日本人にとって、祭りは切っても切り離せないほど大切なもの。今もなお、毎年、数多くのお祭りが全国各地で行われています。しかし日本には、常識では考えられない変わった祭り、つまり奇祭が数多く存在しています。
今回はその中でも『日本三大奇祭』として数えられている、文字通り奇妙な祭りの魅力についてご紹介いたします。
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日本三大奇祭とは?
日本には古くから各地域に根付くさまざまなお祭りが開催されており、風習や伝承を基に、他の地域からは「変わっている」と思われるようなお祭りを「奇祭」と呼びます。
そんな奇祭の中でも、日本を代表するほどの規模や文化を持ち合わせている3つのお祭りが日本三大奇祭なのです。
なまはげ柴灯祭(せどまつり)
photo by pixta
みちのく五大雪まつりのひとつとして知られる『なまはげ柴灯祭』。毎年2月の第2金・土・日の3日間、秋田県男鹿市・北浦にある真山神社で開催されます。
正月行事である『柴灯祭』と『なまはげ』を組み合わせたもので、神社境内に焚き上げられた柴灯火のもと、なまはげが見事な乱舞を披露してくれます。
御柱祭(おんばしらまつり)
photo by pixta
全国の諏訪神社の総本社である、長野県の諏訪大社。そこで行われる『御柱祭』は、全国的に奇祭として知られており、数多くの観光客が訪れます。
Onbashira Matsuri, Japan from OH! MATSURi on Vimeo.
寅と申の年、つまり7年に一度しか行われない行事で、樹齢200年にも及ぶモミの大木を皆で曳き建てます。10トンにもなる巨木を里へ曳き出したり、川を曳き渡したりと、迫力満点!男性の度胸が試される行事です。