2019年現在オーストラリアで安全に注意が必要な場所は?
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シドニー
シドニー中心部を南北に走るメインストリート「ジョージストリート」は、スリやひったくりが多いエリアとしてよく知られています。それも通りの南側に集中して発生していますから、なるべく通行を避けるようにしましょう。
シティのチャイナタウンからタウンホールまで、ジョージストリートを利用する機会は多くなるともいますが、貴重品管理には注意が必要です。
また、基本的に夜間行動はホテル内にとどめておきたいところですが、特に危険なエリアがシドニーで最も犯罪が多いといわれるキングスクロス地区の「ダーリングハースト」です。深夜営業のバーが多く、通りは不穏な雰囲気になることも。
メルボルン
メルボルンの西側及び北側エリアに、治安が良くないとされる場所が集中しています。薬物中毒者による少額強盗や、置き引き、スリなどの被害が多いといわれており、サウスメルボルン、ブランズウィックなどの地名を挙げれば、地元オーストラリア人を眉をひそめます。単独行動は絶対に避けましょう。
ぜひ外務省の海外渡航登録「たびレジ」の登録や、海外安全アプリのダウンロードをおすすめします。非常事態発生時も在オーストラリア日本大使館からお知らせメールで注意が促されるので安心です。
2019年オーストラリアで安全な移動方法は?
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その国土の大きさは世界で六番目!広大なオーストラリアは、美しい海、砂漠地帯と多様な側面を持ち、人々は様々な交通手段を利用しています。観光都市各地では、旅行客向けのツーリストサービスも充実しています。
短距離移動手段(都市部 シドニー、メルボルン)
シドニーでは、市民の足となる鉄道「シティレール」、バス、水上を走るフェリーサービスや水上タクシーなどの交通機関が市内を網羅し、街歩きがとても楽な街です。
また、日本では珍しくなった路面電車「ライトレール・トラム」も運航しており、セントラル駅~スター・シティ間は24時間営業というサービスの良さです。観光地循環バス「シドニーエクスプローラー」、ビーチエリアを周遊する「ボンダイエクスプローラー」も走っており便利です。
通常のタクシーも台数が非常に多く、日中の時間帯は車を捕まえるのにまず困ることはありません。他の主要都市メルボルンやキャンベラも同レベルの交通網が完備しています。
中・長距離移動手段
オーストラリア国内の中~長距離移動は、国土の広さを考えると飛行機移動がやはり楽です。おなじみのLCC「ジェットスター」をはじめ、カンタス航空、タイガーエア・オーストラリア、エア・インディアなど多数の飛行機が国内線をカバーしています。
長距離バスは、世界的に有名なバス会社グレイハウンドのオーストラリア路線「グレイハウンド・オーストラリア」が特に評判の高い会社です。もちろんインターネットから乗車予約ができ、確実に好みの座席を抑えることが出来ます。
長距離列車を利用して、オーストラリア大陸横断、縦断の夢をかなえるのもいいものです。オーストラリアの大自然を車窓から眺めていると、カンガルーの群れを目撃することも少なくありません。
三泊かけてシドニーからパースに向けて横断するなら「インディアンパシフィク」がおすすめ。世界中から観光客が乗車しにやってくる豪華鉄道です。他にも大陸縦断 鉄道「ザ・ガン」、「ザ・クィーンズランダー」など様々な名物鉄道があります。
2019年オーストラリアの宿泊事情は?
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オーストラリアの宿泊事情は、「料金はそれなりにかかるけれど選択肢は広い」という一語に尽きます。物価同様に宿泊費にそれほどお得感が感じられる価格設定ではありません。
また、街中でよく見かける「ホテル HOTEL」の看板は昔の名残で、今はホテル経営をせずにパブやバー、というところも多いことを覚えておきましょう。いきなり現地で部屋探しをするよりも、割引率の高いホテルを探して日本で予約したほうが結局はお得なことも多いようです。
「Booking.com」「Agoda」「Expedia」などの予約サイトを確認しても、雰囲気の良いホテルが一万円以内の価格でたくさん見つかります。旅費の節約は大切ですが、オーストラリアでは少し贅沢してみても、コストパフォーマンスを考えれば断然お得ですよ。
オーストラリア主要観光地の治安状況は?
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結論から言えば、どの観光スポットも基本的には治安のよい環境です。オーストラリアは対日感情もよく、観光地はよく取り締まられており、ツーリストの街歩きには安心な国であるといえるでしょう。
夜間の単独行動を避け、スリや置き引きの被害にあわないよう貴重品管理を心掛け、料金の食い違いなどのコミュニケーショントラブルに注意する、といった旅の基本的な注意事項を守っていれば、まず安心して旅を楽しめると思います。
2019年オーストラリアで現金を手に入れたい時は?
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日本で当座のオーストラリアドルを両替しておく
LCC利用の場合深夜到着の事が多く、しかもオーストラリアまでのフライトは長い!両替する気力も残っていないという場合もあります。行先によってはタクシー代など当座使用する金額程度は、日本で両替しておくことをおすすめします。
市内ではホテルか「コモンウエルス銀行」
ホテルのフロントでも両替は可能ですが、小規模ホテルの場合は断られる場合もあります。一番レートがよくおすすめの両替先は銀行での両替です。
もっとも、銀行、支店によって円両替の取り扱いがない場合もあるため注意しましょう。コモンウエルス銀行が確実日本円両替が可能ですが、そのほかの「NAB」「ANZ」「Westpac」などは、口座所有者のみ限定、もしくは日本円の認証に時間がかかる場合があります。
両替には基本パスポートが必要になります。そして余りにも汚れている・しわがひどい・敗れている紙幣は受け付けてもらえないため注意しましょう。
両替商を利用する
両替商のカウンターも、都市部ではあちこちに見ることが出来ます。コンビニエンスストアの中にカウンターがあることも多く便利です。また日曜日も開いているのがありがたいですね。
海外ATMを利用する
最近ではこのような「キャッシュ両替」とは別に、ATMを利用した海外キャッシングもおすすめです。キャッシング枠を設定してあるクレジットカードを利用するか、銀行のインターナショナルキャッシュカードやデビッドカードを利用する方法があります。
また、最近では新生銀行のように口座から直接チャージ可能な海外プリペイドカード(GAICA)といったサービスもあります。
クレジットカードを利用したキャッシングは利息が付きますが、銀行のインターナショナルキャッシュカードなら、自分の日本の口座から直接現金を引き出すのと変わりはありません。
手数料無料のATMなら、為替レートが若干不利になる程度(プラス2〜4%程度)で済みます。
2019年オーストラリアの平均的な物価は?
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オーストラリアの物価は概して高めとよくいわれています。確かにデフレが続く日本の感覚からすると、かなりの値段に感じられることも多いでしょう。例えばコンビニエンスストアでペットボトルの飲み物を買うと、日本円で4~500円かかる場合がほとんどです。
都市部や観光地においては、高級レストランで食事をとったりマッサージを頼んだ場合にかかる費用は日本と変わらないか、逆に割高に感じられることも多いでしょう。一方、現地で生産される食材や手工芸品などはかなり安く手に入ることが多くなっています。
まとめるとオーストラリア現地の人々が日常生活でよく購入する類のものについては総じて非常に安価、しかし観光客が行くような店で買い物や食事をする場合は日本とほぼ同じかそれ以上の費用が掛かります。