イエスキリストっぽい人にお金不要論を語られる
肝心のぼくは何をしていたかと言うと、イエスキリストっぽい人にお金不要論を語られていました。
「お金は無意味だ」「物々交換で十分だろう?」「現代人はお金に振り回されすぎて疲弊している」と、いかにお金が不要であるかを教えてもらいました。
軽く1時間は話を聞いていたと思います。ヒッピーにとって、お金にこだわることは自分たちの思想に反する行為だそうです。
片言すぎるスペイン語をフル活用し、最後は意気投合しました!
ヒッピー文化に飛び込んでみた感想は?
まず、ヒッピーはみんな本当に良い人でした。ぼくたちが雰囲気に馴染めずに困っていたら、みんな優しく声をかけてくれました。
「どこから来たの?」「一緒に飲もうよ!」「フラフープ一緒にやる?」すごく穏やかで、温かくて、優しい人たちでした。
また、彼ら・彼女らと出会い、日本という資本主義社会のど真ん中で生活することに少し疑問を抱きました。たとえお金がなくても、こんなに楽しそうで幸せそうな人たちがいるなんて思いもよらなかったからです。
心の底から楽しそうに笑いあって、愛し合って、なんだかすごく幸せそうだったんですよね。
「日本人は裕福なのに幸福度が低い」という話をよく聞きますが、なぜなんだろう?なぜぼくが出会ったヒッピーたちはみんなお金がなくても幸せだったんだろう?幸せって永遠のテーマですよね。
でも旅に出てから、日本を飛び出してから、少しだけ幸せについてわかった気がします。