ペルーの空中都市マチュピチュ、イースター島のモアイ像、エジプトのピラミッド。古くから存在するもので未だになど謎に包まれているものもさまざま。
今回は海にスポットを当てて、海底に眠る世界七大遺跡をご紹介します!
パイレーツ・オブ・カリビアンの舞台にもなった港町 ポート・ロイヤル(ジャマイカ)
ポート・ロイヤルは映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」の始まりの舞台となったジャマイカの港町。
商船を襲って宝を奪う海賊は、ここを拠点としており、当時のロンドンで流通していた貨幣を超える額がこの小さな港で使われていたそう。
人々の主な産業は密輸・賭博・売春。当時「世界で最も豊かな国で最もひどい町」と呼ばれていました。
1692年6月7日に大地震が起き、町の3分の2がカリブ海へ沈んでしまいました。
その後、商業の中心地は現在のジャマイカの首都であるキングストンへと移っていきました。
またの名を「クレオパトラの海底宮殿」 アレクサンドリア海底遺跡(エジプト)
世界三大美女と謳われる「クレオパトラ」。1996年、そのクレオパトラの宮殿が海の底で見つかったというニュースが世界中を駆け巡りました。
海底宮殿は約2,000年前の古代エジプトの宮殿で、スフィンクス像やローマ皇帝像をはじめに、無数の金銀財宝や歴史的な遺物が見つかっており、今もなお調査が続けられています。
津波や地震によって海底に沈んだと考えられていますがこの宮殿は驚くほど無傷だそうで、残念ながらクレオパトラの墓はまだ見つかっていません。
もしかしたらこの海底遺跡の中から見つかるかもしれませんね。
3,000年前から静かに生き続ける古代都市 パブロペトリ(ギリシャ)
ギリシャの南部沖に眠る海底都市パブロペトリはなんと紀元前2,800年頃のもの!
当時のミケーネ文明の建築、庭、道、墓などが発見されており、地中海交易で発展した都市の様子が感じられます。
やはりかなり古い遺跡とだけあって形はしっかりと残っているものは少ないようですが、それでも謎が多い紀元前の文明を調査したい研究者は多く、2011年には最新テクノロジーを駆使した大調査プロジェクトがスタート。
CGによって当時の情景が鮮明に再現されてきています。
世界でもっとも壮観な水没都市 ライオンシティ(中国)
中国の浙江省にあり、周りをLion Mountainsという5つの山々に囲まれていることからライオンシティ(Lion City)と呼ばれています。