バックパッカー旅行に興味がある方向けの記事です。僕は21歳からバックパッカーでのひとり旅を始めたので、今年で11年目です。訪れた国は64ヶ国で、ほとんどがひとり旅。
本記事ではよく聞かれる質問をベースに、バックパッカーについて解説します。
バックパッカーとは?定義はなに?
バックパッカーの定義はバックパックを背負う旅行者で、いわゆる節約旅行を意味します。
- 宿泊場所はホステルを中心にドミトリーに泊まる
- 食事はできるだけ自炊して節約
- タクシーは使わずにバスや歩き
とこんな感じです。旅費を抑えるために物価が安い国に長く滞在するので、日本人バックパッカーであれば東南アジア(タイ、ベトナム、カンボジア)やインド、中東(エジプトとヨルダン)、そして南米(ペルー、ボリビア)などでよく見かけます。
どんなバックパックで旅行してるの?
NORTH FACEのScrambler Daypackで旅をしています。サイズ的にはバックパックというより、リュックサックですが、暖かい国であればこれだけで十分です。
世界一周の場合は、暖かい国から寒い国までを訪れたので衣類がたくさん必要で、ソロツーリストのスイッチパックを使っていました。
普段はスーツケースとして転がして移動させて、階段や道が汚いときは背負って歩けます。
バックパッカー旅行の予算は?
地域ごとに物価差がかなり大きいので、世界一周バックパッカー旅行の場合で考えてみます。1年間の世界一周で平均的な予算が150万円〜200万円(航空券込み)です。
僕の場合は航空券の費用がざっくりと50万円ぐらいだったので、差し引きすると100万円〜150万円となり、1日あたりは2700円〜4100円ぐらい。
ドミトリーの値段が東南アジアなら1000円、ヨーロッパなら3000円くらいなので、食費や交通費を足すといい感じですね。
余談ですが、バックパッカーにとってヨーロッパと北米はとても物価が高いため、憧れの国です。
レストランに入れず、ほとんどパンと生ハムでしのいでいたので、社会人になってから訪れたポルトガルで「ヨーロッパってこんなに食事が美味しかったのか!ごめんな、ヨーロッパ!」とひとりでハイテンションでした。
バックパッカーの人たちって仕事はどうしてるの?
色々な場所を旅行する中で、さまざまな職業の人たちに出会いました。
- カメラマン
- バイヤー
- 看護師
- 薬剤師
- 弁護士
- ライター
- ブロガー
- Webエンジニア
- Webデザイナー
- 大学生
- 会社員
などなど。一般的には手に職があると言われる、看護師や薬剤師、弁護士などが多いと言われますが、近年だとWeb系の職種(ライター、ブロガー、エンジニア、デザイナー)の方ともよく会うようになりました。外国人のバックパッカーもWeb系多めな印象です。
バックパッカーの旅行って危険じゃないの?
幸いにも僕自身は旅行中に危険に遭遇したことはありません。バックパッカー旅行であっても、危険なエリアには近づかないようにしてます。
唯一怖い思いをしたのは夜に野犬に追いかけられた時ですね。海外慣れしてちょっと気が緩んでいた時だったので、「治安の良い場所であっても夜道に人通りの少ない道を歩かない」という基本を改めました。
バックパッカーの楽しさってなに?
貧乏旅行をする場合は色々と不便が多いです。でも、その不便さを通して、新しい発見や出会いがあるのがバックパッカーの楽しさですね。特にバックパッカーをしていると、人と話す機会がすごく多いです。節約のために全部を自分でやるからですね。
何でも自分で進めるのは面倒ですが、その中でちょっとした嬉しいことや悲しいことがあると、充実感があって楽しかったりします。
バックパッカー旅行を経験して何が変わった?
- 主体的であること
- 孤独に慣れること
バックパッカー旅行を経験して、こちらの2つを身につけました。現在の僕は会社で働きつつも、ブログを毎日書いたり、ラジオDJしたりで社内でも割と異端です。
相談できない内容などもあるので、孤独を感じますが、バックパッカー旅行での孤独さを経験してなかったから、自分の道を進み続けることはもっとしんどかったかもなと思います。
まとめ
記事は以上です。インターネットやスマートフォンの発達で、以前よりもずっと旅行が簡単になったので、バックパッカー旅行も経験しやすくなりました。
とは言え、バックパッカーでひとり旅だと気後れしてしまう人は、友人や恋人と海外旅行をした上で、バックパッカーな一日を作ってみると安心しつつ楽しいですよ。