こんにちは!星景写真家の船橋 弘範です。
南半球や赤道付近の国々を旅すると、南十字星を見ることができます。天文ファンではなくとも、機会があれば見たいと思う人も多いはず。
私はその昔、オーストラリア・バリ島・サイパン島などを旅行しましたが、星の数が多かったり・都市部の光害で空が明るかったりして、どれが南十字星か分からなくて残念な思いをしました。
南十字星の南十字座は、全天88星座の中で最も小さな星座でもあります。南半球を航海した昔の人々には、南方向を示す目印として利用されました。
今回はその南十字星を探す方法や、日本国内や外国で星座などを探す場合に便利なiPhone用アプリをご紹介しましょう。
どれが南十字星か分かりますか?
Photo by Funahashi Hironori
この写真は、ニュージーランドのテカポ(Lake Tekapo)で撮影したものです。どれが南十字星かわかりますか?
では解説を付けた写真をご覧ください。
Photo by Funahashi Hironori
ここから、南十字星を探す方法です。
【方法1】コールサック(石炭袋)と呼ばれている暗黒星雲の隣にある十字を探します。正確には、十字以外に1個だけ明るい星があります。(ニュージーランドやオーストラリアの国旗をご覧ください。)
【方法2】ポインターと呼ばれている、右側のケンタウルス座α(リギルケンタウルス)からケンタウルス座β(ハダル)をたどると、南十字星の十字の1つに行き当たります。
この2つの方法から南十字星をみつけることができます。
ただし、南十字星の周辺には間違いやすい十字もあるので注意が必要です!
南十字星と似た間違いやすい十字があります
Photo by Funahashi Hironori
この写真は、ニュージーランドのテカポ(Lake Tekapo)の「善き羊飼いの教会」で撮影したものです。