みなさんこんにちは。TABIPPOのうらたくです。
ドバイに来ています。詳しくは前回の記事をご覧下さい。そんなドバイですが、今回の旅のテーマは「ラマダン」。
みなさんラマダンってご存知ですか?そう、断食のラマダンです。
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ラマダンって何?
イスラム教徒が断食を行う約1カ月の期間を「ラマダン」といいます。
ラマダンはイスラム教徒にとって最も神聖な月で、断食以外にも貧しい人への施しなど様々なことを行い、自己鍛錬します。期間はイスラム暦の9月にあたる時期に行います。純粋な太陽歴に従って行うため、毎年11日ほど前にずれていきます。約33年間で全ての季節のラマダンを経験することになります。
実際には新月が確認されたタイミングからラマダンが開始されるため、イスラム教徒の人たちも1日単位で正確にラマダンの期間を読むことはできないそうです。
要は「よし、今日からラマダン(断食)ね」「え〜〜〜!?」みたいなことが毎年起こってるのかもしれませんね。
もちろんドバイもイスラム教の国なので例外なくラマダンが行われます。
実は「ラマダン期はご飯食べれないし、なんか色々怒られそうだし…」なんてことを思っていたのですが、今回ドバイに来てみてそのイメージがガラリと変わりました。
実はラマダン期のドバイ旅行、普通では見ることのできない光景に出会えたり、お得に旅行をすることができたりと、めちゃくちゃオススメなんです。今回はそんなラマダン期のドバイ旅行について解説していこうと思います!
ラマダンのドバイ旅行①お得がいっぱい
セレブが集まるイメージがあるドバイですが、実はラマダン期は何もかもが安くなります。
「一度はドバイに行ってみたいけど予算が厳しい…」なんて人はぜひラマダン期を狙って行ってみて下さい!
高級ホテルが激安
今回泊まったのはこちらの見るからに高級なホテル。「ワン&オンリー ロイヤル ミラージュ ドバイ」という超有名なラグジュアリーリゾートです。
トリップアドバイザー【2018年 ドバイで絶対に泊まりたいホテル! 10選】でなんと1位を獲得しています。
しかしそんなホテルでも、ラマダン期であれば相場の約40%オフくらいの値段で泊まることができます。
今回僕が泊まった部屋はこちら。こんな高級なホテルに泊まれるなんて幸せすぎます。もう一生ないかも。
ちなみに1人です。
他のお部屋も案内して頂きましたが、もう贅沢すぎる…。
廊下には美術品がたくさん飾られていたり、
こんなオシャレな休憩スペースがあったり。
朝食は食べ放題取り放題のビュッフェ形式。
それだけでなく、注文すればこんな料理も朝から食べられます。これも食べ放題頼み放題です。
ホテル内はこれに乗って移動です。もちろんスタッフさんが華麗に運転してくれます。
こんなところに泊まれたのもラマダン期ならでは。いつもより何ランクも上のホテルに泊まってみたい!という人はぜひラマダンのドバイへ。ホテルにいるだけですぐに時間が経ちます。
ショッピングモールでもラマダンセール
ドバイには大きなショッピングモールがたくさんありますが、ラマダン期はセールをしている場所がたくさんあります。
とにかく何をするにも安く済むのがラマダン期のドバイ。高級で手を出しにくいイメージがあった人はぜひラマダンを狙ってみて下さい。
Address: King Salman Bin Abdulaziz Al Saud St – Dubai
Tel: + 971 4 399 9999
ラマダンのドバイ旅行②観光地を独り占めできる!
ラマダン期はご飯が食べられないというイメージから観光客の数が減ります。つまり逆に言うと観光大国のドバイを独り占めできるということなんです。
当然、ホテルも観光地も人がいません。
ホテルのプールもほぼ貸し切り状態で泳ぎ放題。
日本のテレビでもめちゃくちゃ取り上げられている「ドバイフレーム」の一番上まで上がってみても、
人はこれだけしかいません。
ドバイやUAEの歴史が知れるエティハド博物館もガラガラですごく快適に回ることができます。
こんなにキレイな市街地も、
ナイトマーケットも、
もちろん砂漠も人がいなくてめちゃくちゃ観光がしやすい!観光資源がたくさんあるドバイを、これだけ独り占めできるのはラマダンならではですね。
Old Souk (オールド・スーク)
Gold Souk(ゴールド・スーク)
Spice Souk(スパイス・スーク)
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ラマダンのドバイ旅行③ラマダンならではの観光が楽しめる
ラマダン期には通常の観光地が回りやすくなるだけでなく、ラマダンならではの観光コンテンツも魅力的です。
街の雰囲気が一変
ラマダンでは太陽が出ている間はご飯を食べてはいけないのですが、実は観光客であれば外食を楽しむことができます。
しかし外に食べている様子が見えてはいけないので、こんな風に暗幕で中が見えなくなっていたり、
こんな風に壁が立てられて目隠しをされています。
お店の中では実はこんなに美味しそうな料理を食べることができます。
ラマダンだからといって、僕たち観光客まで食事を我慢しないといけないわけではないんですね。
むしろ周りの目線を一切気にせずに好きなものを食べることができるし、レストランも空いているので食事はラマダンの時のほうが楽しみやすいかもしれません。
ただし、店員さんがラマダン中の場合もあるので、その場合は少し食べるのが心が痛くなります。笑
日が沈むとイフタール
日が沈むと断食が終わり「イフタール」という食事が始まります。
このように観光客もイフタールを体験することができます。イフタールには流れがあり、断食後の空っぽの胃に負担をかけないように水分をまず取ります。
その後デーツをひとくち食べ、本格的なディナーを頂きます。
このように、かなり豪華な料理を食べているようです。
日中はずっと我慢していた食事なので、イフタールになると大量に飲み食いする人が増え、通常時よりもむしろラマダン期の方が太ってしまう人も多くいるようです。
日中はお店を閉めているレストランも、イフタールが始まると現地人・観光客問わずにたくさんの人で賑わいます。イフタールを楽しめるのはラマダン期ならではの特別な観光と言えるでしょう。
おしゃれなラマダンテント
イフタールは家族や親戚、友人などと外で食べることも多く、街中・ホテルの中などあらゆる場所にテントが建てられ、その中でアラビア料理を楽しみます。
この写真は宿泊したワンアンドオンリー内にあるラマダンテントですが、ディズニーの世界に飛び込んだようなおしゃれさ。イフタールが終わると、次は夜明け前の食事「スフール」が始まりますが、それまではこのラマダンテントが活躍します。
ドバイの夜をラマダンテントが彩ります。
ラマダンの注意事項まとめ
最後に、簡単にラマダンの注意事項を説明します。
・路上など公共の場での飲食禁止。
・ラマダンは毎年時期がずれるので確認をしてから渡航時期を決める。
・観光時にはラマダンを行っているイスラム教徒の人たちに敬意を払い気遣いをお忘れなく。
ぜひこの3つを守って観光を楽しんで下さい。
まとめ
いかがでしたか?
正直ラマダン期のドバイに行くのなんて想像もできなかったのですが、ラマダンだったおかげで費用面でも時間面でもコンテンツ面でも充実したドバイ観光を楽しむことができました。
2020年のラマダンは日本のGWと被るようなので、ぜひ今年の長期休暇での旅行先に迷っている方はラマダンのドバイを検討してみてはいかがでしょうか!