ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

メキシコ人の夫と2人の娘と世界中を引っ越し&旅行三昧の日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数30ヵ国。現在は10年ぶりにドイツ滞在中。

こんにちは、ドイツ在住ライターのYuです。わたしが住んでいるエリアは、ドイツ国内でも有数の、かつドイツ最古のワイン産地として知られています。ここで作られるワイン、その名も「モーゼルワイン」は、奇跡の味とも称えられていて、世界中のワイン愛好家から愛されています。

今回は、そんな伝統あるワイン産地で2年前からワイン作りをはじめたWolfiさんの自宅兼ワイナリーを訪ねてきたときのことを紹介します。

日本への留学生活からはじまる、彼のチャレンジあふれる人生からは、刺激を受けること間違いなし。「世界のワイン産地やワインが好き」「新しいことをはじめたいけど、悩んでいる」そんな方に、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

モーゼルワインとは

photo by shutterstock

Wolfiさんについて紹介する前に、まずはモーゼルワインについての予備知識をご紹介します。

フランス・ルクセンブルク・ドイツにかかって流れるモーゼル川。ドイツ国内では、ラインラント=プファルツ州内を流れ、その沿岸で作られる「モーゼルワイン」は、ドイツのみならず、世界中で愛されています。

ドイツ最古のワイン生産地としても知られ、その歴史は古代ローマ時代にまでさかのぼるそう。

photo by Yu Villegas
世界で最も北に位置するワイン生産地であり、他のワイン生産地に比べて日照時間が短い。世界で一番急斜面のブドウ畑でもあるため、機械を使っての作業が難しく、通常のワイン生産地より7倍もの人力・労力が必要となるなど、厳しい条件ぞろいのモーゼルワイン生産地。

そんな厳しい条件ながら、生産量はドイツ国内で3番目、国際的な評価では、数あるドイツのワイン生産地の中でもナンバーワンとする声も多いというから、生産者の方たちの努力には頭が下がります。

photo by Yu Villegas

モーゼル川沿岸をドライブしていると、いたるところで急斜面のブドウ畑が目に入ってきます。これは、ブドウを完熟させるために、少ない日照時間でも効率よく日光を当てられるように考え尽くされたもの。

急斜面一面に整然とブドウの木が広がる光景は、見惚れてしまう美しさ。特に、新緑が美しい夏と紅葉のはじまる秋ころは、一見の価値ありの絶景が待っています。9~10月ころになると、運が良ければ収穫風景を見られることもあるでしょう。

photo by Wolfram Stempel

ここで作られるワインの90%が白ワイン。そのうち60%以上の品種が、リースリングです。あまりワインに詳しくない方も一度はその名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。世界中で栽培されている国際品種ですが、全世界での栽培面積の半分弱を原産国であるドイツが占めています。

photo by shutterstock

モーゼルワインといえば、このような、緑のなで肩のビンに入っているのが特徴。お店で見かけた際には、ぜひ一度試してみてください!甘口が有名ですが、近年では辛口ワインも多くあり、フレッシュで、透明感あふれる引き締まった果実味が感じられるのが共通した魅力。

個人的にはHalbtrocken(中辛口)、Feinherb (やや甘口)が糖度と酸味のバランスがちょうどよく、好みの味ですが、ぜひいろいろ試してみてお気に入りの味、銘柄を見つけてほしいなと思います。

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Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

メキシコ人の夫と2人の娘と世界中を引っ越し&旅行三昧の日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数30ヵ国。現在は10年ぶりにドイツ滞在中。

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