南米の北部の位置するガイアナ。北大西洋に面した国で、残り3方はベネゼエラ、スリナム、ブラジルの3カ国に囲まれています。
国土面積はおよそ22万平方キロメートルで、その8割が秘境と言われるほど神秘に包まれた国。人口はおよそ74万人で、そのほとんどをインド系とアフリカ系が占めます。
今回は、そんなガイアナのおすすめ観光スポットとグルメをご紹介します。
ガイアナとは
17世紀にオランダの植民地として成立していましたが、その後、イギリスの領地になったという歴史的背景により、この国の公用語は南米には珍しく英語です。スペイン語圏が多い南米にとって、英語が通じるという点では、旅行者にとっては旅がしやすい魅力の1つとなっています。
奴隷制廃止により、黒人が多く定住したため、他の南米に比べて「アフリカン」な雰囲気が強いのもガイアナならでは。かなり治安が悪いと噂されるガイアナですが、特に大きな犯罪組織が横行しているようなことはありませんので、夜道を歩かない、手荷物に注意するなどといった基本的な安全対策さえすれば充分観光することは可能です。
日本から一般的なアクセス方法は、成田からニューヨークへ向かい、カリビアン航空に乗り換えガイアナの首都ジョージタウンへというルートです。南米を周る旅行者の場合、スリナムから、バスやフェリーでといった経路や、ブラジルやバルバドスからの空路といった方法もあります。
1.カイエチュールの滝
この滝を一目観るために、世界各国から観光客がガイアナを訪れます。なんといっても高低落差226メートル。1本で落ちる滝としては世界最大です。カナダのナイアガラの滝の5倍にあたるので、かなりのスケール。近くで観ていると、吸い込まれそうな錯覚を覚えます。
唯一のアクセスはジョージタウンからのセスナのみ。1時間の飛行と、ギアナ高原に広がるジャングルを歩いた人のみが到達できる、まさに秘境の絶景スポットなのです。
名称:カイエチュールの滝(Kaieteur Fall)
申込方法:国内線専用Ogle空港オフィスでツアーが申し込める。
また他にも多数の現地旅行会社がツアーを催行している。
ツアー代金:US$150~US$250(一般的に、昼食代とジャングル探検代も含まれる)
参考:https://www.aslgy.com/tours/kaieteur
2.イボクラマ・フォレスト(Iwokrama Canopy Walkway)
熱帯雨林のイボクラマの森で野鳥観察をする為に設けられたキャノピーウォーク。地上33メートルにかけられた橋を渡ってジャングルを観察します。野鳥ファンでなくても、景色を楽しむのにはもってこいの施設です。
名称:イオクラマ・キャノピー・ウォーク
住所:ジョージタウンから南に300メートル
ジョージタウンからミニバスサービスを利用するのが一般的です
参考:https://iwokramacanopywalkway.com/
3.ジョージタウン市庁舎
1887年に建てられた、カリブ諸国でもっとも美しい建築物と言われる木造のジョージタウン市庁舎。もちろん中には入れませんが、外から見学することは可能です。
名称:ジョージタウン市庁舎(Georgetown City Hall)
住所:Corner of Regent Street and Avenue of the Republic in Georgetown,Guyana
4.ジョージタウンの灯台
ガイアナのランドマーク的存在の灯台。普通、灯台というと白色を想像しますが、ここはさすがガイアナ、南米です。赤と白の縦縞模様で、かなりの存在感の灯台です。
灯台は現在も現役で、内部の小部屋では、北大西洋と、デメララを行き来する船を監視し続けています。観光客もこの内部を見学することが可能で、灯台から、ジョージタウンを一望することができるナイスビューなスポットです。
名称:ジョージタウンの灯台(Georgetown Lighthouse)
住所:Georgetown,Guyana
5.セントジョージ大聖堂
1889年に建てられた木造建築の教会としては世界一の高さです。他の喧騒とは違い、この周辺だけは静寂に包まれています。教会の中は自由に見学ができ、中に入ると天井の高さにビックリするでしょう。それと同時に、見事な木組に驚かされるはず。
祭壇やパイプオルガンの後ろのステンドグラスも見応え充分。旅疲れた時は、この教会で一息つくのも、おすすめです。
名称:セントジョージ大聖堂(St.George’s Cathedral)
住所:Carmichael St.,Georgetown,Guyana
参考:http://www.guyanacityguide.com/