)したり、写真を撮ったりと、ゆったりと登りました。とは言っても、本当に本当に大変できつい道のりでした。
私たちは片道6時間ほどかかると聞いていたので、山頂で泊まることにしていました。テントや寝袋持っていたので、荷物も多く、身軽で登っている人を見て羨ましく思っていました。
おすすめの時期は?
山の雪解けに応じて、通常は6月中旬〜9月中旬がおすすめ。冬は雪が降っているので夏季しか登ることはできません。大体10時間かかると見越して、午前8〜9時台には登山を開始することをおすすめします。
ゆっくりしたい方は、荷物が多くなってしまいますが山頂でのキャンプをオススメします。次に待っている人を気にせずに、自分たちの好きなポーズで写真を撮ることもできるので焦らずゆっくりと過ごすことができます。
曇りの日は雲海、晴天の日は下界に流れるフィヨルドを眺めることができる最高の絶景ポイントです。また、この時期は白夜なので夜になっても日が落ちることがなく、夜中の2時になっても、夕方くらいの明るさです。
実はトロルの舌では、先端でプロポーズをするカップルが増えているようです。恋人同士で熱くキスをしながら記念撮影する人たちも。