ハンガリーはヨーロッパに投げられたアジアの石といわれ、ヨーロッパで唯一アジア系民族の国です。現在は混血が進んでいるため、容姿からアジアを連想することは難しいですが、親日の人が多い国です。
首都ブダペストは世界遺産に登録され、ルイ14世が好んだ極上のワイン、成熟した音楽文化などが魅力です。今回は、ハンガリーにある世界遺産の5カ所全てを紹介します。
・首都:ブダペスト
・言語:ハンガリー語
・通貨レート:1 円 = 2.5 フォリント・治安:「現在 危険情報は出ていません。」世界治安危険度ランキング : 25 位 / 163カ国 ハンガリーの外務省危険情報
・フライト時間:直通なし:ウィーン経由だと最低13時間
・時差:–8時間
・英語:ブダペストなどの観光地は英語の通用度が高い。
・ビザ:シェンゲン協定国(欧州諸国)内で6ヶ月間で合計90日以内の観光なら不要。到着した最初の協定国で入国審査を受けると協定国内は自由移動。パスポート残存期間は入国時3ヶ月以上。
・電圧とコンセント:220VでC型
*編集部追記(2016/01/31)
2015年に公開した記事に新たに国の詳細情報などを加筆しました。
ドナウ河岸、ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペスト
ドナウ川の両岸に広がるブダペストは、ブダ地区とペスト地区に別れています。街を見下ろすブダ城は、ルネサンス様式で建築されており、ブダ地区の発展の象徴とされています。
ドナウ川にかけられたくさり橋と共に、夜になると城はライトアップされ、ブタペストの美しい夜景を飾ります。1987年に世界文化遺産に登録されました。
さらに2002年には歴史的な建物が並ぶアンドラーシ通りが追加登録され、今日「ドナウの真珠」と称えられる景観が人々を楽しませています。
トカイワイン産地の歴史的文化的景観
トカイ地方は12世紀から続く世界的に有名なワインの生産地で、とりわけ貴腐ワインと呼ばれるワインは独特な甘みと深い香りでルイ14世をはじめとする王侯貴族にも愛されました。
丘陵に広がるぶどう畑やワインセラー、農村などの景色は中世から変わらず、その美しさが評価され2002年より世界文化遺産に登録されています。
もしこのトカイ地方へ赴く事があれば、ただワインを味わうのでなく、歴史の流れを感じる事により、より深い感動を得ることができます。