ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

留学やワーホリを経験すると「外国人の恋人っていいなあ」「外国人と付き合うって憧れる」と思う人も多いかもしれません。実は、私も留学する前は国際恋愛にとても強い憧れを持っていました。

そこで、実際にアメリカ人の恋人と2年間付き合った経験のある筆者が感じた、外国人と付き合うメリット・デメリットをご紹介します。

外国人と付き合うメリット

まず最初に、実際にアメリカ人彼と2年付き合った私の経験からメリットをご紹介します。

第二言語が伸びる


photo by pixta

国際恋愛をスタートさせる前に、留学を経験していたので英語は話せたのですが、英語力はピーク時期からかなり落ちていました。彼の日本語力はほぼゼロ。会話はすべて英語、音楽も映画も全部英語だったので、自然と英語力が戻ってきました。

もちろん、私のように共通言語が英語または相手の母国語ではないパターンも多いでしょう。もし、二人の共通言語が日本語だったとしても、相手が自分の学びたい言語をよく知っていたら、勉強に付き合ってくれたり、細かい意味やニュアンスを教えてくれたりするという声はよく聞きます。

言語を覚えるときは、とにかくその言語を使う環境にどっぷり浸かることが一番。恋人なら間違えても優しく教えてくれるので、わからないことはどんどん質問して言語力を高めつつ、コミュニケーションを取って仲を深めていました。

他文化を知ることができる


photo by pixta

私は相手の国に留学はしていたものの、実際に一緒に過ごしてみるとあからさまなズレから若干違和感がある程度のズレまで、さまざまな体験をしました。

例えば、アメリカ人はよく食に興味がないと言いますが、食はお腹を満たすものだと考えているそう。私がどんなに凝った料理を作っても、思いっきり手抜きをしてもいつも感想は一緒。でも、いちいちイライラしていてはこっちのストレスも溜まっていきます。

 

そこで、特別な日以外はとことん手抜きをするようになりました。その代わり量を多くしてしっかり食べてもらう。特別な日は外に食べにいくか、凝ってそうに見えて簡単に作れるものをレシピを見ながら作っていました。

文化を変えていくのは無理です。食だけではありませんが、「何でこうしてくれないの?」と、いちいち相手に求めるのはやめて、ポジティブに捉えることで上手くいくようになりました。

文化をミックスできる


photo by pixta

先ほどの食文化もそうですが、いいなと思ったことはどんどん取り入れる。一方、日本のように礼儀やマナーが厳しい文化は相手にもお願いをして、必ず「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」を言い合うようにしました。

「日本人は丁寧すぎる」と言われましたが、私は「アメリカ人はカジュアルすぎる」と思っていたので、ちょうど間で二人が納得できるように言葉選んだり。

クリスマスは家族でプレゼントを贈り合う海外に合わせたりもしました。

 

ちなみに、バレンタインは日本では女性から男性ですが、海外の多くの地域では男性から女性。ホワイトデーをスルーする代わりにバレンタインデーは送りあうなど、文化のいいとこ取りができます。

褒めちぎってくれる

日本人とお付き合いをしていたときは、毎日褒められるということはなかったですが、アメリカ人彼は私のことを何かと褒めてくれていました。最初慣れるまでは「大げさすぎないかな」と思ったこともありましたが、褒められて嫌な思いをする人はいません。

なんども褒められていると慣れてきます。素直に「ありがとう」を伝えて、こちらも少しずつ褒めるようになると良いですね。誰かを観察する力と、すてきなことを「すてき」と伝えられる力がついたのは、私の人生の中でもかなりいいことだと思っています。

なんでも喜んでくれる

日本の女性は基本的に相手に尽くす人が多いそう。私が普通だと思ってしていることも、相手にとっては「そこまでしてくれるの?」という驚きの連続だったそうで、氷入りのカップを渡してついであげたり、お皿を洗い場に持って行ったり。小さなことでも喜んでくれました。

ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

RELATED

関連記事