旅人だったら誰でも知りたいあんな疑問やこんな疑問を、プロフェッショナルたちに直撃してみた「プロフェッショナルに聞いてみようシリーズ」。今回は元自衛隊員に旅で使えるサバイバル術を関する疑問を聞いてきました!
今回のプロフェッショナル:元自衛隊員・髙橋諒馬さん
質問:雪山で遭難した!どうすればいい?
スキーをするために雪山に遊びに行ったけれど、帰り道がわからなくなってしまった……。どんどん寒くなってくるし、辺りが暗くなってきてとても不安。こんなときどうしたらいい?
そこで、元自衛隊員に雪山で遭難した時の対処法を聞いてきました。
回答:雪を掘ってシェルターを作り、寒さをしのぎましょう
photo by unsplash
日本でも毎年2000人ほどが雪山で遭難しており、旅人でも意外と身近にある危険な事例といえます。
雪山で遭難した場合も、体力の温存や大きく登山ルートから外れることを避けるために、その場から動かないのが無難です。ただし雪崩や落石の危険がある場合は、安全な場所に移動しましょう。
電波がある場合は110番通報して、その人の指示に従います。電波がない場合はその場で数日間待機することを考えなければなりません。
雪山でもっとも危険なのは寒さと風です。雪を掘ってシェルターをつくり、できるだけ寒さと風を防ぎます。食料も温存して計画的に食べましょう。水分は周りにいっぱいあるからといって、雪をそのまま口に入れるのは危険です。体温が急激に下がり、一気に体力を消耗してしまいます。
次回のプロフェッショナルに聞いてみよう〜サバイバル編〜は「雪山で遭難した!どうすればいい?」。お楽しみに!
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