日本人のほどんどが知らない「アメリカの世界遺産」9選

グレーシャー国立公園と呼ばれるのがアメリカ側で、200万年の歳月をかけて氷河によって削られた山々やコバルトブルーの美しい湖が印象的です。

ポヴァティ・ポイントの記念碑的土塁群

photo by Bart Everson

photo by Bart Everson

紀元前1500年から紀元前700年の間に、先住民が生活をしていたと考えられているエリアで、狩りや宗教儀式などが行われていたとされています。

石器類や粘土の玉など、暮らしぶりがわかるものが多数発掘されているものの、まだはっきりしたことはわかっていません。2014年に世界文化遺産に登録され、遺跡の近くのプランテーションからこのように名づけられました。

独立記念館

photo by Peter

1776年7月4日、イギリスの植民地だったアメリカの13州は、トーマス・ジェファーソンによるアメリカ独立宣言が採択されました。宣言に署名された建物が、当時ペンシルバニア州の議事堂だった独立記念館です。

現在、周辺は独立記念館国立歴史公園となっており、アメリカ独立のシンボルでもあるリバティベルパビリオンが飾られています。

シャーロットヴィルのモンティセロとヴァージニア大学

photo by majunznk

photo by Phil Roeder

ヴァージニア州の都市、シャーロットヴィルにあるモンテイセロは、アメリカ独立宣言を起草したトーマス・ジェファーソンの邸宅です。建築家であった彼は自らの家を設計し、その後ヴァージニア大学を創立しました。

大学は随所に古代ローマやギリシャの建築様式を取り入れて設計してあり、後のアメリカのビル建築に影響を与えました。この二つが共に、1987年より世界文化遺産に登録されています。

クルアーニー／ランゲル-セント・イライアス／グレーシャー・ベイ／タッチェンシニー-アルセク（アメリカ側）

photo by National Park Service, Alaska Region

photo by Wrangell-St. Elias National Park & Preserve

photo by Wrangell-St. Elias National Park & Preserve

photo by Wrangell-St. Elias National Park & Preserve

アメリカとカナダの共同世界遺産で、自然遺産として1979年に登録されました。切り立つ万年雪の山々と氷河、広大に広がる雪原が大変美しく、グリズリーやトナカイ、バイソン、ドールシープなどの生息地としても知られています。

ここの氷河は北極と南極を除いて世界一の大きさで、海にはクジラやアザラシも生息しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。アメリカ旅行の際には、ぜひ色々な世界遺産を巡るとともに、それぞれの遺産にまつわる歴史を調べてみてください。アメリカをもっと身近に楽しむことができますよ。