日本の隣の国「韓国」に世界遺産がいくつあるか知っていますか？なんと、12ヶ所！アジアでは、中国の47ヶ所、インドの32ヶ所、日本の18ヶ所に続く4番目の保有です。ただ、意外と知られていない遺産が多いような..
日本からとても近いため、観光にも人気の韓国。今回は韓国にある世界遺産を全てご紹介します。
＊編集部追記
2015年に公開した記事に世界遺産を加筆しました。（2018/02/06）
済州火山島と溶岩洞窟群
韓国最大の島、済州島には韓国最高峰であると共に火山であるハルラ山が聳え立っています。山頂には約2万5000年前の噴火によってできた火山湖があり、周辺には多くの噴火口跡が残っています。
美しい自然を誇る済州島には、絶滅の危機に瀕している稀少な動植物が多く生息しており、自然保護区と世界遺産への登録によって保護されています。
石窟庵と仏国寺
photo by pixta
8世紀頃、金大城により建設されたとされる石窟庵と仏国寺ですが、製作者については謎が多く残されたままで、新羅美術の最高峰と呼ばれています。
石窟庵には3.4メートルの大きな如来坐像が鎮座しており、額に埋め込まれたガラスが石窟内に差し込む日差しによって光る仕組みになっています。仏国寺には大雄殿をはじめとする歴史ある建築物が並び、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
水原の華城
photo by pixta
李氏朝鮮王朝末期に建造された城で、華城行宮を中心に、全長5.7キロにも及ぶ城郭、門、砲台、やぐら、軍事指揮所、訓練所、兵士の休憩所などを持つ巨大な建築物です。
春には様々な花が咲き乱れ、広大な敷地内を華城列車で周ったり、敷地内のウォーキングを楽しむ観光客でも賑わいます。1997年に世界文化遺産に登録されました。より歴史等の理解を深めたい方は日本語ガイド付きのツアーなどに参加することもオススメします。
宗廟（チョンミョ）
photo by pixta
朝鮮王朝歴代の王と王妃が眠る王室の霊廟です。500年もの歴史が集約するこの場所は、静けさに包まれています。門から建物まで続く道の周りは精霊がいるとして足を踏み込むことが禁止されており、荘重な雰囲気が漂います。
毎年５月にある王室の祭礼儀式をはじめ、様々な伝統的儀式が今もここで執り行われています。1995年に世界文化遺産に登録されました。複数の人気観光スポットを周ることのできるツアーもおすすめです！
昌徳宮(チャンドックン)
photo by pixta
14世紀から20世紀まで続いた朝鮮王朝の名残を現在に残す古宮の中でも、最も保存状態が良いものの一つで、韓国の五大古宮の中では唯一世界遺産へ登録されている古宮です。
約270年間、王が最も長く住んだ宮殿で、宮殿からは生活の様子を垣間見ることができます。秘苑と呼ばれる美しい庭園は韓国伝統庭園の真髄とも言われ、毎日多くの観光客が訪れています。ツアーなら、観光地を巡るだけではなく現地の民族衣装試着体験もでき、特別な思い出になること間違いなしです！
