こんにちは！フォトグラファーの上田です。前回の記事では初心者必見のおすすめ一眼レフカメラについてご紹介しました。
カメラ本体の次に気になってくるのはやはりレンズですよね！同じ場所から撮影してもレンズが違えば全く違う写真になってしまうほどもっとも重要なアイテムのひとつ。
けど種類もカメラとは比べられないくらいたくさんあるし、そもそも最初から付属されているレンズでも大丈夫なの？旅に持って行く為に次に買うならどんなレンズがいいの？なんて質問よく聞きます。
そこで今回は旅に持って行きたいレンズについてご紹介したいと思います。
そもそも付属のレンズでも大丈夫なの？
カメラを買うときに最初から標準レンズが付いていたり、レンズキットとして望遠レンズが付属していることもありますが、普通に撮影するぶんにはこれらのレンズでも全く問題はありません。
また、少しお安くなっていたりするので初心者にはむしろおすすめです。
ただ、レンズキットのレンズじゃ満足できない！という人などはカメラボディとレンズを別々に買うことをおすすめします。
では、旅に向けてレンズを買うならどんなものがいいのでしょうか？
基本は標準レンズでOK!
photo by yuki ueda
標準レンズとは焦点距離が35mm-85mmくらいまでのレンズのことです。ちなみに焦点距離50mmがだいたい人間の目と同じ画角と言われています。
これ1本で人物から風景の撮影までオールマイティーにおさえることができます。旅の荷物を少しでも減らしたい、という人はこのレンズだけあればとりあえずは大丈夫です。
ダイナミックな風景を押さえるなら広角レンズ
photo by yuki ueda
焦点距離がより短い広角レンズであれば旅先の絶景をよりダイナミックに撮影することができます。広角といわれる焦点距離は16mm-35mmくらいが目安。
標準レンズと比べて写せる画角がより広くなるので、風景や大きな建物を撮影すると目に見えているよりもさらに大きく撮影できます。旅先で風景をメインに撮影したいと考えている人は広角レンズがおすすめです。
遠くのものも撮影できる望遠レンズ
望遠レンズは焦点距離が標準レンズより大きなものを言い、代表的なものに70-200mmなどがあり、大きなものだと600mmというバズーカと言われるものまであります。
分かりやすい望遠レンズの特性の1つは被写体に寄ったアップの写真が撮れるという点がですよね。そしてもう1つの大きな特性はよりボケの効いた写真を撮影することができるという点があります。
大きくて、持ち運びという点に難点はありますが、遠くからしか撮影できないアフリカのサファリでの撮影には必須のレンズです。
自分だけの魅力的な写真を撮りたいなら単焦点レンズ
単焦点レンズってよく聞くけどどんなレンズかいまいち分かりにくい、なんて人も多いのではないでしょうか？
先に紹介した3つのレンズはいわゆるズームレンズというもので、焦点距離を変えながら撮影することができます。
一方、単焦点レンズは50mmなら50mmから動かすことができず、アップして撮りたい時には自分が近寄って撮影するしかないというレンズ。
これだけ聞くと使いづらいレンズという印象を持ってしまうかもしれませんが、単焦点レンズを使いこなせばとても魅力的な写真を撮影することができます。
単焦点レンズはレンズの構造上、ズームレンズより明るい写真を撮ることができます。ズームレンズではF値2.8といえばはかなり明るい部類になりますが、単焦点ではさらに明るいF値1.4なんてものまであります。
この特性から暗い室内でISO感度を上げなくても明るい写真をとることができます。さらに、写りも素晴らしく最も主役を引き立たせることができるので、自分だけの色を出しやすいとっても魅力的なレンズです。
まとめ
もちろん全てのレンズをもっていけばかなり重くなってしまうので、風景を撮りたいなら広角レンズを、サファリに行くから望遠レンズを、というように自分の旅に合ったレンズを選んでみて下さいね。
