ライター
髙橋 諒馬 フォトライター

1992年、大阪生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊の幹部として勤務するが、もっと様々なことに挑戦したいと思い退職。その後バックパッカーとピースボートで世界を2周。訪問国は40ヶ国。現在はフォトライターとして活動中。2020年9月〜キャンピングカーでアメリカ横断〜イギリスで2年間ワーホリ。

みなさんは中米にあるニカラグアという国をご存知ですか?聞いたことはあっても訪れたことはないという方がほとんどではないでしょうか。中には初めて聞いたという方もいるかもしれません。

2018年の4月に起きた政府に対する抗議デモが各地で発生し、多数の死傷者が出たことでニュースになった国でもあります。

さて、今回はそんなニカラグアがどのような国なのか。自分のエピソードから紹介していきます。ちなみにニカラグアを訪れたのは2017年の10月。95回ピースボートクルーズの寄港地の1つとして訪れました。

髙橋諒馬
1992年、大阪生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊の幹部として勤務するが、もっと様々なことに挑戦したいと思い退職。その後ヒッチハイクで日本縦断。バックパッカーとピースボートで世界を2周。現在はフォトライターとして活動中。

Twitter :https://twitter.com/R_TAKAHASHI0528/
Instagram :https://www.instagram.com/ryoma_takahashi0528/

 

ニカラグアの中で訪れた都市とルート、移動方法

ピースボートが寄港したのは小さな港町コリント。そこからバスでニカラグア第2の都市レオンへ行き、1泊。翌日バスで世界遺産レオン・ビエホを訪れて、タクシーでコリントへと戻るというルートでした。

ニカラグアのバス値段が非常に安く、1時間ほどの距離でも100円ほど。ただし時刻表があるものの、時間通りに出発しないことがあるので注意が必要です。

 

ニカラグアでのエピソード(人とのエピソード)

photo by Ryoma Takahashi

コリントに入港したピースボートを待ち受けていたのは、地元の人々の熱烈な歓迎でした。船が着岸すると音楽隊のパレードが始まり、みんなデッキに出ては手を振り今か今かと下船の合図を待っていました。

乗客の下船が始まると、今度は学生たちの音楽演奏とチアダンスが始まりました。一通りパフォーマンスが終わると、その後は大交流会。

お互いに記念撮影しあったり、船内で習ったスペイン語を駆使してコミュニケーションをとる人もいたりと、思い思いに交流を楽しんでいました。

 

ニカラグアでのエピソード(場所のエピソード)

photo by Ryoma Takahashi

ニカラグアを訪れた際にぜひ行ってほしい場所が世界遺産レオン・ビエホ。かつてのレオンは入植したスペイン人によってこの地に築かれました。

しかし、火山の噴火と地震によって街は破壊され、レオンは今の場所に移されることになったのです。現在では住居跡などが復元され、植民地時代の歴史を知るうえで重要な遺跡となっています。

そして、合わせて訪れたいのがマナグア湖。レオン・ビエホがあるモモトンボ村からすぐのところにあります。村の外れの小さな森を抜けると一気に視界が開け、目の前には雄大な湖が。

湖畔では馬が水を飲み、水鳥たちが飛び回ります。背後にはレオン・ビエホ誕生の原因となったモモトンボ火山がいまだに噴煙を上げ続けています。

 

知っておくべきキーワードは「サンディニスタ革命」

サンディニスタ革命とは、1937年から続くソモサ一家の独裁政権に対し、労働者や農民によって組織されたサンディニスタ民族解放戦線(FLSN)が1979年6月に蜂起し、臨時政府を樹立した事件です。

これを受けて中米諸国への革命の伝播を恐れたアメリカが軍事介入。反政府組織コントラに武器を供給する一方、キューバとソ連がサンディニスタ政権を支援。それにより内戦が長期化しました。

1980年代半ばから中米和平交渉の動きが始まり、国連監視のもと行われた1990年の総選挙でサンディニスタ政権は敗北し、この革命は終結しました。

 

ニカラグア旅行を楽しむためのアドバイス

photo by Ryoma Takahashi

ニカラグア旅行を楽しむのなら、ぜひ火山を訪れてみてください。ニカラグアは火山大国で、今なお活動を続ける活火山が多数存在します。

2015年にはモモトンボ火山が110年ぶりに噴火したことが報じられました。そんな火山ですが、ニカラグアでは主要な観光地となっていて、様々なアクティビティを体験することができます。マサヤ火山では沸き立つ溶岩を火口の縁から見下ろすことができ、セロ・ネグロ火山ではサンドボードが楽しめます。

現地の旅行会社がいくつかツアーを組んでいるので、そちらに参加するのがおすすめです。

ライター
髙橋 諒馬 フォトライター

1992年、大阪生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊の幹部として勤務するが、もっと様々なことに挑戦したいと思い退職。その後バックパッカーとピースボートで世界を2周。訪問国は40ヶ国。現在はフォトライターとして活動中。2020年9月〜キャンピングカーでアメリカ横断〜イギリスで2年間ワーホリ。

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