旅先で影響を受けた人はいますか?
割とたくさんいるけど、強烈だったのはインドで会ったインド人かな。お父さんみたいな人。「一緒にお茶飲まない?」ってナンパされたのが最初の出会い(笑)。
1週間ほど一緒にいたんですけど、宗教的な違いや国による違いを色々考えさせられましたね。その時に初めて宗教は面白いなって感じましたし、それ以降の考え方にも少なからず影響を与えてくれたと思います。
その人と話してる中で、自分の常識がいかに狭いものだったかも感じましたし、友達を大事にしなきゃなという当たり前のことをまじまじと考えさせられたりしました。
今やりたいと考えていることはありますか?
これやりたい!っていうでっかい夢とかはないけど、例えば30歳の自分がやりたいことを出来る環境を作るのは今だから、今できることを頑張ろうとは思ってますね。来年からネット広告の会社に就職するんですが、まずはそこで結果を出して次に繋げられるようにできればと思っています。
関田さんにとって旅とはなんですか?
「自分と対話する時間」だと思います。旅に出ると、とにかく一人きりの時間が増えます。バスに延々揺られたり、川の流れをただ眺めたり、飽きるほど空を見たり。そんなことをしていると、色々なことに想いを巡らせて、気づけば自分について考える時間も増えるんです。
あれをやらなきゃいけない、こう振る舞わなければいけないという外からの要因を全て抜きにして、自分の内側からの声に耳を傾けられる。カッコワルイ部分も含めて、ありのままの自分と向き合って、次の自分を模索できる時間が旅にはあるのかなぁと思いました。
これから旅に出たいと思う人へメッセージをお願いします
世界一周することにデメリットは全く無いと思います。したいと思うならするべきだと思います。
ただ、世界一周が絶対的に優れてるわけではなくて、留学したいならすればいいし、大きなイベントをしたいならしたらいいし。自分がやりたいと思うことに情熱を注げばいいんじゃないでしょうか。
多くの選択肢がある中で自分が絶対世界一周をしたいと思うなら、休学にもデメリットは全くないと思うし、ためらう理由は全然ないと思います。
▼関田航平(せきた・こうへい)
1990年神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部社会科学専修。
大学3年時に休学し、10ヶ月間で36カ国を周る世界一周をする。
周った国:台湾、マカオ、タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、中国、チベット、ネパール、インド、トルコ、グルジア、ヨルダン、イスラエル、エジプト、イギリス、ポーランド、リトアニア、ラトビア、エストニア、フィンランド、スコットランド、ドイツ、チェコ、スロバキア、ハンガリー、イタリア、スペイン、モロッコ、アルゼンチン、パラグアイ、チリ、ボリビア、ペルー、メキシコ、アメリカ
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