2018年夏に、南アフリカのクルーガー国立公園で野生動物達の虜になってしまったAYAです。虜になりすぎて、次の長期休暇は野生動物達に会いにどこの国に行こうか日々悩む毎日です。
そんな私が野生動物達の魅力を知ったきっかけは、ガイドさんが野生動物のたくさんいる所に案内してくれるゲームドライブや自分たちで国立公園内をまわるセルフドライブでたくさんの動物を見たり、豆知識を聞いたりしたことはもちろんですが、さらに動物のことが知れる「ウォーキングサファリツアー」に参加したことも、野生動物の魅力を知る一つの大きなきっかけでした。
今回はそんな魅力いっぱいのウォーキングサファリツアーを紹介します。
ウォーキングサファリツアーって?
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ウォーキングサファリツアーは、もちろんその名の通り国立公園内を歩いて周るツアーです。え?それってそんなに魅力的?車の方がいろいろ行けて、たくさん動物も見れてお得だし楽しいんじゃないの?と思う方も多いかもしれません。
ですが、実際に動物達と同じ大地を踏みしめることに大きな魅力があるのです。国立公園内は道路と動物達が生活する場所との間にフェンスなんてありませんから、キャンプサイトや休憩所など、決められた場所以外ガイド無しで勝手に車から下車することはできません。
国立公園内をキャンプしながらハイキングするツアーもあるようですが、それには専門の知識なども必要です。
そのため、国立公園内で動物達が生活する場所を自分の足で踏みしめられる唯一手軽な方法は、このウォーキングツアーのみという所にも魅力があるのです。
ウォーキングサファリツアー情報(スククーザ)
それぞれのキャンプサイトで催されていると思います。私が滞在した国立公園内で一番大きなレストキャンプでは朝・昼2回催されていました。
時間:6:00〜9:00
料金:545.40ランド(軽食付き)
・Bush Walks Afternoon(昼)
時間:15:30~(約2時間)
料金:433.29ランド
※12歳以下は参加不可
まずは集合、そして獣道へ
photo by AYA
今回私が参加したのは昼のウォーキングサファリツアー。出発15分前の15:15に指定場所に集合します。私が参加したツアーには、イタリアからきた高齢の男女3人のグループとベルギーからの親子3人と私たち。
ガイドさんは英語で説明してくれます。小さめのツアー専用車に乗って、今日歩く場所を目指します。向かっている途中も動物の姿を見かけました!
「さあ、今日歩く場所はここだよ!」と、降ろされた場所はえ?ここ歩くの?と思うような道があるのか無いのかわからないような茂みの道。動物達が通ってできた道のようです。
ガイドさんもライフルを片手に、「絶対に自分を抜かさないこと。勝手なことはせず、必ず指示に従うこと。歩いている間は大きな音や声で喋ることはしないこと」など、注意事項を説明。
などなど、動物達の生活に足を踏み入れるんだなということをひしひしと感じさせられました。
ウォーキングツアースタート!
photo by AYA
さぁ、待ちに待ったツアーのスタートです。予約前に概要を見た時は、植物や花、鳥などを見て解説を聞くツアー。のように説明されていたので、少し退屈そうなイメージでしたが…。
まさかの早速キリンに遭遇!遠くからこちらを見つめていました。こうやって、自分の方に近づいてくるかどうかで敵かどうか判断しているようです。
そしてキリンは水を飲む時、頭に血が上らないように首の辺りに血を貯めておく場所があると、ガイドさんが解説してくれました。
photo by AYA
物音を立てないようにしてゆっくりと近づいていきます。ある一定距離まで近づくと、危険を察知してか群れの方に行って逃げてしまいました。
でも、キリンと私たちの間を隔てるものは無く、同じ地面の上に立っているというドキドキ感。これはウォーキングサファリツアーならではの醍醐味です。
photo by AYA
しばらく歩いて進んでいくと、何やらガイドさんが立ち止まりました。車からは何か動物の糞が落ちているなーとぐらいしか思っていなかった、糞がたくさん落ちている場所。
「これはシロサイの糞で、これはこの辺りが自分の縄張りだと知らしめる為にした跡だよ」と、ガイドさん。糞をした場所に足をこすりつけて、自分の縄張りにする場所を歩き回り、匂いをつけるのだといいます。
そして、糞を見て何を食べたかでシロサイかクロサイの糞かを見分けるのだとか。何気無く見過ごしていたものにそんな秘密があったとは!