ライター

管理栄養士。3千人(1万件)以上の栄養カウンセリングのため日本を駆けめぐってきたが、2017年7月より舞台を世界に拡げ、食と健康の学びの旅へ出発。各国から世界の食をお届けします。

ダイエット向き『うさぎ料理』


世界遺産の街バレッタへ、マルタの伝統料理『うさぎ料理』を食べに行きました。気になるお味は、淡泊で、柔らかく、鶏むね肉のよう。これまでカンガルーやワニ、エミュー、イノシシなど変わったお肉も食べてきましたが、一番あっさりしていた気がします。

『お肉は鶏肉派』の人はきっと好き!ただ、一緒にシェアして食べたブラジル人は「うーん(苦手)…全部食べていいよ。」と言い、結局私がほとんど食べました。好みは分かれるようですが、高たんぱく・低脂肪でビタミン・ミネラルも豊富なので、ダイエット向きのお肉です!

マルチーズはみんな大好き!さくさく濃厚パスティッツィ


マルチーズがこぞって食べるのが『パスティッツィ』。パイ生地の中にリコッタチーズが入ったものと、豆をすりつぶしたものがあり、小腹がすいたときや軽食として食べています。

パイのお店はいたるところにあります。地元民に『CHAMP』というお店がおいしいと勧めてもらい試してみましたが、できたて、サクサク!いずれも1個30セント(40円程)とコスパも良いので、ぜひ一度試してほしいです。

ペロッと食べられると思いますが、油をたっぷり使用しているので、食べ過ぎは注意です。パスティッツィだけでお腹いっぱいにせず、サラダやスープなどで不足の野菜を補いましょう!

水分摂取で1日1000kcal差がつく!


マルタの水道水は海水を利用しているので、基本的に飲料水は購入します。夏場は日差しが強く、カラっと暑いので日本以上に水分補給が必要です。1日2リットルは軽く飲みましたが、もしこれが水ではなく、炭酸飲料やアルコールだったら…なんと、約1000kcalになります!

ダイエット中の方は飲み物だけでも気をつけるだけで、1週間で『体脂肪約1㎏分』の差がつきますよ!

マルタはアルコールが安い!マルタはワインの名産地なので日本の1/4ほどの価格で買えますし、ビールはソフトドリンクより安いことも。ただ、アルコールだけでは水分補給になりませんので、脱水症状を起こさないよう、お水も合わせて飲みましょうね。

フォトジェニックなスイーツ♡

マルタにはおいしくてかわいいスイーツ、とくにアイスクリーム・ジェラート屋さんがたくさん!


これは、ブルーラグーンで有名なコミノ島に売っていたソフトクリーム。とてもかわいいですよね!カラフルなソースは豊富な種類から選べます。ただ、量が日本のソフトクリームの2倍ほどありますので、食べたらビーチで泳いだり、島を歩いたり、とにかく動きまくりましょう。


ヨーロッパで大人気の『Amorino』のジェラートは、バラの花びらのように盛り付けてくれます。スイーツを食べたいときは罪悪感を持たず、好きなものをおいしく食べたほうが良いと思いますが、どちらかというとチョコレートやミルク系よりも、ラズベリーやレモンなどフルーツ系の方が脂肪分が低いのでおすすめです。

私はトッピングにマカロンをつい選んじゃいましたが、有り無しでも約70kcal(ウォーキング約20分相当)変わります!


こちらは、マルタのジュースバー『ドクタージュース』。たくさんのメニューがあり、新鮮な果物や野菜をその場でジュースにしてくれます。フレッシュでとってもおいしいのにヘルシー。ギルティーフリーなスイーツ!スレンダー美女のお客さんが多かったように思います!

現在はマルタのみ(計5店舗)の展開ようですが、日本にも上陸すればよいのになぁとひそかに思ってます。

楽しく旅するにはメリハリが大事!

マルタでは絶対太る…と半ば諦めていましたが、そうでもありませんでした。肥満大国だからこそ、健康的な食べものの需要が高く、ファストフードでもハンバーガーセットと同じくらいの値段でサラダと飲み物が頼めますし、レストランではベジタリアンやグルテンフリー対応のメニューが選べます。

サラダが豊富に揃っているスーパーも多いので、食べ過ぎて胃が疲れているときは、スーパーなどを利用して外食をやめてみるのもおすすめです。


野菜や果物など生鮮食品は比較的安く、果物も量り売りで1個から買えます。とくにおいしかったのは、つぶれ形をした桃(写真の下部)。とても甘くてジューシーなので見つけたらぜひ試してほしいです。

食べたら動く精神もとても大事!なるべくバスを使わず歩いたり、海に行ったり、たくさん動いて、マルタでの食を思いっきり楽しんでみてください!

『Grazzi』(マルタ語“ありがとう”)

All photos by junkohatae

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管理栄養士。3千人(1万件)以上の栄養カウンセリングのため日本を駆けめぐってきたが、2017年7月より舞台を世界に拡げ、食と健康の学びの旅へ出発。各国から世界の食をお届けします。

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