ライター
堂原 有美 幸せプロデューサー

2019年に長年勤めた広告代理店を退社し、世界一周27ヵ国の幸福国を巡る旅へ。「幸福度」と「教育」の相関関係をリサーチ。幸福国で学んだ幸せの秘訣や、教育、文化、政治などの知識を活かし、日本の人たちがもっと幸せに生きられるよう貢献をしたい。

4、子どもを宝だと思うようになった

photo by Yumi Dohara
幸福国に共通するのは、子どもを宝のように大切にしていることです。スウェーデンなどの北欧では、旦那さんがベビーカーをひく姿や、子どもたちの遊び相手になる姿をよく見かけました。また、地下鉄の車両でも多くのベビーカーを持つ親を見たり、周りの大人たちが子どもをあやしたり、笑いかけたり。航空機でも必ず1人は赤ん坊が乗っているのが普通の光景でした。

photo by Yumi Dohara
帰国後、電車に乗った時に子どもをおぶったお母さんを見かけましたが、誰も席を譲らず強い違和感をおぼえました。すぐに席を譲ったのですが、その光景になんだか悲しい気持ちにもなりました。子どもはこの国の未来をつくる宝です。早くそれに気づきみんなが笑顔でいられる国になってほしいと思います。

5、幸せを感じることが増えた

photo by Yumi Dohara
幸福国といっても、国によって特徴はさまざま。たくさんの自然に囲まれていたり、センスのいい建物が多い、おいしい食べ物がある、優しい人が多い、リラックスできる環境があるなど。その一方で、冬はとにかく寒いとか、生活設備や水回りが整っていないとか、治安がよくないとか、気になることもたくさん。これは日本のほうがいいな、という部分もたくさんありました。

photo by Yumi Dohara
違いを知ることで、日本を知る。旅することで、日本はなんてすばらしい、生きやすい国だったんだと気づくはずです。帰国してからの私は、いつもいつも日本の治安のよさや快適さ、料理のおいしさ、美しさなどに感動しています。幸せを感じながら、感謝しながら、毎日を生きています。

海外から学ぶ幸せのヒント

photo by Yumi Dohara
世界には本当に多くの価値観があります。しかし、国は違えど同じ人間。「幸せ」と感じる要素はどの国もとても似ていることに気がつきました。そして、それを真似をすることでより強く幸せを感じられるのであれば、しない手はありません。

特にはじめの2つの要素「家族を大切にする」「自分の気持ちを優先する」は、どちらも日本人が苦手なことかもしれません。しかし、時間のある今だからこそ、見つめ直してみてほしい。きっと、今より幸せになれるはずです。

ライター
堂原 有美 幸せプロデューサー

2019年に長年勤めた広告代理店を退社し、世界一周27ヵ国の幸福国を巡る旅へ。「幸福度」と「教育」の相関関係をリサーチ。幸福国で学んだ幸せの秘訣や、教育、文化、政治などの知識を活かし、日本の人たちがもっと幸せに生きられるよう貢献をしたい。

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