寒い真冬にこそカナダ・ケベック州へ！氷点下30度の美しすぎる世界

毎日布団から出るのが億劫で、家にこもりがちになる冬。どうせ旅をするなら雪がちらつく日本から飛び出して、なるべく暖かい国に逃げたくなるものです。

冬より断然、夏派！の私・阿部サキソフォン（@mnooooom）も寒いところが得意なわけではないので、冬の旅は自然と南国を選びがちでした。でも今回、仕事で訪れたのは氷点下30度にもなるカナダのケベック州。「マイナス30度⁉︎ そんなの無理ィ……」と思っていましたが、私あることに気づいちゃいました。

冬は美しい。そしてケベック州は、冬にこそ行くべき旅先だということに！いまこたつでこの記事を読んでいるあなた、少しずつ重い腰を上げていきましょーっ。

冬に写真を撮りたい！北米最古の商店街「プチ・シャンプラン」

寒い冬にケベック州への旅をおすすめしたい一番の理由は、ケベックシティの「プチ・シャンプラン」！北米最古の商店街であるこちらには、雑貨屋さんやお土産ショップ、レストランなどが並んでいます。

カラフルなお店に白い雪が降り積もって、まるで絵本に出てきそうな光景……。あまりのかわいさに魅了された私は完全に語彙力をなくして、ひたすら「かわいい」を連呼していました。

看板もかわいい。

ああもう、クリスマスっぽくてかわいい。

豚さんがお店を覗いてる！しっぽもくるんとしてる！はい、かわいい！

周辺を歩いていると、大きなクリスマスツリーを発見。訪問したのは2月でしたが、そこらじゅうクリスマスのような雰囲気で散歩が楽しくてたまりません。もう私、ここに住みたい。

時間に余裕のある人は、明るい時間だけでなく暗くなってからも訪れてみて。イルミネーションが点灯して、昼間とはまた違った雰囲気が楽しめます。

夢中で写真を撮っていたら、寒さのことなんて頭から吹っ飛んでいました（時々我に帰ると、やはり寒い）。このロマンチックな風景は、雪が降り積もるこのシーズンでないと見られません。

ホテル「Entourage sur-le-Lac」の凍った湖でアイススケート

さて、次の舞台はホテル「Entourage sur-le-Lac」。しかし紹介したいのはホテルのお部屋ではなく（もちろんとても素敵なのだけど！）、この左窓から見えている真っ白な世界なんです。

外に出てみると、どーん！とこんな景色が広がっています。冬はこのとっても広い湖が凍って、スケートリンクとして利用できるのです！本当にリンクが長すぎて、目を凝らしても向こう側がよく見えません。

お天気の中、この広いリンクでスケートができるなんて最高すぎます。15年ぶりくらいにスケート靴を履いてみましたが、あんなに重いものでしたっけ。昔はスイスイ滑れていたはずなのに、生まれたての小鹿のようになってしまいました……。

▲近くにはアイスホッケーを楽しむ親子の姿も

山に向かって滑るのって、本当に気持ちいいんです。やっと少し慣れてきた頃、前から誰かがやってきました。

あら、おばあちゃんが犬の散歩。日本にいると寒さを理由に外に出なかったり、雪が降ると電車が止まったりと不便なことも多いですが、ケベックの人たちはこれが日常。寒さをマイナスに捉えず、みなさん冬を楽しんでいるように見えました。

可愛い動物も見つけられるかも？スノーシュー体験

スキーやスケートと同じくらい、ケベックの人にとって馴染みのある冬のアクティビティが「スノーシュー」です。日本でいう、かんじきのようなもので足にはめて雪道を歩いていきます。

しっかりと足に装着しないと、途中で抜けてしまうことがあるので気をつけて。スノーシューを使うと、スノーブーツだけでは歩きにくい雪道や斜面がキツイところも楽々と進むことができました。

ウィンタースポーツはちょっと苦手という人もこれならトライしやすく、雪で白く染まる森の中を歩くのが楽しくなります。

ザクザクと雪を踏んで進んでいると、かわいらしいリスを発見！森の中を歩くアクティビティでは、動物を見る機会も多いのだとか。

そして自然に囲まれながら、ガイドさんが用意してくれたホットチョコレートをいただきます。静かで美しい森の中で温かいホットチョコレートを飲めるなんて、幸せの極み。

ほらほら、冬のアクティビティを楽しむのもいいなあって思えてきたでしょ？こたつから出て、あったかい服に着替えてみて。