どうも、ワクワクに素直に世界一周中のteriyakiです。よく旅人に旅の醍醐味を聞くと、「現地の人との触れ合い」という答えが返ってきます。でも、それって僕に言わせれば、まだまだ甘い。
今回僕が提案する旅は「現地の人と触れ合う旅」ではなく、「現地の人に間違われて、もう現地に混ざってしまう旅」です。
これから旅にでる皆さんの参考に絶対なるはず。最後までしっかり読んでくださいね。
ワールドワイドな顔の僕
photo by teriyaki
さて、本題に入る前に大切なことを確認しておきたいと思います。まずは上の写真をご覧ください。これ誰だかわかりますか?僕です。teriyakiです。
photo by teriyaki
さて、写真を見てお分かりの通り僕はれっきとした日本人です。え?写真を見てもわからない?
そうなんです。僕の顔は誰もが認めるワールドワイド顔。小さな頃から「両親は外国の人?」とか、「純粋な日本人ですか?」と聞かれることが多くありました。
僕自身はどこからどう見ても自分は日本人顔だと思っているのですが、周りからはそうは見えないようです。
でも、悪い気はしません。ほら、だいたいハーフやダブルと呼ばれる人ってイケメンや美女が多いじゃないですか?一時期ハーフタレントってすごく話題になったし。しかも世界基準の顔ってなんか響きだけで格好良い。
え?イケメンではない?とりあえず、今回はそれに関してはおいておきましょう。
せっかく世界一周するなら
photo by teriyaki
というわけで、そんなワールドワイドで世界基準の顔を持つ僕が世界一周することになりました。
先に言っておきますが、決して顔がワールドワイドだからって理由で世界一周を決めたわけじゃないですからね!もう少しだけちゃんとした動機です。でも、動機は今回の件には関係ないのでとりあえずおいておきましょう。
せっかく世界一周するなら…僕の中に湧き上がる熱い想い
photo by teriyaki
ただ、動機は違えど、世界一周を決めた時から僕の中に湧き上がる熱い想いが。それは「せっかく世界一周するなら、僕のワールドワイドな顔がどこまで通用するか試してみたい」というもの。
よく海外リーグに挑戦するサッカー選手が抱く「僕の技術がどこまで世界に通用するか試してみたい」とほぼ一緒です。
というわけで、せっかく世界一周するので、どこまで現地の人に間違われるか試してみることに。旅の新スタイル「現地の人に間違われる旅」の誕生です。
ルールを作ってみた
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ただ間違われるといっても、正しい認定をもらえないと意味がありません。なんとなくその場にいる僕と妻だけの基準で決めてしまうのはナンセンス。そこで、「その国の人に間違われた」と認定されるルールを設定してみました。
ルールは以下の通り。
①現地の人に「お前、この国のやつじゃないのか⁉︎」と言われたら認定
②その国を旅する旅人3人以上に「え?日本から来た?嘘だろ?」と言われたら認定
というわけで、このルールに従ってどこまで現地人顔認定がでるか旅してみます。
世界一周スタート
photo by teriyaki
さて、いざ世界一周スタートです。僕の旅の1カ国目はオーストラリアなのですが、そこは諸事情により飛ばします。事情は、ほら、察してください。
初めはインドネシア
photo by teriyaki
気を取り直して、東南アジアからいきましょう。まずはインドネシアです。
みんな大好きバリ島のローカルな食堂に入ると、店のお兄さんから「あなたはジャワ人?」と一言。初めは現地語で聞き取れませんでしたが、英語に直してもらってようやく意味がわかりました。
その後お兄さんから詳しく話を聞くと、どうやらインドネシアでは島ごとに顔が少し違うという認識があるようで、僕はバリの人より顔が濃いとされるジャワ人に間違えられたそうです。
あっさり認定です。むしろ、現地の人より顔が濃い認定を受けてしまいました。ある意味「現地の人に間違われる旅」失格ですが、国単位でみるということで、ここは認定ということに。
お前生徒か⁉︎ フィリピン留学の衝撃
photo by teriyaki
さて、インドネシアから移動してフィリピンにいってみましょう。
フィリピンに来た目的は英語留学。1日目のオリエンテーションを終えて、2日目意気揚々と授業に向かうとなぜかキョトンとした顔の先生。
そして2秒後先生から衝撃の一言が。「あなた生徒なの⁉︎ フィリピン人の業者かと思った」
どうやら先生は昨日オリエンテーションで校内をうろうろしていた僕をみて、まさか生徒とは思わず学校に出入りする現地の業者かと思っていたらしいのです。そりゃ、業者が突然教室にやって来たら驚きですね。っておい!
ちなみに、フィリピンでは特に認定されることが多く、現地の人に方言で話しかけられて内容を聞き返すと標準語で説明し直されたり、「日本人だ」といっても両親のどちらがフィリピン人か聞かれたり。
挙句の果てには、空港で日本のパスポートを見せると職員にハイタッチされる始末。どうやら彼は私が日本人の妻を手に入れて日本国籍を手に入れたと思ったらしく、なぜかやたらと嬉しそうでした。
パスポートすら通用しない国フィリピン。それが僕のフィリピン旅の印象です。
スリランカ・インドはさすがに無理だろう
photo by teriyaki
その後、カンボジア、タイ、ラオス、ベトナムと東南アジアを順調にクリア。逆に中国はダメかと思われましたが、それもクリア。
そしていよいよここが勝負所、スリランカに入国です。東南アジアは正直自信がありました。でも、さすがに南アジアのスリランカ・インドはちょっと厳しいだろうと。彼らの目鼻立ちのくっきり感たるや。
しかし、一日目キャンディという世界遺産の街で乗ったリキシャの運転手から「君はインドから来たのかい?」との質問。違うと答えると、「そうなのか⁉︎ スリランカにもよくいる顔だけど、インドかなと思ったよ」と。
さすがにこの認定には僕も妻も驚きましたが、ルール上完全に認定です。続くインドでも、宿の人から認定を受け、まさかの南アジアまで通用する僕の顔。
ちなみにインド人のおじさん曰く、僕はインドでは顔が薄い方とのこと。日本でソース顔と言われ続けた僕が、人生で初めての醤油顔経験までできちゃいました。やっぱり旅っていいもんです。
ヨーロッパでは…
photo by teriyaki
おかしなことが起きはじめました。ネパールまで順調に認定されていた僕の顔。ヨーロッパに入った途端に、誰からも認定されなくなりました。
きっと彼らはシャイなんだと思います。少しだけ僕より鼻が高いような気はしますが、それはきっと気のせいです。