ライター
グワカモレ 脱サラからの世界半周

「20代最後に色んな国に行きたい!」と脱サラして世界半周の旅にでたアラサー女子。元PR会社勤務。旅のテーマ「現地の人の生活を覗き見する」の名のもとに、できるだけホームステイや居候をしながら旅をしています。 累計訪問ヵ国は約30。特に好きな地域はラテンアメリカと中央アジア

「スペイン語留学」といえば、発祥の地スペインを思い浮かべる方がほとんどでしょう。ただ、スペインの物価はヨーロッパでは比較的安価といっても、日本とほぼ同じか、やや低い程度。留学の費用はかなりかさんでしまいます……。

そこで、今回は質の高い授業を「格安」で受けられる、スペイン語留学の穴場として、キューバの「ハバナ大学」をご紹介します!

キューバの名門「ハバナ大学」

photo by Sutterstock

ハバナ大学は、その名の通り、キューバの首都ハバナにある国立大学です。キューバは教育にかなり力を入れていて、教育水準は世界でも高いレベルと言われています。事実、キューバの識字率はほぼ100%。

そのキューバで最もレベルが高い大学が、今回ご紹介するハバナ大学です。1728年の創立からまもなく300周年を迎える歴史があり、全国から優秀な学生が集まります。

キューバ革命のリーダーであり、その後、国家元首となったフィデロ・カストロもハバナ大学の卒業生。大学構内で仲間と共に、革命の構想を練ったと言われています。

ハバナ大学スペイン語コース

photo by グワカモレ

実は、ハバナ大学は外国人を対象とした「スペイン語コース」を開講しているんです!

大学の公式なコースですが入学試験や条件などはなく、授業料さえ払えば誰でも受講可能です。しかも、教員は全員スペイン語教授法を大学で学んだ、質の高い先生ばかり。レベルも初心者から最上級まで5つのクラスに分かれていて、初心者でも基礎から学べます。

そして、何といっても最大のメリットはその授業料。1週間100CUC(=約11,000円)、1か月であれば300CUC(=約33,000円)と、非常にリーズナブルに受講できるのです!さらに、キューバの物価はかなり低く、平均的なランチなら100~200円前後で済む程度なので、スペインに比べると生活費もかなり節約可能。

■ハバナ大学スペイン語コース概要
・開講時期:通年(ただし8月は休講)
・受講期間:最短1週間~、自由に設定可能。長期希望者向けに4ヶ月、6カ月コースも
・授業料:100CUC(1週間)、200CUC(2週間)、240CUC(3週間)、300CUC(1ヶ月)、960CUC(4ヶ月)、1,392CUC(6カ月) ※1CUC=1米ドル=約110円
・授業時間:月〜金曜 AM9:00〜PM12:30(うち休憩30分)
・クラス:レベルごとに5クラス(初心者、初級、中級、上級、最上級)
・公式サイトURL:http://www.uh.cu/cursos-de-espanol 注:新型コロナウィルスの影響で、2020年4月現在は休講中です。再開時期は大学へお問い合わせください

キューバらしい?驚きの受講申し込み方法とは

photo by グワカモレ

ハバナ大学のスペイン語コースでは、新規の受講希望者がクラスに参加できるのは、月初めの第一月曜のみ。「じゃあ、事前にHPかメールで申し込みをしておこうかな」と思っても、どこにもそれらしい情報は見つかりません。

それもそのはず、なんと受講を申し込む唯一の方法は、第一月曜日の朝9時に、大学内の指定された建物に直接行くことだけなんです!そこでそのまま、申し込み書類の記入と、クラス分けテストが行われます。

今でもクラッシックカーが走り「時間が止まったような国」とも言われるキューバならでは!なんともアナログな申し込み方法ですね。

■受講申し込み兼クラス分けテスト集合場所
・名称:ハバナ大学ヴァローナ館(Edificio Varona, Universidad de La Habana)
・住所:San Lázaro y Calle L ,Municipio Havana
・地図:
・アクセス:老舗ホテル「Hotel Habana Libre」から徒歩3分。San Lázaro通りとL通りの交差する場所

楽しみながらもしっかり学べる授業

photo by グワカモレ

ここからは、筆者が実際にスペイン語コースを2週間受講した際の「実録レポート」をお届けします。

時期によってバラつきがあるそうですが、各クラスの人数は大体5~20人前後。先生は1人です。教科書はなく、資料やスクリーンを使いながら授業は進みます。量はそこまで多くありませんが、毎日宿題も出ました。

5クラスあるうち、ちょうど真ん中の「中級クラス」のレベルは、簡単な日常会話ができる程度。授業では、過去形、未来形、現在進行形などの基本的な文法を学びます。

先生の教授方法もさすがのハイクオリティー。練習問題や会話練習はもちろん、ディスカッションやプレゼンテーション、時には歌やビデオなど、ありとあらゆる方法を使って、楽しくかつ確実に力になるような授業運営がなされていました。

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グワカモレ 脱サラからの世界半周

「20代最後に色んな国に行きたい!」と脱サラして世界半周の旅にでたアラサー女子。元PR会社勤務。旅のテーマ「現地の人の生活を覗き見する」の名のもとに、できるだけホームステイや居候をしながら旅をしています。 累計訪問ヵ国は約30。特に好きな地域はラテンアメリカと中央アジア

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